鶴見和子・志村ふくみさん対談集「いのちを纏う」(藤原書店)2006年出版という本がある
いま群馬県の下仁田では「西舘好子」さんが開いた「ねぎぼうず村」で鶴見和子さんのきものの部屋ができて彼女の著書も多く並んでいる
ゆっくりこれらの本もコーヒーを片手に読むことができる空間だ
西舘好子さんはお母さんたちが歌う子守唄を日本中をめぐって取材し、今もなお日本の子守歌の存続に力を注いでいらっしゃる
その西舘さんは若いころ鶴見和子さんの秘書的な企画者だったようで、鶴見和子さんの講演に同行をしている
鶴見さんは講演の時と、終わっての懇親会の時着物を着換えるのが習わしだったという
365日いかなるときにもきものを着てらっしゃる鶴見さんの着物の数々を、ねぎぼうず村に鶴見家から寄贈されされ、そこにきものは落ち着いている
先日シルク伝道師の有志と見学した
チャ子ちゃん先生自身が飾るきもの箪笥にしまっておくきものという選別をしたので、きものの説明をしながらみんなと見学したとき
鶴見さんの著書の中で人気があったのが「いのちを纏う」鶴見さん志村さんの対談本
若いころ志村ふくみさんの工房を訪ねたことがある、50年は前であろうか
その時反物を触ろうとしたらいきなり白い手袋を渡された
なまいき盛りのチャ子ちゃん先生
手の感覚を無視されたその傲慢?さに腹立ちを覚え取材しないまま席を立った
(若さだわねえ)
そしてこの本を改めて詠むと
蚕のいのち植物の命を尊ぶ心を第一に考えて作品を作っていらしたことが「今」は理解できる
そして今この時代こそ生きとし生けるものに敬意を払わねばと深く思う
本日のチャコちゅうぶはこのようなお話させていただこうかな
20時から
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます