宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

2008年夏、北極の氷はどこまで溶けるか?

2008年05月06日 | 異常気象

  ↑ 観測史上最小になった北極海の氷(2007.9.24)   JAXA 北極海の海氷モニタ


昨年の夏は、衝撃的な事実が明らかになった。なんと、「北極海の氷が溶けてしまった」というのだ。

「これから温暖化が進み、北極の氷は溶けていくだろう」という予想は、だいぶ前からなされていた。だが、「これほど早く溶けるとは・・・」と、誰もが衝撃を受けている。

そう。北極の氷は、何ぴとたりとも予想できなかったほどのスピードで、急激に溶けてしまったのだ。

(もっとも、南極大陸の氷とは違って、北極海の氷は海に浮かんでいる。だから、これが溶けて水に変わるだけなので、海面が上昇するわけではない。ひと安心?)



もっとも、「昨年の夏が、特別に異常だったのかもしれない」という、冷静な意見もある。 問題は、今年の夏がどうなるかだろう・・・・・。

北極海の氷が溶けると、どうなるか。

今まで、日本からヨーロッパに船で行くためには、わざわざ東南アジアのマラッカ海峡とエジプトのスエズ運河を通る赤道回りのコースを通り、とてつもなく遠かった。 それが、ロシアとアラスカの間のベーリング海峡を通って、北極海を横切れば到達できることになる。

赤道を回る航路と比べれば、大幅なショートカットである。「輸送費が3分の1になる」と試算されている。





地球環境にとっては悪夢だが、航路短縮は夢のような話だ。

アジアとヨーロッパ間の貿易は、増大する一方。「憧れの北極航路」をめぐって、地球人たちの政治対立も、例によってさっそく激化し始めた・・・・・。

 



   


最新の画像もっと見る

コメントを投稿