宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

物質化と非物質化 ~ ダスカロス

2010年07月18日 | 精神世界を語る
 
聖書によれば、イエス・キリストは、カラッポなカゴから魚とパンを大量に取り出して、民衆に食べさせた。その上、十字架上で悲劇的な死を遂げてから、数日後にみずからの肉体を再生して復活した。キリストが起こした奇跡の多くは、物質化のエピソードが占めている。
 
「20世紀最高のヒーラー」の名をほしいままにした、かの高名なるダスカロスによれば、宇宙のエネルギーを捉えて物質化したり、逆に非物質化することは、ヒーリングでもカギを握る重要な技術だという。集中力でエレメンタルを作るテクニックの、高度な応用だ。
 
考えてみれば、そりゃそうだろう。「お医者様もサジを投げていたガンの腫瘍が、みるみる消えていきました・・・!!」というようなのが、ヒーリングの世界では、なんといっても大事。それは、病気の部分を外科手術して取り除く代わりに、非物質化して溶かしていくということを意味する。

ダスカロスによるヒーリングの記録も、このようなエピソードに満ちている。「脊髄の位置がズレてしまって、どうしても治らない」という人をヒーリングしたときは、まず骨を柔かくして、正しい位置に戻してから固め直した。実際に、「骨がスポンジみたいに柔かくなった」という。これも、非物質化の一種だろう。

もしも、物質とエネルギーの間を融通無碍にやりとりできるようになったら、この世のあらゆる限界は克服されたも同然だ。そうなると、もはや、この世を物質界と呼ぶべきなのかどうかも怪しくなってくる。現実には、そこまでは無理にしても、ある程度まで意志の力で物質を出したり引っ込めたりできるようになれば、この世の生きにくさも、かなり変わるはず。

ダスカロスによれば、物質化という高度なテクニックを身につけるに当たって、鍵になるのは、やはり集中力だという。

エネルギーを固めて物質にするわけなのだが、そのエネルギーは、物質界にもともとあったものではない。高次元の精神界にある精神的なエネルギーを、徐々に物質界へと下ろしてくる。高次元の精神界にアプローチするためには、通常の意識では無理。超意識を開発しなければならないらしい。

その精神的なエネルギーを使って、強力な「エレメンタル」と呼ばれるエネルギーのカタマリを作る。さらに、そのエレメンタルを、目に見える形で物質界に顕現させる。並外れた精神パワーを、一点に集中させる瞬間だ。少しでも気をそらせば、それは玉手箱から立ち上る煙のように消えてしまう。

どうやら、結局は、われわれの精神を鍛えることに鍵がありそうだ。それは、スポーツのトレーニングで、肉体を鍛練するのと同じ。刀鍛冶が、真っ赤に焼けた日本刀をガンガン打って鍛えるように、われわれも、おのれの精神を鍛えて、意志の力を強化するのだ。

もっとも、とかく住みにくい、この世。こんな不景気の中を行き抜いていくだけでも、本人が望む以上に精神力を鍛えられてしまいそうだが・・・(泣)。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (名無しさん)
2012-05-21 03:09:10
UFOが舞ってたというのは本当ですか。
やはり彼も宇宙人ーーワンダラーとはまた違ったーーだったのかもしれません。 本人は否定するだろうけど(笑)
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Unknown (ブログ管理人)
2012-05-20 20:54:09
>キッチン日記という、クリシュナムルティとの思い出を綴った本の中にも
彼自身が、新聞紙を非物質化したり、水の味を変えたりするヨギの人らと出会った、ということが書かれていました。
あれほどの人が嘘をつくわけがないのだから、本当なのだろうと思いました。


「クリシュナムルティが講演する頭上では、UFOが舞っていた」という話もあるし、本当にナゾの人物ですな!!
 
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Unknown (名無しさん)
2012-04-08 21:50:38
キッチン日記という、クリシュナムルティとの思い出を綴った本の中にも
彼自身が、新聞紙を非物質化したり、水の味を変えたりするヨギの人らと出会った、ということが書かれていました。
あれほどの人が嘘をつくわけがないのだから、本当なのだろうと思いました。
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