きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

孤独は万病のもと タバコや高血圧と同じくらい危険

2018-11-14 15:30:51 | 健康・病気について
孤独は万病のもと タバコや高血圧と同じくらい危険

全日本民主医療機関連合会(民医連)の地方組織、神戸市東部の東神戸病院を中心に組織されている東神戸医療互助組合。
そこが発行する新聞「健康ニュース」2018年11月号に、第14回全国共同組織交流集会での記念講演のもようが紹介されていました。興味深い内容。




記念講演はヘイムス・アーロンさん。民医連と共同組織の活動を研究する文化人類学者です。
「共同組織・健康へのつながり」についてお話をしてくれました。
すこくインパクトがあったのは、孤独はタバコや高血圧と同じくらい危険―というお話。いろいろな調査で孤独が病気の遠因と示されているのに、一般の病院は施設内で病を治すだけ。
健康教室をおこなったりすることはあるでしょうが、病気の原因である孤独は治してくれません。



孤独の社会的な「治療」
・班会や趣味のサークル
・友の会や組合員コーナー
・なんでも相談
・ボランティア活動
→人間関係を豊かにする
→孤独状態から社会参加へ
→社会的な問題を社会的に解決
→脱医療化した病院?

共同組織は孤独を治療する
共同組織をもっている病院は、班会やサークルの紹介、なんでも相談会やボランティア活動が人間関係を豊かにし、孤独という社会問題を解決できると話されました。
「共同組織は孤独を治療する」「共同の営みは医療機関と共同組織が共に支えあう」地域に頼られる医療機関・共同組織(東神戸医療互助組合)として、組合員と職員が一体となって地域での「駆け込み寺」となるよう信頼を高めて、推進することが求められているのではないでしょうか。今回の集会で強く感じ学びました。

【共同組織とは】
全日本民主医療機関連合会(略称「民医連」)に所属する医療法人などを、医療・福祉の改善を求める運動や、出資金を集める活動で支える組織の総称です。「○○病院友の会」や医療生活協同組合、私たちのような医療互助組合などの形で全国各地に存在しています。東神戸医療互助組合の組合員数は約2万人(世帯)で、全国の共同組織構成員数の合計は約370万人です。
2年に1度、全国の代表が集まって交流集会をひらいています。


孤独の社会的な「治療」。共同組織は孤独を治療する。
民医連などの取り組みもその一環ですね。
生田診療所でも、訪問診療や青空健康チェックなどをやっています。

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