宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

世界中で大洪水が頻発 ~ 異常気象 2010

2010年08月08日 | 異常気象

世界中で、すさまじい洪水が起きている。

中国では、甘粛省チベット族自治区で、豪雨のため大規模な土石流(地滑り)が発生。死者と行方不明者が合わせて数千人に達した。土砂崩れで川が埋まってダムになり、たまった水が溢れ出して大洪水になってしまった。甘粛省といえば、中国の内陸部で、険しい山脈に南北をはさまれた谷間が千kmにわたって延々と続く地域。シルクロードを通って西域に向かう人々が中国を出るには、ここを通るしかなかったため、古来から「回廊」と呼ばれてきた。そんな辺境の田舎で「四万五千人が避難」するとは、被害がどれほどの広範囲に及んでいるのか想像もつかない。常に洪水の危機と隣り合わせにある南部の長江流域ならともかく、こんな地域にまで水害が広がっているとはオドロキだ。

大雨が続いて、全国的に洪水が頻発している中国。特に南部では、数億人が水害に見舞われている。春先までは干ばつに悩まされていたのに、五月からは一転して大雨という事態に、気候担当の政府幹部は、「2010年に入って以来、中国では、極端な気候が常態化した」という異例のコメントを発表した。

全国的に懸念されているのは、ダムの決壊だ。世界最大級の川・長江をせきとめて造った三峡ダムで、七月には史上最高の水位に達したことが報道された。南部だけでなく、東北部(満州)でもダムが決壊して、すでに大きな被害が出ている。

東アジアの梅雨どきは過ぎたが、秋には台風シーズンがやってくる。当局も警戒を強めているという。

かと思うと、インダス文明の発祥地・パキスタンでも大洪水が起きている。戦乱が続くアフガニスタンに近い北西部で、大雨が降っている。洪水による死者はすでに1600人を突破し、さらに増えている模様。水害による被災者は1500万人に及んでいるというから、これまた想像を絶するスケールだ。雨期と乾期の差がハッキリしているとはいえ、もともと乾燥気候に属するパキスタンでは、史上に前例のない規模の水害だという。

世界的な洪水は、意外な地域にも飛び火した。今度は、ドイツやポーランドで大雨が降り、川が溢れて被害が広がっている。

日本でも、七月の梅雨の末期はひどいことになった。でも、世界はもっと凄い。どこまで続くのか、この「水攻め」・・・。


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異常気象が連鎖するロシア

2010年08月08日 | 異常気象

日本も暑いが、もっと凄いのはロシアだ。もともと寒い極北の国だけに、突如として訪れた赤道直下の熱帯国みたいな暑さで、パニックになっている。

連日、気温が35℃にも達する猛暑で、水浴中に死亡する人が急増し、千人を大きく突破。

暑いだけでなく、雨も降っていない。ロシアは小麦の世界貿易の一割を占める大生産国だが、干ばつの被害で不作が予想され、穀物輸出を一時禁止する措置が発表された。この影響で、小麦の国際相場が二割も急騰するなど、先物市場にも影響が起きている。

しかし、もはや、それどころではなさそうだ。ロシアの国土を覆う森林や、泥炭地で火災が起き始めた。広大な大陸の各地で一斉に火の手があがり、577ヶ所に広がった。火災は驚くほど広範囲に及び、各地で非常事態宣言が出ている。

もうもうと吹き上がる煙は、首都モスクワの空を覆っている。「煙がジャマになり、300メートル先までしか見えない」というほどの視界不良に、空港では、飛行機の欠航が相次いだ。アメリカ国務省がモスクワへの渡航を差し控えるよう警告を出したのに続き、ヨーロッパ各国の政府も渡航の自粛を呼びかけている。赤の広場も煙で真っ白になり、マスク無しでは街中を歩けない状態だという。各国の大使館員が一時帰国するなど、モスクワから脱出する人が続々と出始めた。

心配なのは、原子力発電所への影響だ。ロシアの西部の森林には、チェルノブイリ原発事故で撒き散らされた放射能が、二十年以上たっても残っているという。あのときは、放射能が欧州各地の上空に広がり、世界的な話題を呼んだものだ。

この件は、精神世界関係者の間では、別の意味でも話題になった。というのも、聖書の黙示録に、「にがよもぎ」という名の星が落ちてきて、世界中の川の水が苦くなった・・・という記述があるのだが、なんと、「にがよもぎ」は、ロシア語で「チェルノブイリ」を意味するというのだ。今も記憶に新しい、預言マニアなら知らない人はいないほど有名になったエピソード。確かに不思議な話ではある・・・。

そんなチェルノブイリ原発事故。いまだに放射能が残っていること自体が驚きなのだが、専門家は、森林火災で上がった煙に乗って、その残存放射能が世界に広がることを懸念しているという。

もっと怖いのは、「今も稼動中の原子力発電所に燃え移ったら、どーなるの?」ということだろう。この調子では、いよいよ人類の頭上に、「にがよもぎ」が落ちてきそうな勢いだ・・・。


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