高島康司氏の最新刊・「未来予測 コルマンインデックスで見えた 日本と経済はこうなる」には、最先端のアセンション情報がふんだんに盛り込まれている。中でも注目は、カール・ヨハン・コルマン博士のアセンション理論、「コルマン・インデックス」だろう。
「2012年の冬至に終わっている」ということで有名な、「マヤのカレンダー」(マヤ暦)。そして、「時間の進み方は、加速度的に早くなっている。時間の加速は、2012年の冬至にピークを迎える」と唱えて注目された、「テレンス・マッケンナのタイムウェーブ理論」。
最近はそうでもなくなってきたのだが、何年か前までは、「アセンション」といえば、なんといってもこの2大理論だった。アセンションについて書かれたものを見れば、まず例外なく、この2つが最初に引き合いに出されていたものだ・・・。
その点、コルマン・インデックスは、マヤ暦に対する新たな解釈に、「タイムウェーブ理論」の要素を加味して発展させた、ある意味では正統派、ある意味では極めて革新的な、究極のアセンション理論(?)とも呼べるものに仕上がっている。
マヤ・カレンダーは、通常、「紀元前3114年8月11日から始まり、2012年12月21日に終わる」とされている。でも、コルマン博士にれば、これは誤りだという。
まず、終わるのが2012年の冬至ではなく、「2011年10月28日に終わる」というのが正しいらしい。コルマン理論に基づき、精密な日数計算をし直したところ、そういう結論になったのだそうな。もちろん、筆者には、その真偽のほどは分からない。ただ、かねてからアセンションの予定表を前倒ししたがっている(?)、せっかちな御大・船井幸雄会長には、この点が大いに気に入られているようだ。まあ、早くなるのなら、それに越したことはないでしょうな・・・。
終わりが一年余りしか変わらないのに比べて、始まりは極端に異なる。コルマン博士によれば、マヤ・カレンダーのサイクルが始まるのは、とても「5千年前」なんてものではない。なんと、「164億年前」だという。
というより、「マヤ・カレンダー」と言っても、種類はひとつではない。それは長短さまざまな、いくつもの暦から成り立っていて、中にはそんなに長いものもある。それを、コルマン博士が独自の解釈により組み合わせた・・・というのが真相のようだ。マヤのピラミッドなどに刻まれている痕跡を調べたところ、実際に、何十億年ものタイムスパンを持つ壮大な暦もあったらしい。それは、人類という以前に、宇宙や地球、そして生命の進化を含む、意識進化の予定表だったのだ。
コルマン理論では、マヤ暦は以下のような9つのサイクルでできあがっている。
おもしろいのは、「すべてのサイクルが、2011年10月28日に終わる」というところ。つまり、9つのサイクルは、「終わったら、次のサイクルにバトンタッチする」というワケではなく、それぞれが最後まで完結している。これは、あくまでも、超長期暦・長期暦・中期暦・短期暦・・・といった、大小さまざまな暦の組み合わせなのである。
とはいえ、次のサイクルが始まれば、前のサイクルの役割は事実上、終了する。時間の尺度が違いすぎて、役に立たなくなってしまうからだ。主役が交代した以上、「もはや、第7サイクルの時代は終わった。いまや、第8サイクルの時代に入ったのだ」というような言い方をしても、別におかしくない。
第1サイクル 164億年前から、2011年10月28日まで
第2サイクル 8億4000万年前から、2011年10月28日まで
第3サイクル 4100万年前から、2011年10月28日まで
第4サイクル 200万年前から、2011年10月28日まで
第5サイクル 10万2000年前から、2011年10月28日まで
第6サイクル 紀元前3106年(今から5116年前)から、2011年10月28日まで
第7サイクル 西暦1755年から、2011年10月28日まで
第8サイクル 1999年1月5日から、2011年10月28日まで
第9サイクル 2011年2月10日から、2011年10月28日まで
このように、歴史はいくつものサイクルから成り立っているのだが、後になるほど、だんだん短くなっている。時間の進み方は、加速しているのだ。その分、密度が高くなっている。
「世界は、同じようなことを9回、繰り返す」というのが、ここでの考え方。違うのは、期間の長さと、時間の進み方の速さだけ。世界は、意識進化のサイクルを、9回にわたって繰り返すことになる。
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