波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

「台風19号に学ぶ」

2019-10-14 10:54:15 | Weblog
12日から13日にかけて関東地方を吹き抜けた台風の影響で大きな被害がもたらせられたが、まだ今日現在もその影響は継続している。今回の台風による被害は嘗てないものであり、予測を上回るものであり、且つ又過去に例のないものであっただけに気象庁をはじめ多くの情報機関の放送がありながら防ぐことのできないで多くの被害と犠牲者を出したことは誠に残念であり、心を痛めるものであった。
翻ってこの台風の問題を考えてみるに台風自体の起こる現象の数とその進路についてである。昔から台風自体についての知識は秋、9月を中心に日本の西方を通過するのが通例であり、その被害もさほどではなかった気がしている。しかし近年の台風はその進路もその規模の大きさも徐々に変わり今回のようにかつてない進路である関東地方縦断するというのはおそらく初めてではないだろうか。ましてその大きさも次第に強く大きくなっていることも異常ともいえるほどである。このよって来る原因は年々高まりつつある「地球温暖化」による様々な影響の一つにある太平洋南海上の温暖化によるものとされ、水温の高まりにつれてその現象が変化し、台風の規模や進路にも影響をもたらせているものとされているようである。何れしてもこの関東を縦断した台風は相応の準備と対策がなされながら。それを上回る被害をもたらし死者、けが人はおろか、特に想定以上の雨量による増水で河川の決壊による家屋の浸水、決壊、停電をはじめ鉄道等のインフラへの被害は想像を超えるものになったことは誠に残念なことである。問題は初めての経験で、どれほどの影響があるか何が起きるかを想定できなかったことやその準備も十分でなかったことになるが、これはやむを得ないところもあるだろう。ただ被害にあった人たちには動くことがままならぬ高齢者が多かったことで、この人たちにおける対策はどうであったのか、十分検討されたなければならないであろう。
嘗て昔から「怖いもの」として言い慣らさていた「地震。雷,火事、親父」の格言は「台風、地震、火事、車事故」としなければならないようだ。