さりげなく履物を揃える
さりげなくコートをたたむ
さりげなくお茶を入れる
さりげなく肩の埃を払う
さりげなくペンを差し出す
さりげなく、さりげなく。こういう人は人の陰にいるにもかかわらず、常に一緒にいる人に寄り添っていて、しかも目立たず
喜怒哀楽を激しく表すのではなく、それでもさりげなく喜び、悲しみ、心配する
気遣いをしてるという態度は一切なく、すべてさりげなく。此れって美学です。芸術です
チャ子ちゃん先生の市谷時代、最後に入社してきた人がそうだった
そして今もたまに現れるけど、さりげなく身の回りに心を配ってくれる
天性の質なのかもしれないが、彼女がいるだけで空気が和む。それでいて主張がない
しかし仕事をすると隙が無い。いい仕上がり。文章もうまいし着眼もいい
芯がしっかりしているので人に尽くすこともできるのだと思う
そして自分の思いにそぐわないことはさらりとかわす、そのかわし方も芸術、だれも傷つかず気にもとまらない
相手の間違いは真正面から質すのだが、相手が素直に受け入れてしまう優しさが奥にある。つまり糾弾しない
よく「痒い所に手が届く」という言葉があるが、相手が「ココ言ってほしい」というツボを心得ている
これからの時代はこういう人が本流を行くようになるのだなと思う
会いたいなあと思う時にひょっこり現れる
しかし非常に頑固だ、だからこちらも要求はしない。居心地の良さをただ感じるだけにする
そういう時間を持てることも幸せだ
今日は小寒「寒の入り」これから冷たくなり春が来る
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