日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

久しぶりに(2)

2013-04-04 22:19:16 | 自分について
バレリーと会ったときの話の続きなんだが、
別れ際にバレリーと、そしてもう日本に帰ってしまう共通の知り合い、
(といってもかなり年配なんだが)に、チョコレートを渡した。

ちょうど前日、あまり有名でもない、普通のチョコレート店の前を通ったら
人だかりがして、みなが熱心にチョコレートを買おうとしているのが目に入った。
復活祭の時分にフランスでは、誰もが卵の形、もしくはウサギの形の
チョコレートを買ってプレゼントするのが国民的習慣になっているからだ。
僕も一番小さいサイズの卵形のチョコと、ブラックチョコレートの、
やあり一番小さい量の詰め合わせを購入。それでも合計35ユーロぐらいした。
た・・・高い。

ふだん贈り物なんかしない自分がいきなりチョコを、「帰りに飛行機の中で
食べてください」なんて言って渡すものだから、知人はびっくりしている。
バレリーのほうは相変わらず、「私はお返しにあげるものなんかないわよ、いいの?」
なんて言っている。
最後に知人が僕に言った、「ありがとう。でも、そんな他人のことより
自分のことこれからは考えなさいよ」
ああ、まったくそうだなあ。とあとで思い出して思った。自分が幸せになるようなこと、
何か言ったり、したりしているだろうか。