引っ越してからオーディオ機器を再セッティングして気が付いたのだが、AC電源コードの使い方でノイズが入る。
事の発端は、CDプレーヤーの電源を入れていない状態でもRCAコードをアンプに接続するとスピーカーからのノイズが大きくなるのだ。
DACからのRCAコードはその様なことはなく、関係ない様だ。
そして、CDプレーヤーの電源コードを挿しただけでもノイズが大きくなる。
そこでグランドの回り込みノイズを疑った。特に真空管アンプはグランドが微妙だ。
まずは自作した電源コードに問題が無いか確認。
自作ケーブルとは、Belden 19364とMarincoのプラグ、ソケットの組み合わせである。
極性と接続状態を確認したが問題は無い。
その後、気が付いたのが、このケーブルのシールド用のドレインの処理方法である。
Web上での書き込みを調べてみると、片側(ソケット側)はオープンにしないとAC電源ノイズが機器に入ってしまうと書いてある。
私は、両側ともにグランド端子に接続していた。下の写真の銅線剥き出しの線である。
そこで、さっそくソケット側のドレイン線を切断した。下の写真。プラグ側はそのまま。2本ともこの処理を実施した。
そして、アンプとCDプレーヤーともに修正したAC電源コードを接続。
結果は、アレレ? さっきと状況が変わらない。
これが直接原因では無いのか?まあ、この処理方法が正しそうだから、これはこのままで良いか。
そこで次は、AC電源レギュレータ FUMAN AR-1215の裏面に合計8箇所あるAC outletへの接続位置を変えてみた。
その結果、ACプラグの接続位置でノイズの大きさが違う事がわかった。
このAC outletは、ひとつずつ独立して出力レギュレータを持っていた筈だが何が違うのだろう?。理由はわからないが、ACプラグの挿入箇所を選んで使う事にする。
私のFurmanは単なるトランス式フィルターなのでそれならどうだったか気になります。
Furmanの電源ケーブルにフェライトコアを付けると良いかも知れません。
私のFurmanは電源ケーブルを19364に換えてしまったので今はフェライトの効果は解らないですが、そうする前は確実に効果ありました。
19364はシールドケーブルだからフェライト意味無いかな(笑)
あとプラグはMarincoです。
メインの石アンプはこれでHiFi設定にしておいて、サブの真空管アンプは同じくBeldenのノンシールド無メッキプラグの古いやつに換えて、ゆったりして味のある音にしました。
CDプレイヤーは純銀プラグとBeldenのミルスペック銀メッキケーブル16AWGです。
HiFiチューンとしては純銅プラグと19364の組み合わせの2段くらい上に行けます。
それでもアンプに古いケーブルを使えば味も出せるわけです。
贅沢な物で、あまりにも綺麗すぎると、ゆったりした暖かみのある音も恋しくなるんですよね(笑)
ヴィンテージ品に新しいものは合わないでしょう。何をやっているのか、何を求めているのか、わからなくなります。
新しい技術を導入した高精細のものには、それなりの環境、アクセサリー、部品が必要ですね。
要するに、適材適所といったことでしょうか。
私は、デジタルの音に飽きたら、アナログへ、またデジタルへと、最近そんな感じを繰り返してます。
でも、色々と楽しめます。飽きないですね。
それぞれの良さがあります。
また、ヴィンテージ品が欲しくなりました。