チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの 449

2021年09月14日 09時37分11秒 | 日記
歩き方が悪いといつも思う
男歩きをする
太ももの骨が外側に向いている?そんなことあるのだろうか?

洋服の時は思いっきり男歩き
しかし着物の時は裾が内側につぼまっているのでいやでも女歩きになる
女歩きは内またとは違う。一本の線を見立ててその線に向かって足先を出していく。それが着物を着たときの歩き方だと舞踊家に教わった。一本の線を内側に踏み込んで歩く内または舞踊家の歩き方

無理やり内またで歩くとひざが曲がる、ひざが曲がると背中が曲がる。着物を着てる人で背中が丸くなっている人のなんと多いこと。それは内また歩きを女歩きにすれば改善されると思う

無理に内またにするとお尻が下がり腰が引ける、腰を引くとポッコリお腹になってしまう。最近男も女もポッコリお腹の人とよくすれ違う、多分腰がしっかりしていないのだなあと観察。腰が引けると背筋が回画り猫背になるのは理屈通り

チャ子ちゃん先生の辞書には「努力」という文字が欠けているので、何かの目的のために努力をするっていう感覚は皆無。楽しいからやる、楽しくなければすぐやめる

想いきっり声を出すと気持ちがいいので「声楽レッスン」は続いている。着物は着ていて気持ちがいいので続いているし、着物から学ぶことのなんと多いこと。着物に対する疑問を紐解いていっていると、日本の歴史にぶち当たり、その歴史を紐解いていると日本人の魂を知ることになる。その魂を紐解いていると世界の神々がお出ましになり、結局は世界を統治していたのは日本の「皇尊」ということが分かってくる

全ての文化の始まり、すべての科学の始まり、すべての思想や哲学の始まりはすべて「日本」こういう尊い国に生まれて生活していることに感謝しかない

それにしてもその尊さを教えない教育はおかしい
今はあの江戸時代の鎖国をありがたいと思う気持ちがある。先祖が培った文化があの時代に完成した。今でも着物の柄のほとんどは江戸時代の模様が生き生きと活躍

前に江戸時代初期の浮世絵を見た。そこには茨城の海岸に「浮舟」が下りてきて(いまでいうゆーほー)そこから着物を着た妙齢な婦人が「蚕」の卵を持って出てきた図
「後世の人が描いたんでしょう?」
ともっぱらお評価だったが、私は日本の天皇が「浮舟に乗って」世界中を統治していたという古い書物を読んだことが在るので、とてもうれしく
「結城紬はこの婦人が広めたのかもね」
と言葉を発して皆っさんに顰蹙を浴びた。しかし今でもその浮世絵は本物だと思っている
コメント
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