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日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

数字の不思議

2006-01-23 05:13:17 | フランス語
フランスに住むようになって初めて知った
数字をめぐる不思議な、非論理的な表現というのがある。
全然論理的でないような表現。

まず「2」。「ちょっと待って」というときに
「二秒、待って」とよくこっちの人は言う。
Attends 2 secondes.
みたいな感じ。なんで二秒なんだよ。あと、ちょっと時間がある?
というニュアンスで。「二分ある?」などとも言う。
Tu as 2 minutes?
なんで二分なんだろうか?

それから「36000」。「非常に多くの」というニュアンスで
使われるのだけど、これもなんで「36000」なのかよく分からない。
例えば、何か多くの書類の中から一つの書類を捜そうとしているとき、
「36000も書類があるわけじゃないから、そのうち見つかるさ」
なんて言い方をする。il n'y a pas 36000 documents! なんて。

あと「全然何にもならない」という意味で「3×0」って
言うんだけど、これはどうなんだろう? trois fois rienって。
口語なんだろうけどね。

文化と言う単語

2006-01-19 06:00:15 | フランス語
ふと思ったんだが、フランス語でCULTUREと言ったら
「文化」という意味もあるが、同じくらい「耕作」「土地を耕すこと」
の意味もある。同じ単語であるがゆえに、「文化」と「農耕」が
自然に同一のものとして連想されてしまうのだ。

APICULTURE 養蜂
SYLVICULTURE 植林業
HORTICULTURE 園芸
VITICULTURE  ブドウ栽培
OSTREICULTURE カキの養殖

日本語で訳すと本当にバラバラの単語なんだけど、
フランス語だとすべてcultureでつながっている。
こういう語と語とのつながりの
感覚というのは日本語にはない。
ラテン語起源の言語じゃないから当たり前なんだけど。