波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思い付くままに   「新しい足音」

2017-01-29 09:48:32 | Weblog
アメリカの新大統領が正式に就任して第一声が正式に発表された。それは「TPP」からの離脱だった。このことは就任前から選挙中に公約していた事なので、分かっていたが如何にも実利主義者らしい彼の人柄を表しているように思える。貿易交渉において「話し合える国々とギブアンドテイクの輪を作っておこう」という主旨のTPPに対して「国ごとと話し合いをして自国に有利な内容で自国の繁栄をまず中心に行うということなのだろうが、考えようによってはどちらもあまり変わらないのではないかと思うし、むしろ連帯性を持たせておけば、場合によっては国同士の様々な問題を話し合い、(安全保障、気象問題その他)が出来てアメリカにとっても決して不利だとは思えないのだが、やはりここでは自国への強いアッピールとしてそのポーズをとらざるを得なかったのかとも考えられる。
「メキシコの壁」のもんだいもこれからだが、その問題だけにとどまらず国同士の信頼の問題へと波及することが心配である。
これらはこれから徐々に具体的な政策が実施される事で見えてくるのだろうが、前大統領とのギャップが大きくて刺激的に写ることが増えることだろう。その裏には現在のアメリカの実態が数年前と比べてある意味余裕がなくなりつつあるのかもしれないし、その力を実力で見せたいのかもしれない。しっかり優位性を具体的に示そうとしているようにも見える。
イギリスのメイ首相との最初の会談もかなり印象的でもあるし
世界は今年から様々な形で「乱気流」と「偏西風」の狭間で影響を受ける事になりそうである。
こんな時こそ国内はしっかりと軸足を固めて右往左往することなく日本として正しい対応をとれる体制を整えておく必要があるだろう。