チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

和装振興議員連盟

2011年03月06日 16時27分11秒 | 日記
「お正月はきもの委員会」と言うのを立ち上げて13年
毎年2月の末に着物姿の写真を撮って応募をしてきた方の
審査をする
その中に国会議員の和装振興議員連盟の方々を写した
写真も混ざっていた

今話題の前原議員は黒紋付を七五三のように着付けてもらっている
大体きものを着るとその御仁の素性が出るが
元総理のM氏はまさしく何処かの親分風のいでたち
伊吹クンは胸元からババシャツならず爺シャツが見える
今年の冬はことのほか寒かったからのう

政権をとった民主党の議員が幅を利かせている
「先生先生まあ前にどうぞ」
と自民党の議員に勧められるのかしらん

その筋の方風
書生風
お笑い風
七五三風
関取風
と男50数名女20名足らずのうち
素敵な殿方の着物姿もあった
お名前がわからないが凛としてたぶんご自身での着付けであろう
姿が美しいし寸法もあっている

ほとんどの男は羽織ひもをぼんぼりのように
お腹位置につけているが
その方はきちんと羽織ひもを手結びしてらした

女議員は見るからに優しいそうに見える
きものを着ると楚々とした雰囲気になってくる
それにしても
比例区で生き返ったk嬢はその派手さにおいてお品がすたった
10代後半の女ノ子が着るときっといいだろうがーー

こちらも名前を存じ上げないのだが
年齢にあった優しいグレイピンクの訪問着が
とても似合っている人がいた
たぶんご自分で着たのだと思う
寸法も合っているし衿の合わせ方に品がある

でも一応に皆嬉しそうだし
平和な顔だ
そのお顔を見ているだけでこちらも笑みが出る
国会議員はきものを制服にすると
もう少し品性が整うかもしれへんな

これだけきものに興味の或る議員が居るのに

「もうきものはすたるから国はきものの研究に助成はできない」
と申し渡されてしまったと
今日の打ち合わせで話してくれたある組合の役員

和装振興議員連盟って何をするの?
コメント
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