チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日本を信じよう

2011年03月22日 13時35分46秒 | 日記
週刊ポストの今週号
この「日本を信じよう」
と言う表紙の言葉につられて購入
最近の週刊誌でこんなに日本国民を勇気付ける号はない

見開きの力強い文章
 こんな時だからこそ 自分達たちの力を信じよう
 こんな時だからこそ 希望を持って前を向こう
 こんな時だからこそ 他人のために働こう
こういう文章から始まる見開き
他の内容も一読の価値がある

世界の人たちが驚いている日本人の優しさと秩序そして誠意
皆がその資質に気がつき素直に表現しているのだと思う

「お役に立ちたい」
この気持ちが時としてお節介になったりもするが
いまはそのお節介が尊い
不運は孤独から来る
みんなの気持ちが常に被害にあった人たちのところに届く事が大事

私たちに日本人は
「公のため」に気持ちを一つにし易い気質を持っている
国民全体が一丸となる
この資質をうまく使ったのが先の戦争の国民一丸火の玉だ

そしてさらにこの資質を利用しているのが
「骨抜き洗脳教育」を仕掛けたアメリカ合衆国
昭和20年12月から各日刊新聞が「太平洋戦争史」と言う連載を始めた

それには
日本軍がアジアの国々に対して残虐行為を始めたので
米軍はその行為を止めるために
無差別爆弾や原爆を落として日本軍に戦争をやめさせた
一切は日本の軍国主義が悪かった

そして日本の教科書から修身、日本史、地理を外した
君が代も音楽の教科書から外した

「日本人は本当に卑劣なことをしたのだ」
と自虐史感を持たされて65年
日本を好きになれない人が多かった

しかも「公」のことを考えるより
個人を大切にすることを叩き込まれたので
ひふみ神事でいう「我よし」の考え方が広がっていた
自分さえ幸せであれば良い
自分さえ金儲けで成功すればよい
自分さえ、自分さえーーーー
そして一人ひとりが孤立し一致団結が出来ないようにされた

しかし
今回の大災害は日本人の心の底に眠る「公」の心を揺り動かした

被災を受けた80歳くらいの婦人が
助けられたヘリコプターに乗るとき
自分を抱きかかえている人や周囲の自衛隊員の方に
「ありがとうございます」
と丁寧にお辞儀をして中に入っていった

疲労困憊の中で人々を思いやる気持ちこそ「公」だ
こういう人たちの姿をみて
私達は気がついた
日本人本来の思いやりの心
お互いを認め合う心

「国が滅びれば個人の幸せなど無い」

日本を信じる
日本人を信じよう
自分自身を信じよう

「公から私へ」
コメント
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