ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

一昨日の出来事

2009年06月22日 | Weblog
☆ 会場が見つからない
 学会に参加した日のことだが、飯田橋駅を降りてから、地図を片手に見な
がら歩いていたら、突然突風が吹いて、わたしのパラソルと、手に持って
見ていた地図が吹き飛ばされた。わたしは慌てたが、後ろを歩いていた若い
男性が二人一斉に走り出して、まだ飛ばされているパラソルと地図を拾って
くれた。ホントに有難くて、わたしは丁寧にお礼を言った。
 日本歯科大に着き、地下二階で受付を済ませ,大学の若い先生と挨拶を
交わしたら、彼は「先生もう始まっていますよ。教授も中にいらっしゃい
ますから」と、手招いたので、わたしはそちらが会場かとエレベーターに
乗った。ところがいくら探しても、会場は見つからない。
 それからまた地下に行ったり、一階に行ったりさんざん探したが、受付
さえどうしても見つからない。地下の迷路のようなところは、人もいないので
聞くこともできない。まして人一倍方向オンチなので、エレベーターで昇ったり、下ったり三回もしたのに・…ほとほと困ったて、汗がビッショリになった。
 どこかの会場で必ず学会は開かれているはずなのに……
まったく人気がない。すると学生らしい女性に会ったが、わたしを見て
「どこかお探しですか?」と声をかけてくれ、事情を話すと一緒に探してくれ
たが、二人でいくら広い地下を歩いてもまったくその受付も見つからない。
 するとガードマンらしい中年の男性に会ったが、その学生らしい人と
知り合いらしく、聞いてくれた。

 その日はその会場で三つの学会が開かれているらしいが、わたしの学会の
名を言うと、案内してくれると言ってくれたので、その女性に丁寧にお礼を
言って別れた。あんな地下の迷路のような中を、いくら一人で探しても見つか
らなかったかもしれない。その間はおそらく15分位だったが、もともと恐怖症
に近い神経のわたしは、だんだん呼吸が早くなり、不安感が増してきた時、
その女性に会ったが、まさしくわたしにとって「救いの神」だった。
 ガードマンに案内され、暗い通路をとおって受付についたが、会場は受付
のあるそばにあるドアだったのだ。
 どこの学会でも、受付をしてからかなり歩くから、これでは分からないのは
当然だと思った。まして手招きされたので、わたしはすっかり向こうの方向
と勘違いしたのだ。ようやく会場に入れてほっとしたが、その日は4人の人に
親切にされたと感謝できた。わたしはこんな時はいつも必ずこう思う。
 「わたしも誰にでも、やさしくしたい」と……

人気ブログランキングに参加しました

人気ブログランキングへ