宇宙のこっくり亭

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異変が続く、異常気象の日本 ~ 2010

2010年08月23日 | 異常気象
 
予想どおり、残暑が厳しい八月となった。特に、西日本がすごいみたい。8月の下旬になっても、35℃を超える猛暑だ。熱中症にかかって救急車で運ばれる人も、数万人に達している。

原因は「ラニーニャ現象」とも、「偏西風の蛇行」とも言われる。もはや、この問題は、気象庁の管轄にとどまるものではなくなった。環境省も緊急対策に乗り出している。まずは、大学教授や気象庁関係者などを集めて、異常気象を調査するための会議を設立したという。

この暑さは、九月に入っても、まだまだ続くらしい。その一方で、「冬は寒くなる」と予想されている。じゃあ、秋はどうなる? 
 
長袖シャツ一枚で気分よく外を歩けるような、快適な季節はドコにいってしまったのか。もはや、「日本は、春夏秋冬の四季ではなくなった。いまや、夏と冬だけの二季になったのだ」という声まで出始めた。

「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」・・・といった具合に、四季折々の繊細・微妙な季節感を歌に詠んできた古人たちも、暑さと寒さを荒っぽく繰り返すだけの現代日本に連れてこられたら、さぞかしお手上げだろう。
  
週刊文春の「異常気象ニッポン 10大異変!」という記事を見たところでは、今の日本は暑さのあまり、次々に異変が起きているようだ。
 
特に恐ろしいのは、害虫が跳梁跋扈(チョウリョウバッコ)しはじめたこと。たとえば、熱帯の伝染病として有名なマラリアを媒介する「コガタハマダラ蚊」が、台湾から沖縄を通過して、九州でも確認されているという。

最近は、首都圏のビルで、ネズミやゴキブリの害がすさまじい。不動産業界の関係者にとっては、触れたくない話題のひとつだろう。特に、東南アジアのジャングルからやってきたクマネズミはすばしこく、どんな壁でもスルスルとよじ登る。知能も驚くほど高くて、駆除するのは難しい。熱帯のジャングルから、都会のコンクリートジャングルに舞台を変えて、水を得た魚のように暴れまわっている。いまや、中国人観光客でさえ、新宿歌舞伎町でネズミの群れを見て度肝を抜かれるという時代。
 
アフリカ原産のワモンゴキブリも増殖している。体調が5センチもあって、ギョッとするほど大きい。「赤ちゃんがカジラれた」という報告もあるというから、要注意だ。
 
海では、熱帯性の「ヒョウモンダコ」も話題になっている。体長10cmくらいの小ダコなのだが、「ちっちゃくてカワイイ」といって油断しているうちに噛まれるらしい。小さいくせに、フグに匹敵する猛毒の持ち主だというから、油断大敵だ。

さらに恐ろしいのは、食料品への影響だろう。富山では、ナシが不作。山形では、ブドウが不作。「いくらなんでも、今年の暑さは異常。雨もぜんぜん降らない」と、農家はお手上げだ。

野菜の価格の高騰は、とどまるところを知らない。特に上がっているのは、ほうれん草、春菊といった葉モノ。キャベツは、去年より五割以上も高騰した。生産者の話では、「気温が35℃を超えると、作物は生長を止める」のだという。

もちろん、問題は野菜やフルーツだけではない。コメの不作も、心配されている。

影響は、海の幸にまで及んでいる。秋の味覚、サンマは不漁で、「七年前の四分の一も獲れていない」というから深刻だ。まあ、「秋がなくなった」とまで言われる現在の日本だけに、秋の味覚がなくなるのも、うなずけると言うべきか・・・!?

食料品だけではない。北日本を中心に、電力使用量は過去最高に達しているという。

今後の予想としては、「ラニーニャ現象」が原因となり、残暑は厳しくなるとされている。そして、そのまま台風シーズンに突入だ。まだまだ目が離せない、今年の異常気象・・・。

 
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