日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

「個」の意識とフランス

2007-03-14 14:55:45 | フランス
知人が書いて、某出版物に載ったフランス社会への洞察が
非常にまとを得ていて、自分も同感なんで記しておきます。

*      *     *

フランスは国家という意識が非常に強い。レピュブリック
という言葉がすぐに出てくる。一人一人がレピュブリックを
支えている、そういう意識がこの国にはあります。

また「個」の意識もあります。ですから誰かが自分のために
やってくれるという意識はありません。日本社会ならばこれだけ
一生懸命しているのだから、例えば昇給があるに違いない
と思う人たちがいます。ところがフランスでは決まっている
ものは決まっているのですから、どんなに昇給がほしくても
自分で交渉しない限りそんなことはありえません。頼るものは
自分しかない社会です。一人一人が国を支える、集団生活により
社会を支える、それには一定の決まりが必要であるということです。

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2 コメント

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Unknown (le con)
2007-03-15 00:38:03
この記事秀逸ですね。
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Unknown (keroyonnet)
2007-03-15 07:42:56
そうですね、友人のフランス社会への
洞察力は並じゃないです。個が確立されているから
あんなに自由に暮らせるのかな、などといつも
尊敬してしまいます。
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