引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

「海はよみがえる」畠山重篤さんのセミナー。

2012年12月29日 | ときどき日記

.

「食の学校」定例セミナー&忘年会です。

講師は、気仙沼市舞根湾の牡蠣・帆立養殖業 

畠山重篤さん。

.

畠山さんといえば、

「森は海の恋人」の著者であり、

「森と海は恋人」をテーマに海の環境を改善し、

守るために国内外で活躍されています。

.

30年前の赤潮をきっかけに、よい漁場を

生むのは森のおかげ、きれいな川の水が

流れる海にはおいしい海の幸が育つと、

川の上流の森に植林運動を始め、健康な

牡蠣を取り戻した方。

..

その畠山さんの水山養殖場も、あの日、

3.11に壊滅状態に。

NHKのドキュメント番組をご覧になった方も

おありでしょうが、工場はおろか、船もいかだも

なにもかもが流され、一時は「もう、だめだ」

と落ち込まれたそうですが、国内外の仲間に

助けられ、復興された近況をうかがいました。

.

講演後は、前日収穫したという牡蠣を

ごちそうになりました。

自ら大量のかきをむく畠山さん。

Img_0289

Img_0287

Img_0290

レモンをキュッとしぼって、つるんといただきました。

さわやかな磯の香りと甘さが口にひろがります。、

Img_0291

「海の幸には「鉄」が不可欠。

その「鉄」は、森が育てるんです」と畠山さん。

森からの「鉄」が川を流れて海へ、

または地下水となって海に流れこみ、

魚介や海藻の餌の植物プランクトンを育てています。

日本は海に囲まれた国。

そして、その海の幸に恵まれ(ていた)日本。

しかし、

森を育てないと、海の幸に恵まれなくなる日が

くる・・・というわけです。

.

畠山さんは、なにかアクシデントが起きると

「それはなぜだろう」と常に問題意識をもち、

徹底的に調べ、解決していかれます。

「だから面白いんですね」という畠山さん。

飽くことのない好奇心、実行力・・・・・・・・・、

1943年生まれです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いんどうさち(引頭佐知)だし... | トップ | 黒豆のゆで方 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ときどき日記」カテゴリの最新記事