日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

クルヌーブ公園(2)

2005-09-14 05:48:35 | フランス
そういえば今日、会社で「○○さん(僕の名前)って
実は、結構歳食ってるんですよね」などと言われる。
これってどういう意味なんだろうか?などと自問。
この手のこと、日本人から言われるのは
何回目か。どういうシチュエーションで、どういう考えが
頭にあれば、相手にこんな言葉を発するんだろうか?
などと一瞬瞑想。

さて、クルヌーブ公園の赤旗祭り。こんな祭り、一人で
行くのは俺だけだよ、などと思っていたら、意外や意外、
シャトルバスから降りた人間の中に結構、一人で参加した
者もいる模様。広大なゲートの手前でチケットを交換して
黄色い蛍光色のブレスレットをもらう。ブレスレットには
FETE DE HUMANITEと大きく書かれている。

会場はまるで迷路のよう。通りの両側にフランスの各町、
各県、各地方のブースが延々と並んでいる。そして
ブースではその地方の名産料理をサーブして、行き交う
見物客に振舞っている。たとえばブルターニュ地方の
コミュニストのブースでは生ガキを売っているし、
オーベルニュ地方のブースでは、スキンヘッドの兄ちゃんが
(多分コミュニスト)名産ハムを売っている。

その雰囲気に圧倒されながら、僕は一人で通りを進む。
通りの辻辻ではブラスバンドの演奏や、移動遊園地の
アトラクションが僕らを待ち構えている。
途中で特設ステージの前を通る。アビニョン出身の
インディペンデント系のロックバンドがフランス語で
大声で絶叫している。

会場内には「本の村」「劇場小屋」「社会改革のための
討論会ブース」など、本当に多種多彩な催し物がぎっしり
詰め込まれていて飽きない。僕は自分が日本人であることや
単なるノンポリであることも忘れてあちこちのブースに
首を突っ込むのだった。

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