選択肢の中から、中古のソニー製TA-DA3600ESを購入しました。US型番:STR-DA3600ES
購入した個体は、動作品ですが、液晶ガラスに傷が有るというもので、そのため敬遠した人が多かったのか、予算内の割と安価で落札が出来ました。発売当時の定価は13万円。
しかし写真をよく見ると、液晶パネルそのものでは無く、前面の化粧パネルにヘアライン状の傷の様です。
現物が我が家に到着して、さっそく外観確認と電源投入。
液晶ガラスのキズと言うのは、やはり化粧パネルの傷でした。電源投入すると殆ど気になりません。
しかも、これは液晶ではなくFLDですね。まあ、どうでも良いですが。
前面。ラックにギリギリ収まりました。これも条件のひとつでした。上はCDプレーヤー。
リアの端子群。すごい端子の数です。
左ブロック。HDMI入力の一番左に IN4 for Audioが有ります。
PRE OUTが有ります。AC電源もインレット型です。
電源投入すると、ほのかに半導体モールドや基板の熱せられた匂いがします。前所有者の使用時間が短いのかな?
ひとまず今の設定状態を確認します。
AVアンプは仕様が複雑で設定項目が兎に角多い。取り扱い説明書はWebから入手しました。
ここで重要なのは、細かい設定をするには、リモコンが必要不可欠という事です。
リモコンは簡易型と多機能型が標準で付いていた様ですが、少なくとも簡易型が必要です。
リモコン無しで出品されている物も有りますが、これでは詳細設定が出来ません。
しかも、LANは使わないにしても、LANを接続しないと設定できない項目も有ります。
「Network Stanby」など。ここを「OFF」にしないと電源を切っても、電力消費しアンプが暖かいです。
設定を確認していると初期設定状態のままのところが多々有ったので、前の所有者もそこまで使いこないしていない感じです。
何せ取扱説明書が216ページもあるので目を通すだけで大変です。
取り敢えず、「2ch STEREO」で音出しに関係ありそうなところだけ設定します。
設定が全て完了して消費電力測定してみると、電源ONで52W(VOL- ∞)、電源OFFで0Wでした。
音を出してみます。普通に鳴ります。
音質評価については次回(その3)で書きます。
さて、折角なので開腹してみます。いつもの悪い癖です。
真上から。全体。
デジタル部分は殆どFPGAにパッケージ化されています。色々なロジックやアルゴリズムが組まれているのでしょう。
壊れた時は、私には修理出来ないでしょう。弄ろうと言う気にもなれません。
左部分の拡大。電源部分です。
右部分。デジタル、ロジック部分です。
左横。トランス、電源基板部分です。
右部分。デジタル部分です。
少し埃が溜まっていましたので、エアダスターで吹き飛ばしておきました。
さて、これをどの様に使いこなすか?。そして音質は? 次回(その3)で書きます。