チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

激震

2011年03月12日 14時02分19秒 | 日記
津波で亡くなった人が多くいらっしゃって
そのときの恐怖と苦しさを思うと
こちらも胸が痛くなる
ただただご冥福をいのるのみ

当方の揺れも凄かった
13階それに築30年以上
耐震にゆれるように出来ている
とはいえ
ゆれるのは怖い

東京は地震が多く免疫が出来ているので
少々の揺れには慌てない
始めもそれぞれが仕事をしていて
ヨシダが
「地震ですよ」
「そう見たいね」
「縦て揺れですよ」とセキド
ぐらぐら
「ドアを開けて、窓を開けて、机の下に入って!」

それでも余裕の或るチャコちゃん先生
鏡を伏せてテレヴィをつけて
そこまではよかったが
ッガチャガチャドン!
「こちらこちら」
大きな机の下に逃げ込む

ボトルが棚から零れ落ちギャちゃん
植木が倒れてバサッ
水槽の水があふれピチャぴチャ
本箱から本があふれガシャガシャ
パソコンが机の上から滑り落ちる

わかってはいるが出て行けない

「タナカは?どうしただろう」
今日は珍しく歌舞伎観賞でお出かけ
こけしから「大丈夫、こちら大丈夫」
とメールが入る

タナカに電話するが通じない
それぞれ自宅や知人に電話をしても無しのつぶて

「とにかく片づけよう」
そういえばどういうわけか昨日軍手を10足購入
ゴミ袋も30枚
「今日のためだったのか」

チャコちゃん先生モンペをはく
皆は割烹着をつける
片付け始めたらタナカが新宿から歩いて帰ってきて
「交通機関は全く不通明るいうちに帰ろう」
片付ける間も激しく揺れて机の下にもぐる

テレヴィは落っこちて使用できず
ラジオで状況を聞くしかない
時々京都から、廣島から岡山から安否の電話が入る
私達より状況を良く知っている

不幸中の幸いは
地震が昼だったこと
全員が顔を合わせられたこと
大事な打ち合わせや仕事が入ってなかった
ヨシダは大事な仕事が終わりかえってきたばかりであった
このビルは年数がたっているけどしっかり作られていること
皆怪我一つしなかった

そしてわかったのは
上等な家具は一ミリも動かない
安物家具は簡単にひっくり返る
これって凄いことだ

今日やっと
仙台、岩手、福島、気仙沼の友人知人たちと連絡が取れた
「家族全員大丈夫、家も」
と元気な声を聞き一安心

其処へ大内順子さんから
「比佐子さんこれから大変なことになると思うからお米買っておきなさい」
そうだ先輩の読みは深い
「イザと言うときこそ皆で助け合わないとね」
炊き出しでも何でも間に合うように準備だ
そういえば電気釜も大きいのに取り替えたばかり

友人達に拡散してこれからデパートで購入
ここが哀しい新宿住民
米屋が近くになーーい
週明け黒部の開沢さんにも頼もう
コメント
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