チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

また一人

2010年12月16日 09時22分37秒 | 日記
ぼかし染めの職人さんが仕事を辞めた
今年の初めは大御所の小紋型染めの職人さんが仕事を辞めている
こうして伝統の技術は日々廃れていく

或る日
京都の博物館に職人さんたちと二条城の襖絵を見に行こう
と入り口で待ち合わせをしたところ
何人かが欠席
「ご都合が悪いの?」
「・・・・・」

あとで漏れ聞いたところによると
入場料を払う余分なお金がないーーー

其れくらい生活が逼迫していた
その親の姿を見て子供が親の仕事を継ぐだろうか

伝統技術に関しての国の保護はほとんどない
小さな助成金が有りそうとだと調べると
「法人」でないとだめだと言う

「国民の生活が第一」と言って政権をとった民主党は
伝統産業を守る姿勢を見せていたので期待をしていたが
菅内閣になってそれはまったくの嘘となった

大きな企業には法人税を下げ
消費税は増税と言う路線
格差はますます広がり伝統産業は個人経営者が多いので
多くがその職を離れていく

菅直人は市民派として政治家になった
青年は大志を抱き
四国お遍路もやって見えない力を信じ
国を導いていこうと総理になった

しかし志とは全く違う方向にいっている
彼の目は他国に向かってるとしか思えない
「思いやり予算」
ヘンな名前のアメリカ軍に渡すお金が
自民党政権のときより実質的に増えている

目を遠くにしているすきに
足元は確実に崩れている
どうかわかって欲しい
今予算が必要なのはあなたの国民の清い伝統産業の人たちだ

「国民の生活が第一」

もう私達個人個人が伝統産業守る力はなくなった
政府が真剣に取り組まないと
日本の伝統産業はなくなる
そうすると国の文化は消滅しただのアメリカの属国の国になってしまう

菅直人あなたは日本の国に日本人として生まれたのであろう?
日本人の誇りを持って欲しい


しかしもともと恩師の市川房江さんを裏切るような人だから
コメント
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