マッキントシュMC275用初段管12AX7を同時に色々と購入した。すべてeBayより。
球の紹介とエージング前の音の印象を簡単に書きます。
なお、音の印象はエージングが進むと、また変わると思うので参考程度です。
まずはVintage管と言われるもの。
①Tesla製ECC803S(チェコソロバキア) NOS $79.95 1970年製? Teslaといえば東欧の雄。
足は綺麗で光り輝いている。
偽者もあるらしいが、偽者と本物の見分け方は、ここに書いてある。
http://www.jacmusic.com/JJ/803S-FAKE/
このサイトを参考にすると、角穴のクランプが内側に向いていることと、ガラスのボトムの形状からすると本物に間違いない。
音は高域、低域もよく出て、特に高域が綺麗だが、中域が少し不足気味で、ボーカルがちょっと控えめになる。低域がはっきりしない。
しかしエージングが進むと変わるだろう。
②JJ製ECC803S(左) Matched & Balanced $32 (1本当り$16)
JJ製ECC83S(右) Blanced Triodes $10.65
確かに、オリジナルのTesla品とは違いリベットが外側に向いている。
JJ製ECC803S --- 倍音、余韻が多い、低音が沈み込む。
JJ製ECC83S --- TeslaがTelefunken ECC803Sのコピーとして作ったものらしいが、その現代版。
高域がちょっと控え目で甘い音。低音が沈む。倍音、余韻が多いがJJ ECC803Sほどでは無い。
③Genalex Gold Lion製ECC83 Balanced Triodes $33.99
現代管ECC83のなかでは少し高級。金メッキ足。
Gold Lionは作りがしっかりしている。
プレートを貼り合せている角穴とリベットが無い。
このGenalexのECC83は、Web上では投稿をあまり見かけないが、音としては、今回の①~③の中では一番バランスが良く、まとまった音である。余韻もあり、ボーカルも前に出る。
この球で暫く聴いて見る事にする。
他の球①、②は例の如く、プリアンプの使っていないフォノ・イコライザ部でエージングして置くことにする。
たぶんエージングで、また音が変わるだろう。
PS.
なお、gooメール無料版が3月10日で終了となることから、gooアドバンス・パッケージに切り替え、このgooブログも今月から「gooブログ・アドバンス(有料版)」になりました。
今後も沢山の写真と共に、書き綴っていきますので、よろしくお願いします。
プリアンプで片ちゃん2本、パワーアンプの初段にと多用しています。これまで気にすることなく製作時に入手した東芝やナショナルを使用しています。それを聴き分ける耳が無いかも知れませんがちょと気になります。いろいろ知見を読ませていただきます。
以前、テレフォンケン(多分東欧製)を入手しましたがマイクロフォニックノイズが気になったことやSRPP回路で発振する傾向があったためデットストックにしてしまいました。
以前は何本か買いましたけど、値が高くてそうそうには買えませんね。
ネームバリューで高値がついているようですが、音質は私にはそれほど良いとは思いませんでした。
それに偽物も多いようで。
ロングプレートが良さそうです。
しかも国産より欧州系が良さそうです。
また、復刻品は大概ちょっとギスギスした感じがあります。その中でGenalexだけは気に入りました。