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想えば、最近は筆を走らせて
便りを・・・なんてことしなくなりましたね。
好きなんですよ、手すきの紙。
今日は、かつての生徒さん達に
お誘いいただき
手すきの紙ワークショップに参加しました。
池袋から東武東上線にゆられて40分。
坂戸駅へ到着。少し歩くと線路脇の建
物の前で手を振る方が・・・。
今日、教えてくださる
「アトリエ線路脇」の森田千晶さんです。
www.senrowaki.com/chiaki
アトリエの右隣には原料の木、
楮(こうぞ)が植えられています。
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「紙の原料には、雁皮(がんぴ)、
楮(こうぞ)、みつまた等がありますが、
これが原料の楮(こうぞ)の木です」
「この小さな枝ね、これは芽。
芽かきも必要な作業なんですよ」
早くもワークショップスタートです。
甘皮をむいた楮。風通しの
よい場所で乾燥させます。
工房です。
網戸の向こうは、線路。
工房のネーミングが「線路脇」というのが
うなずけます。
冷房はありません。
紙は冬季の仕事ですから。
左が、甘皮をむいたもの。
右は、煮出して繊維を柔らかくしたもの。
水をくぐらせて、叩いて、
さらに繊維をやわらかくします。
こんな風に。
かきまぜますよ。
この液を網ですくって漉(す)きます。
さあ、はじめましょう。
森田先生の手取り足取りの指導で
なんとか、形になりました。
5㎜厚さ位の、八枚のはがきの
台ができました。
好きなように、葉っぱなどを
あしらいます。
わたしの材料は、今朝、起きて、
家の雑草を摘んだもの。
乾燥は、先生におまかせ。
乾かして、後日、送ってくださいます。
緑の葉は枯葉色に変色する
そうですが、
さて、どんなふうになるのかな。
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