ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

友人が驚いた私の耳鳴り

2013年05月09日 | えっせー
 先日友人が最近耳が悪くなって、家族にテレビの音がうるさすぎると、文句を
言われると聞いたが、高齢になると、生理的にだんだん感覚も鈍くなるようだ。 
 私が16年ぐらい前から「耳鳴り」があると言ったら、「え!何でそんなに健康
なのかしら?といつも羨ましかったのに!」と絶句した。
 私の耳鳴りの原因は突発性難聴炎だった。その頃風邪症状が長く続いたが、
仕事はふつうにこなしていた。膝が毎日痛く、整形外科で治療を受けても治らず
「もしかしたら仕事を辞めなければダメかも」と不安に駆られていた時、ある有名
なスポーツトレーナ―の体操が良いのではと気が付き、その先生を訪れ、治療と
体操を習うために通うことにした。

 毎週火曜日、ヨーガレッスンの後、昼食もそこそこに、地方で二時間かかる
ところに三カ月間通った。膝はだんだん良くなったが、ある日耳に違和感を感じ
耳鼻科を受診したら、「突発性難聴炎」と診断され、大学病院に緊急入院し治療を
受けた。精密検査では他には全く異常は認められず、一週間に入院したが、耳鳴り
は残った。それから西洋医学的治療を半年受けても、耳鳴りは治らないので、今度は
東洋医学的な治療をと、あらゆる療法を受け、随分高額の費用をかけた。
 でも、それ以来、耳なりは途絶えたことはない。膝の痛みは治った代わりに
耳鳴りは残った。

 物凄い不安感で恐ろしくなり、夜中にとび起きたことが頻繁にあったが、でも
「もしこれを気にしていたら、生きていけない、できるだけ気にするのは止そう」
と、割り切ることにしたが、これ以上聴力を衰えさせたくないために、工夫して
「耳のためのレッスン」を作り、あれ以来一日も欠かさずやっている。
 そのお蔭か、そう聴力は衰えていないが、ただノイジーな場所では聞き取りにくい。
日常生活ではほとんど不自由はないし、全身的に健康なので、それぐらい我慢しな
ければならないのかも知れない。時々聴力を確かめるに、電話で時報を聞くが、右耳
ではクリヤー聞こえるが、左の耳は言葉が明瞭ではない。
 でも、体調が良くない時や、精神的に動揺すると、突然耳鳴りは大きくなり不安感が
増大する、などと話したら、「いつも明るく元気なあなたでもそんなことがあるのね」と言われたが、
耳鳴りは多分墓場に行くまで続くのだと思っている。
 


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