日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

イビサ島探訪記

2008-05-22 08:11:57 | スペイン
週末にイビサに行ってきた。昔から行きたい、行きたい
と思っていて念願の旅行だった。
実は、大学生の頃読んだ旅行雑誌にイビサ特集が載っていて
それこそ「再生の島、イビサ」とかそういう宣伝文句が
踊っていたのだ。で、ついつい頭の中でイメージができ
あがっていた。バカンス、馬鹿騒ぎ、青い海、とか。

そのうち90年代は流れ、イビサの泡ディスコとか
巨大ナイトクラブとか、カフェ・デル・マールとかの音楽が
注目されるようになり、ヒッピーの島、イビサはいつの間にか
ジェットセットとナイトクラビングのメッカになってしまった。

それでもイビサに行く夢は捨てられず、ある日、29歳のとき
一念発起したのだ。「二十代最後のこの夏、イビサに行って
思いっきりはじけてやる!」と。
で、イビサで思い切りはじけるために、僕は某私立大学の
社会人向けスペイン語講座に毎週二回の授業に通い始めた。
これもすべてイビサにいくため。

満を持して29歳の夏、KLMでスペインに旅立った僕だったが
最終的にイビサ島にたどり着かなかった、という顛末。
実は乗り換えのアムステルダムの空港で、自分のクレジットカードが
使えないことが発覚。なんと期限の切れたカードを持ってきていたのだ。
それ以外の現金の所持金、2万円・・・。これでマドリッドまで行って
電車乗りついてバレンシアまで行って、そっからフェリーでイビサに
行くのかよ!いや、行けない。

そもそもカードのことに気がついたのも、アムスの空港で
クレジットカードを使って日本の友達に公衆電話で国際電話
かけようとしたとき。何度カードを入れても電話が反応しない。
よくカードを見てみると、げ、使用期限切れじゃん、このカード。
と初めて気がついたのだ。気づくの遅いって、自分。

結局、それでもとりあえずマドリッドまで飛行機で行き、そこから
日本の家族に電話、マドリッドの日系銀行に現金を送ってもらうように
頼んだのだが、現金が届くまで3日ぐらいかかり、そのせいですべての
旅行のプランがつぶれ、結局イビサに行く時間がなくなってしまったのだ。
仕方なく新幹線でセビリヤに観光に行く。前にすでに行ったことある
街なのに。とほほ。

と、イビサには悪夢のような思い出しかなかったので、今回は
ちゃんとカードの使用期限もチェックし、インターネットで
航空券もホテルもすべて予約して空港に向かった。今度は
30代最後の夏だもんな、ここでイビサ行かなかったら一生悔いが
残るぜ。と、10年ぶりのリベンジだったのだ。


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