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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

地下鉄のチケット

2007-01-13 06:25:50 | フランス
雑誌を読んでいたらヨーロッパの地下鉄
初乗り料金ランキングが出ていた。
欧州の主要都市の平均価格は2ユーロ。
もっとも高いのがロンドンの5,90ユーロ。
次がベルリン、2,10ユーロ。パリが1,40ユーロ。
アテネが1,25ユーロ、マドリッドが1ユーロ。
と案外、パリは公共交通機関の物価が都会なのに安いのだ。

関係ないが、フランス語の会議が3時間も
続いてすごい今日は疲れた。早口でまくしたてる
フランス語についていくのも大変なうえに、それにあわせて
反論したり自分の意見を言わないといけない。
かつ、自分の意見を流れるようなフランス語で言えなくて
またストレス。こりゃ、疲れるよな。

倉庫街の夜

2007-01-11 16:00:24 | パリ郊外
パリ郊外の工業地帯。ちらっと倉庫街を通った時に撮った写真。
本当は、こんな時間(夜11時ぐらい)に、フラフラと
一人歩いていたら危ないんだけどね、パリ郊外は。
あくまでも場所によっては、ということだが。

自分であること

2007-01-11 09:10:49 | 自分について
今日はフランス人の友人とちょっと話し込んだ。
まあ、大したことない話だったんだが。

で、ふと他人から好かれることについて話が及んだとき
彼はこう言った。

自分を受け入れること
acceptation de soi
それと、自分自信に満足していること
il est bien dans sa peau
が大事だと。

確かに、自分のことを好きじゃないやつに他人のことが
好きになれるわけないし、そんなやつ他人だって好きに
なれないもんな。
でも自分はどうだろう? などと自問。もういい歳なんだけどね。




ぼくのおじさん

2007-01-09 07:02:40 | 自分について
実家の両親は非常に子煩悩なところがあって、
姉が連れてきた僕の甥っ子(4歳)を可愛がるだけ可愛がっていた。
甥っ子が近くにいるにもかかわらず、僕が何もしていないと
母親がすぐやってきて、「ほら、あんたも○○ちゃん(甥の名前)を
抱っこしてあげなさいよ」とたしなめる。甥は、抱かれ癖がついているらしく
抱っこしてあげると、当然のような顔をしている。
僕も子供の頃、あんなふうに親に可愛がられていたんだろうか?
などと自問。あまり覚えていないな。

そんな僕を子供の頃から可愛がってくれたおじさんがいた。
鹿児島のおじさんだ。おじさんの家には娘二人しかいなかったため、
僕を息子のように思ってくれて、よく家に遊びに来ては
お土産を持ってきてくれた。僕はおじさんと将来何になりたいのか話したり、
学校でどんなスポーツをやっているのか説明したりした。
とにかく非常に近い、「話せる」おじさんだったのだ。

今回日本に帰ったときも、鹿児島まで足を伸ばし
おじさんに久しぶりに会いに行ってみようかと考えていた。
姉の結婚式以来会ってないから、もう10年ぐらい会ってない。

ということで、おじさんに会えるのを楽しみにしていた
僕だったのだ(続く)。

2年ぶりに福岡に戻ってみる(8)

2007-01-08 05:23:25 | 福岡
電車に乗って福岡に行ってみた。
西鉄天神駅で降りて、新しくなった天神地下街を歩いてみる。
新しく開通した地下鉄・七隈線の南天神駅まで地下街が続く。

南天神駅から地下鉄に乗って茶山まで行く。
城南区にある何の変哲もない団地が続く街だ。
なんで茶山に行ったかというと、昔従兄弟が住んでいて
よく遊びに行っていたからだ。
茶山の団地はあの日のまま、何も変わっていなかった。
無機質な箱型の団地が続く様子も、丘の上にある自動車学校も。
そこから見下ろす福岡の市街地も。

茶山から六本松までぶらぶらあるく。油山観光道路と言われていた
道路の脇には新しいマンションや高層アパートが立ち並ぶ。
六本松からバスに乗って福岡の副都心西新へ。

西新岩田屋はもうなくなっていたが、
同じ建物に再開発のショッピングセンターが入っていた。
商店街を藤崎に向かって歩く。あの頃と変わらないが、
よくCDを買っていた中古CD屋がなくなっているようだ。
学生の頃、飲みに行った居酒屋、「網元」の前を通る。
まだカルピスサワーはあるだろうか?
買い物していて、「今の大学生はそんな格好してるの?」
などと知らないおばさんから話しかけられたスーパー・サニー
はまだそこにあった。福岡に住んでいた頃は
よく知らない人に話しかけられてたなあ。

西新から続く商店街が終わるところに
地下鉄藤崎駅がある。地下鉄入り口の脇にある
小さな神社はそのまま。猫の額ほどの狭い
境内に入って手を合わせてみた。

2年ぶりに福岡に戻ってみる(6)

2007-01-06 06:32:52 | 福岡
久しぶりに、親がドライブに連れて行ってくれた。
福岡県南部、有明海近くの柳川へ。

筑後川沿いに車を走らせる。九州最大の筑紫平野は筑後川を中心に
二つに分かれる。福岡県側が筑後平野、川向こう、佐賀県は佐賀平野だ。
車の左手にはただっ広い水田地帯が広がる。右手にも水田地帯。その先に
うっすらと背振山地を望むことができる。背振山の向こうはもう福岡市だ。

車はまず酒どころとして有名な三潴・城島を通り抜ける。久留米に合併される
までは三潴郡三潴町・城島町と言われていたところで、筑後川の豊富な水と
稲作を背景にたくさんの酒蔵がある。
そして車は家具の大産地として有名な大川市の市街地に入る。道路沿いに
たくさんの家具メーカーの店舗がつらなる。日本の昭和歌謡の父、
古賀正男の出身地ということで、古賀正男記念館なんてある。
全然興味ないけど。あと明治時代の建築物の前も通る。酒メーカー
清力美術館と旧三潴銀行本店とか。そういうやつ。
なかなか味のある木造建築だ。

そして柳川到着。久留米と柳川は非常に近い。車で1時間もかからないのだ。
柳川では何をしようか。やっぱりうなぎのセイロ蒸しでしょう。

重要なことだけ考えればいい

2007-01-05 06:39:58 | パリ左岸
仕事のことを同僚のバレリーと話していたら
途中から彼女はイライラして、いきなり

va à l'essentiel!
(本質を突け)

と言われてしまった。
ディテールはいいから重要な点をまず押さえろと。
そうなんだよな、本質をつかまないといけないんだけどなあ。
ちなみに話の内容は日本語をフランス語に翻訳することの
トピックスだった。時制の一致とか、単純過去と半過去は
相容れるが、単純過去と複合過去を両立させるな、とかそういう
文法的な話をしていたら、いきなり上述のコメント。
時制より話の内容だよ、って。

なんか事務的な、つまらないルーティーンの仕事ばかりしていると
こんなディテールにこだわるつまらない男になってしまうな。
ああ、旅行に行きてえ、などと日本から帰ってきたばかりなのに
旅の虫が騒ぎ出した一日だった。って逃避?

2年ぶりに福岡に戻ってみる(5)

2007-01-04 06:49:11 | 福岡
翌日、天神に出かけていって一蘭ラーメンを食べようとする。
やっぱ福岡はとんこつラーメンたい!ってな風に。そういえば
山笠があるけん、博多たい!というフレーズもあったな。
(有名なコマーシャルから。って全国的に有名なのか、
地元でのみ有名なのかよく分からないが)

が、天神ビブレの裏の一蘭は昼間から行列ができていたのだ。
福岡に来てまで行列なんかしたくないので、一旦退散。
数時間後にまた戻ってきた。今度は午後4時。
今度こそ食べるぞ、と思ったら、また店の前に行列ができていた。
って、一日中行列があるんじゃん、一蘭めえ。
他の一蘭の店舗に行こうと思ったが、中洲川端や博多駅まで
また地下鉄で移動するのも億劫になってしまい、結局
とんこつラーメン諦めてしまった。腰砕けめ、自分。
写真はIMSの脇から見た西鉄天神駅。

2年ぶりに福岡に戻ってみる(4)

2007-01-03 16:35:10 | 福岡
そもそも成田空港に着いた初日、到着時間が午前7時という無茶苦茶
ぱっとしないフライトだったのだが、案の定、宿泊予定のホテルに行くと
「チェックインは午後2時からです」と冷たく追い返される。時計を見ると
まだチェックインの時間まで優に5時間以上ある。仕方ないので、
本当にそんな必要などないのに、西荻に散髪に行く。

なぜ、西荻で髪を切るのか。全然意味はない。昔あのあたりに住んでいたので
今どんな風に変わってるのか、散歩も兼ねて見に行っただけなのだ。
で、散髪屋。うーん、日本の理容室はおしゃべりだったことをすっかり
忘れていた。時差ぼけの頭にきっつい質問の嵐。注。カッコ内は
心の中のつぶやき。

「今日はどうしたいの?角刈りはいやなんでしょう」
(つべこべ言わず黙ってきってくれ)
「今時の若い人は難しいからねえ」(今時の若い人でもないんだけど、俺)
「今日はこの後、どこに遊びに行くの?」(一応、中野、と無難に答える俺)
「これからデートなの?」(散髪=デートと考える短絡的思考め。)

などと1時間近く拷問のような質問攻めにあった自分だった。

で、福岡の実家に帰るなり、母親の一声。
「あんたどうしたの、その頭。なんでそんな短く切るの?
みっともないじゃない」
母の言語的暴力はまだ続くのだった。
「ほんと、太っちゃって、中年ねえ。もっとやせなきゃ。何年か前は
どこに出しても恥ずかしくない息子だったのに」
ちなみに「どこに出しても恥ずかしくない」なんて母親の口から
聞いたことは一度もこれまでなかったのだった。

2年ぶりに福岡に戻ってみる(3)

2007-01-02 17:21:17 | 福岡
新山口駅からこだまに乗り換え、厚狭駅、新下関、小倉など
馴染み深い駅を通過、ぼんやり外を眺めているうちに新幹線は
博多駅のホームに滑り込む。かなり都会の広島を見た後では
小倉も博多も二年前に比べてあまり町の風景は変わってないな、というのが
感想。博多駅前の西鉄インは昔はなかったけど。

福岡県の人口は約505万人、福岡市は140万人。順調に増加しているらしい。
でも日本の人口はゆっくり減少しているし、福岡が大きくなっているということは
九州の他県の人口が減少していることに他ならない。
また一口に福岡の人口が増加と言っても、詳しく見てみると本当に
増加しているのは福岡都市圏のみであって、他の都市圏(北九州や筑後)
は減っているのだから、本当に福岡市の一人がちと言ってもあながち嘘ではない。

博多駅で地下鉄に乗り換えて天神駅へ。おお、地下鉄七隈線という新しい
路線が開通しているではないか。七隈方面、福岡大学のほうへ行く路線だ。
天神からは西鉄大牟田線に乗りかえて、馴染み深いペパーミントグリーンの
西鉄電車で福岡県南部に向かう。

大宰府を過ぎたあたりから、街の様子が変わっていることに気づく。
福岡市近郊の都市では宅地開発が進んで、窓の景色がガラット変わっている。
特に朝倉街道と小郡の間なんか、団地が次々にできている。
雑木林、池、手付かずの原野。すべて新興住宅地に。
写真は九州の玄関口、博多駅前大博通り。この通りの先に
福岡サンパレスがあるんだよね。

福岡に2年ぶりに戻ってみる(2)

2007-01-01 14:02:50 | 福岡
東京から福岡までは新幹線で移動することにした。
おお、品川駅に新幹線が止まることになっているではないか。
新横浜は相変わらず駅周辺だけ都会だなあ、
熱海は相変わらずどんよりしているなあ、などと窓の景色を
見ながら自分に対して独り言コメント。富士山も見えたけど特には感慨もなく。

4時間後、広島で友人に会うため途中下車。正直言ってこんなに
広島に早く着くとは思ってなかった。5時間ぐらいかかると
思っていたのだ(あんまり変わんないか)。
5年ぶりに会った友人は全然変わってなかった。喋り方も、見た感じも。
果たして5年という期間は長いんだろうか、短いんだろうか。
書いてて思ったんだが、このパラグラフ5の数字が多いなあ。

山口にも調子に乗って途中下車。このときも高校の友人に
5年ぶりに再会のはずだったのだが、友人、風邪でダウン。
ということで会えなかったぜ。ということで写真は湯田温泉駅の朝景色。
山口市って盆地なんだよな。遠くに山が見えます。

福岡に2年ぶりに戻ってみる(1)

2007-01-01 04:37:01 | 福岡
ということで福岡に二年ぶりに帰ってきた。
それを言ったら、日本に戻るの二年ぶりだったんだけど。
福岡に戻る前、東京で出会った旧友から譲り受けた書籍、
フェルナンド・ペソアの『不穏の書、断章』。
あまりにも良かったんで、一部引用しときます。

私たちには誰でも二つの人生がある
真の人生は 子供の頃夢見ていたもの
大人になっても 霧の中で見続けているもの
偽の人生は 他の人々と共有するもの
実用生活 役に立つ暮らし
棺おけの中で終わる生

こんなペソアのことばを読むにつけ
「役に立つ暮らし」なんてつまんないなあ、などと
ついつい思ってしまう。
実用じゃないんだよな、人生は。