チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日々を書く

2011年03月01日 19時29分52秒 | 日記
一月行く
二月逃げる
三月去る
新年からあっという間に月日がたっていく

良く充実していると日々が早く行く
と言うけれど
そうでもないなあ
わけもわからず月日は行く

今年から10年日記と言うのをつけて見ることにした
ずいぶん昔にも日記を続けて書いていて
或る日読み返したら
あまりにも恥ずかしくて早々に破いてしまった
自分の本心を吐露するのはいいけど
其れを後で読むほど恥ずかしいものはない

誰かに見せるための日記も恥ずかしい
と言うことで
暫く日記を書くのはやめていた

しかし何をしたのかということや
世の中の変化に対してどう思ったのかを
5行くらいで書き綴ることもいいかなと思うようになった
10年過ぎたらきっと破り捨てると思うけど

その他には
「きもの日記」は此処30年つけている
何のためにどういうきものを着たか
その日はどのコーデイネートであったか
これは私自身にも役に立つが
本にして発表すると
きものに関心或る人の目印ともなる

チャコちゃん先生は
手帳が好きで
アチコチで手帳を購入し
ちょっとした時間があるとなにやら書き付けている
時には草花を写生したりしている

小学校の頃から
ノートは落書きで満載だった
かといって絵がうまいわけではない
ひどいもんだ
でも何かを感じることがすき

その都度新しい手帳を買うので
何をどこに書いたか忘れる始末

去った日は絶対に戻らない
記憶の中にはあるが
現実にはない
だから日記を付けたくなるのであろうか

カトリーヌドヌーブの映画で
「母の日記」と言うフランス映画があった
その日記が存在したために
全ての話がどんでん返しになるストーリーだが
捨てるのを忘れて書いた本人が亡くなってしまったので
その日記の真実に
遺族はその後の人生を変えさせられる

心の吐露は土の中へ

どうせ捨てるとしたらーー
コメント
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