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引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

ラジオ福島収録の旅-②

2016年05月03日 | ラジオ収録日誌

東山温泉「原瀧」の朝食。

 

2003年からスタートした番組

震災の年だけお休みし、

今年で13年になりました。

番組内容は、天宝さんの商品を

つかった料理をラジオのなかで

調理するというもの。

 

15分番組で、

約5分で料理をつくっては、

ゲストさんの試食&コメントを

いただきます。

そしてCM

忙しい番組です(笑)

 

というわけで、ライトエージェンシーの

営業八島さんは覚悟のエプロン姿。

写真撮影までお世話になります。

 コメントを暗記中かな、ゲストさん

午前中に4本収録し、

いつものお蕎麦屋で昼食。

 まずは、近況報告から。

自社商品で8kg痩せたとか、

膝の水を20ccぬいたとか、

腰が・・・、とか1年間の変化を報告

金本さんは、今年も大盛り。

その金本さんに「太鼓の方は、

いまも?」とうかがったら

もちろん、と。

「きっかけはさ、

東京で仕事をしてて、

ちょうど40歳のとき

佐渡の鬼太鼓座のLIVEを観てね、

もう、身体はふるえる、

涙がぽろぽろ出て止まらない、

心身共に強い衝撃をうけてさ、

もう、抜け殻みたいになっちゃって

・・・・・、

こんなことってなかったな、と

その日、人生のリセットを決意。

それからは、

これはと思う師匠の門を叩き、

いろんな道場で太鼓修行してさ、

会津に帰郷後は子どもたちに太鼓を

指導してきたんだ。

 

今は、最初に教えた子どもたちが

力をつけてくれて子どもたちの育成に

努力してくれてる。

県外に進学した学生も、

休みになると帰省してね、

教え子の多くが指導に協力してくれてる。

 

自分が感銘をうけた太鼓で

育てた子ども達が、

次の世代に引き継いでくれてる。

それが見れるっていうこと、

最高に幸せだよね。

 こどもたちの勇姿

広島県出身、ラジオ福島看板アナ。

鏡田辰也さん。

さてさて午後からの収録スタート。

「さー、いきますよ~」

「OKです」

料理はすべてオリジナル。

近年は、自分の料理すべてに

「シンプル・イズ・ベスト!」を

心がけており、

今回のレシピも可能なかぎり

調味料を加えない、

それでいておいしい、をモットーに

考えています。

すべて素材とのマッチングが命。

 

オンエア前なので書けませんが

今日のこの卵焼きも、

えっという材料との組み合わせ。

「なぜ」、と鏡田さん

からかいつつ

つっこみつつ

作り方を実況中の鏡田さん。

 

常に細心の気配りで進行を見守る

金本さん。

この写真、好きです。

はい、できあがり!

ストップウオッチをみる鏡田さん。

 若松ガス勤務の斎藤優子さん。

昨年は上京の折、だしとり教室を

受講してくださいました。

この日にうかがったのですが、

受講後は、当日つかったお鍋類や

だし素材をすべて購入された由。

即、実行!

わたしもそういうタイプなので、

嬉しく思いました。

 

 

収録終了!

おせわになりました。

「また来年!」と笑顔でお別れ。

 

 

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ラジオ福島収録の旅-①

2016年05月01日 | ラジオ収録日誌

 

会津若松の「籠太」さん。

郷土料理とお酒が楽しめるお店です。

「こづゆ」と「にしんの山椒漬け」を

いただきに、駅から直行。

「引頭さん、

丁度、12年ぶりです」とご主人。

 

このひとことでハートに、ガツン!

 お酒は弱いけれど、

ついつい、呑みたい気分になり

おすすめの「会津娘」を。

先付けは、こごみの黒胡麻和え。

噛むとキシ、キシ音が・・・。

「絶妙な歯ごたえ!」

「いいでしょ、

山菜名人が採ってきてくれるの」

(携帯で山菜名人を写真で紹介)

天麩羅のあと、

「アスパラ、どう?」

契約農家のアスパラ。

食べてほしい」

(契約農家こじまさんを写真で紹介)

 

「おいしいね!ー」

「朝倉さんのオルチョ(オリーブ

オイル)で和えてる」

採りたてなんでしょうね。

野性味のある甘さがさわやか。

アスパラといえばアスパラギン酸。

いかにも疲労回復に効きそうです。

会津の郷土料理「小づゆ」

 

婚礼、仏事、他お祝い事の際には

必ず出される実だくさんの汁物。

会津では、膳料理には手を付けず

持ち帰る風習があったため、

このこづゆは酒肴だったのだとか。

 おいしいこづゆに、お客は、

「うめえな」「大しただな」

とか、台所の女性達をほめ

ながらお酒を酌み交わした

ことでしょう。

 

今日のこづゆの実は、

干し貝柱、里芋、糸こんにゃく、

豆麩、きくらげ、にんじん、淡竹、

水菜・・・かな。

にしんの山椒漬け。

こちらも会津の郷土料理です。

木の芽の季節、築地でにしんを

見ると、作りたくなります。

にしん好きなんです。

 

にしんの照り煮の作り方は、

拙著「乾物のレシピ」(池田書店)

74ページ。

お酒好きなお客で満席の「籠太」

お隣は埼玉から出張中のお2人。

「出張前にネットで美味しいお酒の

飲める店を探して滞在中はここと決め、

2日続けて来てます」

飲んでは顔のほぐれるお2人。

注文のときも嬉しそうな笑顔。

おいしいもの好きのようで

話が合い、

「それ、おいしそう!」

「これ、ちょっとどうぞ!」

「うん、おいしい」

肴もお酒もハイピッチなお2人。

わたしも会津娘をクイクイ。

明日収録なのに、クイクイ。

 おしゃべりもはずみます。

 

「妻の母が料理上手でして、

よくおかずの差し入れが届くんです。

里芋とか煮物がうまいんですよ。

で、娘(高校1年)が料理に関心を

もつようになって、

自然な感じで

お祖母ちゃんのところに時々

料理を習いに行くようになりました。

 

家は埼玉でも秩父に近い地方で、

昔から、うどんは家で打つんです。

お祖母ちゃんに教わって、

娘が最近は、うどんも上手に打てる

ようになりました」

やさしい笑顔で話すおとうさん。

 

そのうちお嬢さんが台所を切り盛り

するようになるんだろうな。

そんなことを想像しながら、

またまたクイクイ、クイクイ

酔っぱらいねーさん、

夜遅くにチェックイン。

旅館は東山温泉の「原瀧」。

広~い和室。

布団が1組敷いてあり、

酔眼には、部屋と布団の対比が、

なんだか、

大きな菓子箱に、

1個だけ余った最中のよう。

顔をぱしゃっと洗って、

歯磨きも今夜は軽くすませ、

最中のあんこになって寝ました。

3分たち、

はっ!

ここは温泉ということに気が付き

ふらふらと大浴場へ。

だれもおらん浴場。

気持のよいこと、よいこと。

少し目が冷め時計をみたら10時半。

正気になり、

明日つくるレシピに目を通し・・・

ているうち・・・・・・・・・・・・・・・・・

ZZZ~~。

 

翌日の収録後、

籠太の鈴木さんにお電話したら

「応援してますから、がんばって」

と暖かいお言葉をいただきました。

笑うと目がなくなる鈴木さん

また会いに行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年4月24日 ラジオ福島出演

2015年04月30日 | ラジオ収録日誌

.

今年で12年目になりました。

ここのところバタバタしていたので

ゆっくりしましょうと会津若松へ直行~~。

電車に乗れば、運転席の後ろに立ちます。

磐越西線の車掌さんは女性。

発車の度に、上半身を窓から乗り出し、

ぴーーーーと笛を吹くのが、うれしい

眼をとじれば、

汽車が、片側は海の瀬戸内を走ります。

 

夕食は、会津若松出身・森彰一郎さん

お勧めの栄町「鳥玄」さんへ。

築120年という古民家の焼き鳥屋さん。

突き出しは会津塗りの漆器に盛られた

鶏皮のわさび和え。

その後も、使われている器は、

すべて本郷焼きと会津塗りの漆器でした。

洗った器を一枚一枚、大きな布でキュッキュと

大切そうに丁寧に拭きあげる女将さん(多分80代)。

「本郷焼きは資料館にも行きましたが、

こちらのように実際に使われて、お客が

楽しめるのはいいですねーー」と、

話しかけたら、

「うちは、ぜ~んぶ、会津のもの」と女将さん。

24日朝9時。

営業の八島修さんとリオンドールで食材を購入し、

収録のためのキッチンスタジオ入り。

ほとんどの料理が、みそをつかった料理。

1~長くても5分でつくった料理を

アナウンサー鏡田さんと

ゲストのみなさんが試食し

コメントをいただきます。

残りはスタッフがパクパク。

レンジフードの角の布は、

収録中わたしが頭をゴンゴンぶつけるので

フードが傷まないようにカバーしています。笑

ゲスト 檜枝岐村のお2人。

ゲスト

東山温泉の和菓子店・松本家さま

会津サントスFCさま。

午前の部、終了!

 

昼食は、畑の中のお蕎麦屋「岩人」へ。

 

長寿番組ですよ。

13年目じゃないか? ズルズルっ

いや11年じゃないかな。 ズルズルっ

12年でしょう? ズルズルっ

「震災があって、1年ぬけて・・・ま、いいか」 

ズルズルっ、ズルズルっ、ズルズルっ

 

 午後の部スタート。

ゲストは、若松ガスさま。

 

拙著を購入、だしとりなさってるとのこと。

ありがとうございます!

斎藤さま。

先程、おはがき受け取りました。

ぜひ、だし取り教室にお越しください。

お待ちしています!

「胡麻ドレッシング用の野菜サラダ

適当に盛りつけてください」とクライアントさん。

はいはい、どうぞ!

適当、好きです。

 最後のゲストはクライアントさん。

「12年目ですよ」。

「あっという間でした」。

「毎回毎回、アノ人には苦労しましたよね」。

「はいー、もう」

「収録中も自由ですもんね」

「はいーー、もう」

嬉しそうに悪口言ってます。

こらこら~、同じこと去年も言ってたぞ。

 終了~~~~~♪

パチパチパチパチパチ~

 「また、来年お会いしましょう!!!」

 

あげ足取りの名人で、

アハハオホホの番組ながら

いつも1テイクできっちり収める

ラジオ福島・名アナウンサー

鏡田辰也さんと。

 おらほの好きな会津弁。

クライアントさんの玄関に貼ってあります。

 帰りは、郡山のライトエージェンシーに寄り、

代表、本部長と夕飯へ。

「郡山で一番うまい寿司行ぐべ」

宮城県・閖上(ゆりあげ)の赤貝

 支社長から本部長へ昇格の佐藤賢二さん。

さらにおしゃれに磨きがかかり・・・。

片や、ナッパ服のおじさんは、代表。

天気の良い日は畑に出てます。

 

「襟元、あかぬけた襟巻き見えっけど高級品でねが」

「んだー 高級品だべー」

「たいしただなー」

「イベントで200円!」

店主は31歳ですと!!!。

東京日本橋のお店「M」で10年修業し、

26歳で独立された由。

 

「早く仕事を覚えたかったので

高校で費やす3年間を修業に

当てました」

 

来多老鮨(こたろうずし)

桑野1-21-25

 プレ誕生日ってことで、記念撮影。

 

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ラジオ収録日誌

2014年05月13日 | ラジオ収録日誌

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2003年の4月にスタートした

ラジオ番組の収録です。

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「震災がありまして、今年は11年に

なりますが、実質、今年で10年を

迎え、10回目の放送となります」

クライアントさんのご挨拶。

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15分番組。

ギャラリーのみなさんの試食

時間があるため、ラジオの中

での調理時間は、約5分。

わたしは日本料理が専門ですが、

この番組では、ジャンルにこだわらず

和風、洋風、中華風、

すべてオリジナルで12品考案します。

これで、こんな料理に?

というサプライズを心掛けています。

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試食後、味の感想を。

鏡田辰也アナの巧みなつっこみに

大笑い。

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ギャラリーのみなさんのあとは、

鏡田さんの試食。

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「うま~~いっ!」

.

10年続いたのは、ただただただただ、

こちらのラジオ福島人気アナウンサー

鏡田辰也さんのおかげ。

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次々と、

職人技で、きっちり時間内にまとめます。

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午前中で、4本終了!

.

これから昼食に行くのに、

「これおいしい」と、

残りものを平らげています。

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クライアントさんのキッチンスタジオから

駐車場へ。

朝は毎度、駆け込みセーフ状態なので、

景色を見る余裕がありません。

.

「会津磐梯山ですね」

「頂上の下の残雪、

狐に見えるでしょ」と金本さん。

たしかに、狐が横向きで

眠っているようにみえます。

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昼食は、いつものように畑の

そばの、「岩人」。

若い人に代替わりしていました。

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最後は、クライアントさんの

インタビューも。

.

「10年たちました。

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労をねぎらう代わりに、

わたしを横にして、わたしの悪口。

「この人(わたしのこと)で、ご苦労

なさったこと思います。

こんな自由な人、いませんよね」

「はい、もう」

3人で大爆笑。

.

今回も本当にお世話になりました。

.

今年で、50歳という鏡田辰也アナ、

ライトエージェンシー佐藤賢二支社長。

そっかー、

初めてお会いした時は39歳だったのね。

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番組後も、

うまい、うまい!と箸が。

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終了後は、掃除。

クライアントさん、ラジオ局、

広告代理店さん、

きれい好きA型男子の多いスタッフ。

全員要職にある方々なのですが、

6人で素早くクリーンナップ。

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記念すべきこの日は、

奇しくもわたしの誕生日。

籠田(かごた)とか、うなぎ屋に

行きたかったのですが時間が

なくて帰京(涙)。

.

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ラジオ収録10周年!(2013年4月26日)

2013年05月03日 | ラジオ収録日誌

会津若松には、9時30分に到着。

「おはようございます!」

会議室に入室し、席に着いたら、

クライアントのKさん、

.

「はい、これ、

001

10周年記念のプレゼント!」

.

「えっ!」

「エプロン、エプロン、ただのエプロン」

即、袋をあけてみたら、

ブルーのストライプの,腰までの丈の

すてきなブラウスでした。

全国を飛び回り、超多忙なKさん。

思いがけないお気持ちに

びっくりするやら、うれしいやら、なごむやら。

.

お言葉通り、今日は記念にエプロンがわりに

使わせていただきます。

即、着替えてキッチンへ。

.

さて、この番組は、

鏡田辰也アナウンサーとの掛け合いで

料理をつくっていきますが、

ハプニングを大切にしているので、

事前にレシピの打ち合わせは一切

しません。

今日は6本分の6品。

鏡田さんは、相変わらず、わたしの小さな

ミスをみつけては、

「コラッ!

またぁ、ラジオだから見えないと思って

なにやってんですか。

もう、ほんっと自由なんだから。

みなさん、

引頭さんは、今、こんなことしましたよ。

あんなことしましたよ」と

うれしそうにリスナーに告げ口します。

.

料理ができあがったら、鏡田さんが試食し、

ギャラリーのみなさんにも

試食をしていただき、感想をいただきます。

今回も、16~7人の方がみえています。

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いかがですか?

お1人、お1人にインタビュー。

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4本録ったら昼食です。

今日はどこ、行こう?

ひさしぶりにお蕎麦屋さん「岩人」さんに。

畑の中にあります。

あーーー、ビルが見えなくて、気持ちいい。

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天ざる大盛りーー3名

天ぷらそば―――2名

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さて、再び収録。

わたしは、正直言って「午後から女」。

午後からは、テンションがあがります

.

午後からの1本目は

かぼちゃ料理。

これも5分かかりません。

パパッと切ってつくります。

乱暴な盛り付け、すみません。、

ま、ラジオですから。

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最後の1本は、お味噌汁。

時間もあるので突然だしとり教室に。

今回は、真昆布と伊吹いりこの合わせだし。

「はい、まずは、だしを試飲してください」。

「いやぁ、うまい!」

「なつかしいなぁ」

「おふくろのは、煮干し必ず入ってた」

「だし、うまいなーー」

「材料の量と、とり方もう1回教えて」

「はい、はい、メモとってください。

いいですか。

4~5人分の味噌汁なら、

水1リットル、昆布10g、煮干し20gを

目安にしてください」

番組、終了したかのようなブレイク。

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うど1本、捨てるところなくつかった味噌汁。

うまい!うまい!の連発です。

吸い口は七味とうがらし。

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お味噌汁の試食は、クライアントのKさん。

和太鼓の師匠。13年前から若い人の

指導をされています。

「うれしいのはね。いままで育成してきた

若い人達が育ってくれたことね。

それぞれがリーダーシップを発揮して、

入門してきた若い子を指導してくれてる。

そこまで育ってくれたことね」

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今日の収録も、6テイク、すべてリテイクなし。

鏡田さんは、きっちり時間内におさめます。

わたしは、かつてラジオCMのライターを

していたので、鏡田さんのプロの手腕には

いつも脱帽。

.

終了です。

後片付けは、掃除が趣味の鏡田さん担当。

のどが痛いというのに・・・。

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「あれ?味噌汁は?」

ラジオ福島の若松支社長森さん。

メガネの奥の小さな目を丸くして

「終わった?????

最後は味噌汁と聞いてたから、

あっちこっち急いで回って来たのに。、

まったく、残念だ・・・・・。

味噌汁のみたかったぁ」。

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「また、来年会いましょう!」

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終了後は、和菓子の吉田屋さんへ。

(会津若松市馬場町1-22)

お目当ては柏餅とうつくしい女将さん。

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「じゃ、わたしも買います」と佐藤さん。

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趣味のよい着物姿。

その着物の色を一色さした草履の鼻緒。

歴史ある町の老舗の女将さんです。
















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