チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

告白

2010年12月08日 09時30分06秒 | 日記
「あと5枚です勧誘してきてください」
ヨシダにシリを叩かれ追い出された
12月25日のクリスマスイヴェントの勧誘だ
後5人集まれば会場は完全貸切になるという

毎月7の日は
我が母校上野が丘高校の七期の面々が四谷に集まる
もう何十年も毎月ナナの日に集まり
友好を温めている

チャコちゃん先生は年に2回くらいしか出席していない
其処へ
「皆25日にあつまれえーーー」
と誘いに行けというのだ

しかもこの月の七の日は丁度火曜日に当る
火曜日は絶対に休みたくないバレエレッスンの日
ヨシダは其れを知っていてあえて
ニコニコ笑って命令する

仕事優先だわな

「おおー」と大歓迎されるが言い出しにくい
12月25日は孫と一緒、家族と一緒、ゴルフ仲間と一緒
と優しいじ様ばかり
それでも二人はゲット

手ぶらで帰ると怖いので少し安堵

ところがオマケつき

難病にかかっている仲間を皆で励ましているのだが
最近はこの会に出席するのもやっと
しかも認知症が始まり
会の会計をしてくれていたのだが今はもう全く無理な状態
歩くのもやっとなので
いつも誰かがさり気なく付いている

美しい友情

その彼が遠くの席からヨチヨチ歩いてきて
チャコちゃん先生の隣に座る
皆何事と!と注意を向ける

「ボクね中学2年のとき転校してきてそのときから憧れていたの」
と中学校でのチャコちゃん先生の印象をアレコレ細かく語ってくれる
T君
「遺言だと思って真面目に聞きなさい」
「ハイ」

「怖かった」とか「いじめられた」とか
何かと男子に評判の悪いチャコちゃん先生

そういえば去年の同窓会でも
これから癌の手術をするというI君に
「ボクずーーとフアンだったの一緒に写真とって」
と最後の告白をされた

陰ではちゃんともててたんじゃあないの
といまはまだ元気な男どもに威張り散らす

「元気なうちに告白なさい」
「これだよねこの態度がねーー」
と顰蹙を浴びてしまった

長い一生のうちたった数年の蛍雪の友
秀才も、暴れん坊も、出来ない子も
わだかまりなく付き合える友たち
来年は出来るだけ七の日に出席しようと思う
コメント
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