「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

コミュニティバスの外観

2009-07-23 16:51:00 | 街づくり
 中央区もこの12月に導入予定のコミュニティバス。
 台東区では、まちの意匠にマッチした風格ある外観のバスを走らせています。
 ひとつのよいアイデアと思います。
 区民の足になるように、そして区民に親しまれるコミュニティバスを作って行きたいものです。
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川に向かって

2009-07-23 12:06:00 | 街づくり
 川に向かって目線が行くことがとても大事です。
 かみそり堤防になり、川に背を向けてしまってから、川はどんどん汚れていきました。
 護岸整備の千代田区の取り組みです。神田川に向かって、憩いの場となり、災害時の船着場の役割も果たします。
 中央区でも、朝潮運河周辺で、晴海3丁目を中心に護岸整備が進められています。
 中央区にあるせっかくの川の資源を、生かして行けるようにしたいものです。
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壁面緑化

2009-07-23 12:05:00 | 地球環境問題
 簡単な方法で、壁面緑化はやっていけると思います。
 千代田区でも取り組んでいました。
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【衆院選UPDATE1】衆院 7/21解散、衆院選8/18公示・8/30投開票

2009-07-22 23:00:00 | シチズンシップ教育
 衆議院が7/21解散されました。
 8/18公示、8/30投開票の衆院選の火ぶたがきって落とされました。

 解散時、自民303議席(与党334)、民主112議席。
 今日から、定数480の議席(過半数241、絶対安定多数269、三分の二320)をめぐって40日間の選挙前哨戦&選挙戦が繰り広げられます。


 日本の基軸、日本という国のありようを問う選挙です。

 さまざまな問題が山積みされています。
 *世界的不況
 *少子高齢化社会
 *格差と貧困
 *雇用不安
 *疲弊する地方
 *官庁縦割りの政策と予算
 *政官業のなれ合い
 *行政のムダ
 *霞ヶ関への中央集権
 *多極化した世界
 *北朝鮮の核と弾道ミサイル
 *中国の軍事力強化
 *地球温暖化
 などなど

 これら問題を解決するための
 *医療制度
 *年金制度
 *税制(消費税率)
 *教育
 *農林水産業政策
 *環境政策
 *都市計画制度
 *外交・安全保障政策

 そして「築地市場移転問題」に関わるものとしては落としていただきたくない
 *物流や市場の政策
 「歌舞伎座の取り壊し問題」に関わるものとして落としていただきたくない
 *文化振興政策
 などが、
 マニフェストとしてきちんと出されることを期待します。

 有権者は、単に一時のブームや「選挙の顔」で選ぶことはなくなってきたと思われます。

 政権公約・マニフェストの内容、実行の態勢、指導者の資質を堅実に判断していきたいものです。
 ある方が、新聞のコラムに書いていましたが、「衆愚政治に堕ちないためには、高い志と国家感を持ち、一時期辛抱を覚悟せねばならない、と明言できる人を選ぶ必要がある。選挙民に媚(こび)を売ることしか考えない「政治屋」のニンジンにだまされてはならぬ。」を心したいと思います。
 
 国政の停滞を脱し、閉塞感を除去し、持続可能な社会の実現そして未来に夢と希望を抱ける日本という国をつくることができるリーダーを選ばねばなりません。
 一緒に考えて行きたいと思います。
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【障がい者施策UP DATE 3】7/22自立支援協議会 報告書提出

2009-07-22 21:01:26 | 医療

 7/22自立支援協議会が開催されました。
 本日は、大変貴重な報告書が、協議会から福祉保健部長へ提出されました。

 障がい者福祉のあるべき方向性を謳ったとても重要な報告書です。
 今後、福祉保健部長は、この報告書に対し、本年9月までに、回答を行います
 

 どのような報告書なのか私の理解した範囲で、その主旨を書きたいと思います。
 口頭での説明であったため、実際とは、ニュアンスが微妙に違うところがあるかもしれませんが、ご容赦願います。
 今後、報告書自体も手元に置き、障がい者福祉施策の向上のため、私も役立てたいと考えます。
 報告書は、五つの分科会からそれぞれまとめられ構成されています。

障がい児サービス部会
 ①福祉と教育の連携を
 ②生涯カルテの作成を
 ③幼稚園・保育園ー小学校ー中学校の一貫したモデル支援教育からの実践を
 ④区内の障がい児サービスのサポート人員が足りない
 ⑤レインボー明石の日中一時預かりの拡大を
 ⑥ノーマライゼーションの啓蒙を
 ⑦「自立支援協議会運営マニュアル」にそった充実を

障がい者サービス部会
 ①福祉課だけでなく、タテ・ヨコの連携強化し、支援体制構築を
 ②日中一時預かりの充実を
 ③医療ケアの充実を
 ④相談支援事業の充実を、とくに相談からマッチングまで
 ⑤生活の場、働く場、そしてホームヘルプサービスを
 ⑥移動支援の充実を
 ⑦ヘルパーの賃金保障を
 ⑧ケアホーム、グループホームを支えるのは入所機能である。
 ⑨重度のものに対応したケアホームを
 ⑩メディアも用い、生活しやすい中央区作りを
 ⑪働く場の確保を、区役所内も含め
 ⑫生活補償の充実も

地域移行部会
 ①精神障がいの入院そして地域移行の希望など現状把握を
 ②実際に入院の患者に移行を聞き、地域移行のコーディネートを行う
 ③精神障がいのグループホーム、作業所、相談事業など社会資源が少ない
 ④他区とも連携し移行を
 ⑤チームを作り移行促進を

などなど、

居住部会
就労支援部会
 この二つは、部会長欠席のため、協議会では最終報告内容は説明されず、現段階で、私は、内容を把握していません。
 今後、報告書に当たり、理解したいと思います。

以上、報告書の内容。


 次回の自立支援協議会は、9月中に開催予定

 いかなる回答が中央区側からなされるのか、心待ちにしたいと思います。
 そして、なによりも、報告書を参考に、施策の充実に努めて行きます。

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7/31開催です!!第4回コミュニティバス導入検討会

2009-07-22 16:40:00 | 街づくり

 いよいよ、コミュニティバスの最終的な詰めがなされていきます。

 私も議会では、なるたけ区民の有効な交通手段となるように、委員会で発言し、意見書も提出してまいりました。

 第4回の検討会のお知らせを掲載いたします。

 なお、料金のほうは、現在調整中です。
 7月17日の環境建設委員会では調整がつかず、議題に上りませんでした。よって、再度、環境建設委員会を開催した後に、第4回検討会開催の運びとなる予定です。

***以下、中央区のホームページから****

第4回コミュニティバス導入検討会を開催します

 本区では、地域内・地域間を結ぶ公共交通を補完し、区内交通不便エリアの解消及び公共施設の利便性向上を図るため、平成21年度を目途にコミュニティバスの導入を検討しています。
 以下のとおり、第4回検討会を開催いたします(一般公開)。


日時及び場所

日時:平成21年7月31日 金曜日 午前10時から

場所:銀座ブロッサム(中央会館) 7階マーガレット

検討会の構成員:
 国土交通省東京運輸支局、道路管理者、交通管理者、バス事業者、一般旅客自動車運送事業者が組織する団体、一般旅客自動車運送事業者の運転者が組織する団体、区内地域・団体代表、中央区職員

検討会の傍聴を希望する方は…
 当日、会場に直接お越しください。なお、傍聴席の数に限りがあります(30名程度)ので、着席は先着順とさせていただきます。

【問合せ先】
土木部管理課計画調整係
電話 03(3546)5421

***以上****

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ある国に、新しく市場をつくる

2009-07-21 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 ある国に、水産市場をつくることを計画している方々が、日本の水産物流の現場を視察したいということで、その一環として、築地市場の視察のご案内をさせていただきました。
 朝、5時に集合し、まずは、マグロのせりから始まり、市場内をご案内させていただいた後、10時からは、厚生会館の会議室にて、質疑応答を持ちました。
 10時から12時半ごろまで、活発な意見交換となりました。

 築地市場が活気に満ちているということ、物流が効率的であることを彼らはたいへん感心をしていらっしゃいました。

 市場の使用料
 冷蔵庫・冷凍庫
 衛生管理
 物流の中での卸・仲卸の役割
 インターネット利用
 ブランドをどう作り上げたか
 
 など彼らの大いなる関心ごとでありました。

 「卸が結束すると、価格が高くできるのではないか」という質問に、「そんなことはない」との回答が出されましたが、そのことの理解が、どうも難しいようでした。

 お忙しい中、仲卸の皆様の多大なるご協力の下、築地市場視察は無事終了いたしました。
 本当にありがとうございました。
 すばらしい、市場が生まれますことを、期待いたしております。

 かの国で、市場が誕生するように、この地でも、この場所で、築地市場が、未来に向けた新しい市場へと生まれ変わろうとしています。
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リストカットに向き合う

2009-07-20 18:10:07 | 子育て・子育ち
 今、十代の若者の約1割に自傷の経験があります。
 そして、自傷の経験のあるものの約6割が、1回以上経験しています。

 学校が“把握している”自傷する生徒の割合は、中学生で0.33%、高校生で0.37%であり、これは、氷山の一角にしか過ぎないと思われます。

 自傷する理由は、なにか。死にたいわけでも、人の気を引きたいわけでもありません。
 不快感情への対処が、まず一義的な理由です。

 自殺と、自傷は、大きく異なります。
 自殺での苦痛は、「耐えられない、逃れられない、果てしなく続く痛み」であり、自殺の目的は、「唯一の最終的な解決策」です。
 一方、自傷の苦痛は、「寄せては返す波のような痛み」であり、その目的は、「一時的な解決策」であるわけです。
 即ち、自傷では、耐え難い“心の痛み”に対し、“体の痛み”でふたをし、無感覚・まひ状態となります。脳内には、「エンケファリン」が過剰産生されその状態をつくりうるのです。 
 繰り返していくと、自傷は、体が痛みになれることで、エスカレートしていきます。

 自傷は、自殺関連行動ではありますが、「自殺企図」とは異なります。


 自傷する人の「援助希求」を見逃してはなりません。
 しかし、自傷する人は、その自傷行為の部分の医療ケアをしません。リストカットした傷を放置することもふくめ、自傷行為であるわけです。
 その9割は、医療機関をも受診しません。

 
 リストカットした子どもを、医療機関は次のように迎えます。

 ①最初に、幸いにして受診したわけであり、「頭ごなしに自傷をやめなさい」とは、決していうことはありません。

 ②援助を求めて、つらい中、受診しました。その受診したこと自体が高く評価されるものです。

 ③人生のつらいことを耐えてきたそのことは、共感すべきものです。

 ④ただ、専門家の分析に寄れば、だんだんリストカットの効き目が悪くなり、エスカレートすることがあることは、伝えます。

 ⑤「もうしないと約束してね」など無意味な約束もしません。
 ただ、切ったら、かならず報告に来てもらうように約束はします。


 治療にあたっては、まず、自傷の程度をきちんと評価(①援助希求、②コントロール、③エスカレート、④解離、⑤自己破壊的習慣の各項目で)します。

 実際の治療では、まずは、自傷に代替しうる対処法を提案します。
 また、簡単な日々の記録をつけていただき、その情報から、自傷しないですむ場所・人・状況は何か?引き金は何か?を見出し、環境整備への資料とします。


 自傷は、決して無視してはなりません。
 将来のパーソナリティ障害にならないために、今の援助は大切です。結果ではなく、プロセスを大切にした援助でなくてはなりません。


 リストカットをする子ども達に、最も伝えたいことは、「世の中には、信頼できる大人もいて、苦しいときは、いつでも助けを求めてもいいんだ。」ということです。
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がまんする力は、いかに育つか

2009-07-19 23:00:00 | 子育て・子育ち
 お母さんの目の前で、小さな我が子が、道につまづいて転びました。おもっきし、地面に体をぶつけた我が子になんと声かけしますか?

 「痛くない!」と声かけし、それに答え子どもも、立ち上がりました。すると、親は、「えらい!」とさらにたたみかけました。

 がまんする力は、これで、果たして育つでしょうか?

 否。

 小さなうちは、痛いことは痛い、悲しいことは悲しい、怖いことは怖い、怒っていることは、怒っていると、自分のネガティブな感情を自分で受け止めることができるところから、はじめて、我慢強い子の根っこが出始めます。

 親はその子どもの気持ちをそのまま、受け止めてあげるのです。

 転んだ子どもの痛いという気持ちを、痛くないという言葉に「解離」させてはけっしてならないのです。

 子どもの気持ちを受け止めてくれる親がいて、子どもは、安心・安全の守られている気持ちを心にもち、ネガティブな感情を、安全に抱くことができるようになります。

 耐性を育てること、感情を制御する力を育むことは、決して、不快な感情を感じないようにすることではないのです。
 心の中に生じた不快な感情を安全に抱き続けることができることをいうのです。

 周りの大人は、子どもがいだいているそのこの気持ちを是非、受け入れていただきたいと思います。

 
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君主論  マキアヴェリ

2009-07-18 07:46:25 | シチズンシップ教育
 中央区は、今、まちが壊れつつある。歴史と伝統、風格がありかつ耐震性は十分確保されうる歌舞伎座や一世紀近くを経た小学校(明石小、中央小、明正小)が取り壊され、築地市場が日本最大級の土壌汚染のある豊洲へ移転が計画され、一方、街並みを無視して、地域に過大な負担をかける超高層のビルが乱立し、地域の絆やコミュニティが失われつつある。
 地方分権とはいえども、財源の多くは、東京都から依存し、例えば、要らない高速道の延伸計画や一度は地下で作る都市計画決定されていたはずの道路(環状二号線)が地上で作る都市計画決定の変更がなされるなど、東京都の横暴に対しては、なすすべもない存在である。だが、都心区であるという地の利のもと、周辺区よりは、一見、課題の少ない区のように見える。区民の意識・見識は高く、日本の優良企業の本社や支社も多い。
 凪の日にこそ、時化(しけ)のことを想わねばならない。
 区民が、商業、物流業、サービス業、ボランティア活動その他いっさいの人間の営みにおいて、各自が安心して仕事・活動に従事できるように、やればやるだけその成果が返ってくるような勇気づける施策はもっととりうる。町会・自治会活動など地域に貢献し、なんとかして中央区を繁栄させたいと願う方々を高く評価するしくみがあってしかるべきである。商業観光まつり、福祉健康フェスティバル、大江戸祭り・東京湾大華火祭、中央区まるごとミュージアムなどなど、一年の適当な時期に、祭りや催し物が多く開催され、区民が楽しめるようになっていることはよい。多くが受身ではなく、自らがその祭りを作る側として参加する手法をとりいれていけばなおよいと考える。中央区には、職業組合や地区組織が多く存在しており、それぞれの集団の人々を考慮に入れ、折にふれて会合をもち、もっと積極的に意見交換をしていく必要もあろう。
 中央区にはどのような政治的リーダーが待ち望まれるか。
 まず、マキアヴェリの分析で、人間の本質をみてみたい。欲得については、そもそも人間は、恩知らずで、むら気で、猫かぶりの偽善者で、身の危険をふりはらおうとし、欲得には目がないものという。信義については、人間は、邪悪なもので、あなたへの約束を忠実に守るものでもないから、あなたのほうも、他人に信義を守る必要はないという。そして、大衆の性質として、手にとってふれるよりも、目で見たことだけで判断してしまう。大衆は、つねに外見だけをみて、また出来事の結果によって、判断してしまうものである。世の中にいるのは大衆ばかりであり、大多数の人がよりどころを持ってしまえば、少数のものがそこに割り込む余地はない。
 人間の悪い一面をかなり強調している感をうけながらも、そういう人間を相手にするリーダーは、第一に、節約心をもたねばならない。その節約心で歳入が足りて、区民に負担をかけずに各事業を行っていくことが求められる。第二に、思慮と人間味をもって落ち着いてことを運ばなくてはならない。時には戦いに勝たねばならないときがある。戦いに勝つには、法律と力が必要であり、前者は人間本来のもので、後者は獣である。多くの場合、前者だけでは不十分であって、後者の助けを借りなくてはならない。野獣の気性とは、狐のように罠を見抜く力とライオンのように狼どもの度肝を抜く力である。第三に、慈悲深く、信義に厚く、裏表なく、人間味にあふれ、宗教心のあつい人物になれるように心を配らねばならない。
 リーダーは、その街を歩いてよく地形を知り、また歴史書にあたり学ぶ必要がある。人間の頭には、三つの種類がある。第一は、自分が独力で考えをめぐらせるもの、第二は、他人に考えさせて、よしあしを判断するもの、第三に、自分の考えも働かず、他人にも考えさせないもの。第三の頭脳は役立たないが、第一も難しいものであり、一人のリーダーの考えでは、限界があろう。リーダーの傍らには、秘書官の役割を担ってもらえるものを選ぶ必要が出てくる。
 かといって、複数の人の意見を徴していると、結果、まとまった助言が得られないこともあろう。その上、助言者は、それぞれ私利私欲を考えるだろうから、彼らの意見をどう修正し、どう受け入れていいかわからなくなる。まわりの助言から、リーダーの思慮が生まれてはならない。結局、だれから立派な進言を得たとしても、よい意見はリーダーの思慮からうまれるものでなければならない。
 もともと、この世のことは、運命の支配にまかされているのであって、たとえ人間がどんなに思慮を働かせても、この世の進路をなおすことはできない。宿命のままに、身を任すのがよいことになる。とりわけ、現代は、人間の思惑のまったくはずれる世相の激変を、日夜、見せ付けられているから、よりいっそうこの見解は受け入れやすい。しかしながら、われわれ人間の自由意志は奪われてはならないもので、かりに運命が人間活動の半分を、思いのままに裁定しえたとしても、少なくともあとの半分か、半分近くは、運命がわれわれの支配に任せているとみるのが本当だと、マキアヴェリは説く。
 時代や状況の変化に賢明に即応できる人間はなかなかいない。その理由は、人間はもって生まれた性質に傾いて、そこから離れられないからであり、もうひとつは、ある道を進んで繁栄を味わった人は、どうしてもその道から離れる気がしないからである。用意周到な人が、いざ果敢に振舞う時勢になると、腕をこまねいて、どうしていいか分からずに、結局破滅してしまう。マキアヴェリは、人は、慎重であるよりは、むしろ果断に進むほうがよいと助言している。「絶望的なまでの現実に対して、それでも旺盛なるビウィルトウをもって立ち向かう覚悟」(ビウィルトウとは、勇気・気概・技量などを意味する。)が、今、中央区に求められている。
 
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【歩行者専用橋UP DATE6】 7/17環境建設委員会にて

2009-07-17 16:24:51 | 街づくり

 7/17開催の環境建設委員会にて、歩行者専用橋に関しての不明な点を明らかにしてまいりましたので、ご報告いたします。

区が出してきている歩行者数の現状、将来予測両者の数字の詳細と根拠

ピーク時の一時間あたりの歩行者交通量を記載
*現況交通量(平成19年6月19日火曜日)
東側歩道(月島側) 7023人
西側歩道(豊海側) 919人
合計        7942人

*将来の交通量(架橋しない場合)
東側歩道    10709人(=現況7023人+晴海二丁目731人+晴海三丁目2783人+晴海五丁目172人)
西側歩道    3667人(=現況919人+晴海二丁目0人+晴海三丁目2481人+晴海五丁目267人)
合計     14376人(現況の7942人+増加分6434人)

*増加分6434人の内訳
晴海二丁目 731人  (晴海⇒勝どき731人)(すべて東側を通る)
晴海三丁目 5264人 (晴海⇒勝どき2535人、勝どき⇒晴海2729人)
          (東側2783人、西側2481人)
晴海五丁目 439人 (流れはすべて晴海⇒勝どき)
          (東側172人、西側267人)
合計   6434人


*将来の交通量(架橋する場合)
東側歩道  6800人
西側歩道  3667人
歩行者専用橋 3909人
合計    14376人


晴海二丁目計画でシャトルバス計画はあるのか
⇒都市整備部の管轄部分、後に都市整備部に確認したいと思います。

屋根つきの歩行者専用橋の屋根部分の耐震性は確かか
基本的に、阪神淡路大震災でも持つことを前提に設計していく。
屋根は、目隠しの意味もある。

今後の住民説明会の日程
7/1開催のような全体説明会の日程はいまのところない。
個々にあたり、説明をしていく。
全体説明会を開催するかどうかは、状況を見て判断。


架橋を望む人、望まない人の数
行政は、このような見方をしていない。
行政のスタンスとしては、基本計画に記載されているものを進めている。
直近のまちづくり協議会で反対がない。
(わたしは、これだけ反対の声が上がっているのに、まちづくり協議会でその声が出てこないことが、まちづくり協議会自体の問題ではないかと、逆に考えます。)

トリトンに通勤する方々への歩行者専用橋を渡るかどうかのアンケート実施
実施する考えはない。

7/1住民説明会 参加者数
78人。

歩行者専用橋以外の手法はないかどうかの検討
基本計画でうたっており、それ以外の方法は検討しない方向

予備設計は、いつできたのか?どの会社が作成したのか
平成20年度に行った。
工期は、6/21-09年3/27で、パシコン技術管理株式会社が作成

今後、実施設計は、いつ、どこの会社に委託するのか?
夏以降。
発注は、入札にて決定。

現在の晴海とおりの歩行者数は?
本年二月に測定した。
2~5%の歩行者の増加を見た。

架橋に合わせ、勝どき駅の出口新設の計画はあるのか?
まだない。

以上。


 お伺いして感じたことは、
①2008年の基本計画を根拠に区は、歩行者専用橋設置を進める構え

②ただし、個々の説明をして、納得を得る姿勢はもつ。

③しかし、大きな全体説明会は、いまのところ予定がない。
 もし、開催するなら、区議にもきちんと連絡をいただけるように依頼。

④実施設計の発注をかける時期に来ている。
 夏以降、入札後、発注される。
 区も、きちんと説明を行う前には、発注へとは進めない(はず)。

⑤歩行者混雑の緩和に果たして有効かどうかは、私は、疑わしいと考える。少なくともシミュレーションもしくは、アンケート調査をすべきと考える。

⑥防災上の向上は、橋がないよりは、あった方があがることは当然であるが、橋をかける理由までになるかどうかは、私は、疑わしいと考える。

⑦子どもの遊び場や、新たにできる晴海児童館へのルートとしては、よいと考える。
ただし、当初からの橋を架ける理由ではなかった。他の施策よりも優先して進めるべきかは別。

⑧地域の回遊性の向上には、なるであろうと思う。他の施策よりも優先して進めるべきかは別。

⑨行政の出した予測から、一般的に分析すると、晴海三丁目、五丁目関連の人が、東側を歩行するという無理な設定をしていることがわかる。さらに、もっと重大な問題があきらかになる。すなわち、晴海通りの西側の混雑が生じるという問題。

*一般的に考えた場合の将来交通量
東側歩道    7754人(=現況7023人+晴海二丁目731人+晴海三丁目0人+晴海五丁目0人)
西側歩道    6622人(=現況919人+晴海二丁目0人+晴海三丁目5264人+晴海五丁目439人)


 以上。
 

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【学校建替UPDATE3】明石小 建替え説明会 7/15

2009-07-16 23:00:00 | 教育
 皆様、明石小学校の建替え問題に関し、さまざまなご意見をありがとうございます。

 7/15に明石小学校 建替えの説明会が開催されました。

 その場の質疑応答を掲載します。
 区発表の正式なものではなく、こちらで作成したものです。

 明石小、中央小そして明正小の建替え問題を今後とも研究・検討してまいります。

*****以下、質疑応答****
【明石小学校改装説明会の質疑応答】
Q。説明会を、平日のこんな時間(4:30開始)に開催するのはおかしい。この説明会に参加する場合、夕食の準備は、誰がするのか。子どもの面倒は誰がみるのか。
行政は「こどもの事を考えている」と言うが、全然考えていない。
A。保護者の希望で、一学期中の早期開催ということで、保護者会のある今日になった。
説明会は、今回だけではない。

Q。改装工事での安全性に疑問を感じる。大人でも工事現場付近を通るのを避けるほどであるのに2年間も子どもが、危機感を感じながら登下校するのは・・。
注意すると言っても言っているのは、行政の人で実際工事する現場の人でないし、100%安全などありえない中、本当に危険に関して安全といいきれるのか。
また、解体時の騒音、80dB(地下鉄の車内)の中で勉強したり、遊んだりしなくてはいけない。
A。安全性は、十分に注意していく。

Q。騒音の測定は継続し、いつでも見られるように常設してほしい。
A。希望があればそうする。

Q。明石小学校は、地域の人に支えられてきた。
学校関係の保護者だけでなく、地域の人への説明会を開き、意見も参考にした方がよいのではないだろうか。
A。わかりました。

Q。幼稚園・保育園?改装に関しての連絡がなかった。
A。今後は、連絡します。

Q。プールなど施設利用するのに、他の学校へ出向くのに休み時間を利用する事になるが
貴重な休み時間がつぶされてしまう。
A。検討し、あまり負担のないようにする。

Q。改装期間内の卒業式を他の学校で行うことはありえない。
A。そのような事はないようにする。
明石小で出来ない状態でも、ブロッサムなどの区の施設を使います。

Q。老築化は分かるがのだが、伝統的な建物がなくなってしまうのは、さびしい。
全てを取り壊すのでなく、一部を残し面影を継続できないか。
A。今後、検討してきます。

Q。今の5年生・6年生は新校舎を体験しないで卒業していくので、卒業後、完成した新校舎を、見学できるようにして欲しい。また、改装という機会を利用し、建築現場の見学などできれば、よい勉強になるとおもいます。
A。わかりました。

Q。説明会も、事後報告で決まったことを話しているだけだ。
現在、計画が進行している中で、説明会に出た意見を反映してもらえるのか。予算の関係で、事を急いでいるとしか思えない。
A。これまでに段取りを踏んでここまできた。今後の計画に関しても計画の順序を踏まえ実行していく。

Q。前回の説明会の時にアンケートを書いた。その回答を知りたい。
A。わかりました。

以上、
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お盆 

2009-07-16 15:08:00 | NPO・地域力
 迎え火・送り火の行事が町会により開催されました。

 わたし公園をつかってのお盆の行事です。

 祭壇をつくり、テントをはり、提灯をあつめ、供養したものを収集し、交通の警備をし、お茶を出し、・・・さまざまな仕事があります。

 町会の皆様、たいへんお疲れ様でございました。


 
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病後児保育 医師連絡票 江東区

2009-07-15 18:03:20 | 各論:病児保育
 中央区のさまざまなサービスを、ひとつひとつ区民の皆様にとってより利用しやすいものにしていく必要があると思っています。  

 先日6月の第二回定例会 本会議一般質問で取り上げた「病児・病後児保育」の件もその一環から来ています。  

 今週ある患者さんが、中央区の病後児保育を利用とした際、一度医院で診察を受けているにもかかわらず、もう一度、同日、病後児保育の委託医療機関を受診して、入室するということがあったとお伺いしました。 
 確定診断を受けて、治療薬もあるのに、再度、受診しているのです。  

①子どもが二度もクリニックを受診しなければならない負担 
②医療費の無駄使い 
③親御さんなどの時間的なロス ・・・・などの隠れた問題があります。  

 なお、保育をうける子どもの安全性の点では、 病後児保育室の施設の看護師から適切な指示が、周囲の医療機関に入れば、即対応は可能なはずです。 
 そのネットワークをきちんと再度確認をすればすむわけです。  

 そんな中、江東区では、一歩進んだ制度を導入していました。  
 
 「病後児保育 医師連絡票」 
 これをどの医院でも記入すると、どの医院を受診していても、その後、利用が可能になるのです。  

 改善・改革をして、安全で、子どもにとって負担が少なく、そして利用しやすい病児・病後児保育を作っていければよいと思います。
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夏は、月島 草市から

2009-07-15 11:58:33 | NPO・地域力
 7/12(日)、13(月)、14(火)は、月島草市でした。

 商店街の仲間と、例年のように、店を出しました。

 今年は、恒例の「型抜き」と、前回までは「ヨーヨー釣り」を「スーパーボールすくい」に変えて出しました。
 三区画を使っての店開き。

 晴天のもと、大繁盛でした。

 地元の子どもたちと楽しいひと時を過ごしました。
 風邪ばかりひいてクリニック通いであった子達が、小学生・中学生と成長して、たくましい一面を、見れてそれはそれで、クリニックの中では絶対に得られない感動でした。

 グループホーム「フレンドハウス京橋」のご一行をたまたまお見かけして、うちの店で楽しんで言ってくださったこともうれしい場面でした。
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