こんな球を持っていたんだ。忘れてた。
そう言えば、プリアンプのPhono EQに挿したまま、3ヶ月以上エージングしていた。
レコードプレーヤーを持っていないので、ヒーターとバイアス電流を掛けたまま信号は流していない。
ずっと使い続けたSiemens E83CC(3mica)がそろそろ1年になるので、そろそろ交換と思い手持ちの球を捜していたら、この球がある事を思い出した。
兎に角、初段の12AX7はMC275の音作りに関しては支配的である。
この松下製の12AX7はその昔、NHKの放送局でも使われていたものである。
ゲッターが斜めに傾いている。日本的な繊細な音で評価が高い。
記憶ではアンディックス・オーディオかクラシック・コンポーネンツで買ったと思う。丸Tが放送局用の表示。
差し替えて聴いてみると、これが良い!!
以前はそんなに良いとは思わなかったが、エージングが功を奏したか?
確かに、繊細で、かといって低音が出ないわけでも無い。レンジが広い。臨場感、空気感もあって、音が広がる。
これは良い!!
暫く、これで聴こう。2本あるので寿命が来ても大丈夫。
また、最近のロシア製も結構良いです。
特にGenalex(GoldLion)は気に入っています。芯のあるしっかりとした音です。