心の中がざらざらしている

　昨日は私にとって最高に刺激的な日だった。
達成感、嬉しさ、幸福感だけではなく、挫折感、屈辱感などさまざまな感情が心の
中で混濁している。昨夜はアルコールが相当入っていたためか、夜はすぐに
眠ったようで、朝目覚めた時はとても幸せな気分だった。
　それなのに時間の経過とともに、心の奥に押し込めたはずの感情がだんだん
出没して、心の中がザラザラしたような気分になり、何とも落ち着かない。
　午前にある勉強会に行っても集中できず、気にすまいと思うのに、不快な気分が
湧き上がってくる。家に帰り一人でゆっくりコーヒーを飲みながら、この精神状態を
何とかコントロールしなければと考えた。

「そうだ美容院へ行こう」と、思いつき電話を入れ行き、ヘアースタイルを変えたい
とか、霊障の話など、店長といろいろなおしゃべりをしたら、随分気が晴れた。
明日は千葉のバラ園への歩行会で、自分のレッスンができないので、スタジオで
レッスンをしたが、まったくヤル気にならない。
　久しぶりにロックンロールをかけて、スタジオ中、メチャクチャに踊り狂った。
息が切れて、全身が汗みどろになった頃、まるで憑き物が落ちたように気持ちが
晴れた。そう言えば先日もテレビで、体を自由奔放に動かすのは最高のストレス
発散法だと言っていたが、自由発散法など、昔そんなセミナーを何度も受けたが
ダンス教師の私は、そんな醜い動きはとてもできないとしり込みし、いつも周り
を観察していたっけ。
　比較的気分転換は早い方だから、心の傷はあらかた癒えたようだ。
「心の中の風通しを良くすること」が、ビビッドに生きるための元だから…