goo blog サービス終了のお知らせ 

日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

京都から帰りの新幹線

2009-04-27 23:39:07 | 日本
出張帰りの新幹線の中で、会社の先輩と隣り合って座り、
ミックスナッツをかじり、缶ビールを飲みながら雑談し東京に戻った。
先輩は僕より4つほど年上だが、もう、中学生のこどもがいる。
あと、小倉の出身ということもあり、同じ九州同士で、なんか
話していてほっとするのだ。バックグラウンドが同じような気がして。
あんまり根拠はないのだが。

先輩の学生時代の話を聞く。東京の大学に来ていて
原宿のヒッピーの集まるバーに通っていたこと。
一人で一ヶ月、インドを放浪したこと。
そのあと一ヶ月、中国を放浪したこと。
お兄さんは、イスラエルのキブツで住み込みで研修していたこと。
どれもこれも初めて聞く話ばかりだった。そりゃ、そうだな。
昼飯一緒に行っても、会社の話しかしなかったからな。
実は、バックパッカーだったんだ、と知ってなんか親近感が沸く。

久しぶりの京都

2009-04-27 00:42:41 | 日本
今日は仕事の関係で、久しぶりに京都に日帰り出張した。
久しぶりと言いつつ、よく考えたら11月にも行ってるから
そんな久しぶりじゃないか。
京都の町は相変わらずよそよそしくて、素っ気無くて
なんか苦手な感じだった。天気も曇っていたし。
京都駅から打ち合わせ場所までタクシーに乗って、そこに
こもって延々と6時間ぐらい休まず打ち合わせをした。
トイレに2回ぐらい行っただけであとはずっと話し続けていた。
GATTのウルグアイラウンドかよ!と思うぐらい長い、
消耗戦の、つらい打合せだった。持久力ないんだから早く解放してくれ。

そのあとほぼ最終の東京行き新幹線のぞみに乗りこみ、東京駅に
夜11時半ぐらいに着く。そんで中央線に乗り換え家に着いたらもう
12時。これでまた明日普通に会社に行くって、そりゃないぜ。
京都行ったのに、京都の何も見てないです。京都駅の構内の様子しか
認識していないっす。

新幹線の中で、「高度経済成長は復活するか」という本を読んでいた。
田中角栄の功罪を語っている本だ。功罪というより罪悪のほうしかないが。
オイルショック、国土開発、国土の均衡発展、富の再分配。
当時の財政政策、金融政策の失敗、欠点、などなど。
でも本当のところ、選挙民というか有権者はこういう財政政策を
望むから、これこれこういうう投票行動を起こす、とか
そんな発想なんかしないよな。

ほんの一フレーズ

2009-03-04 23:08:47 | 日本
会社の同僚が新潮社の季刊ムック「考える人」
の須賀敦子の特集本を貸してくれた。須賀敦子の訳は好きだったが
本人自身にはそんなに興味がなかったのだが。

最初のほうのページをパラパラめくっていると
生前に須賀敦子が言った言葉が出ていた。

     *     *     *
ひめゆり部隊は、殺したのは実際にはアメリカ軍だけど
本質的には日本人が殺したんだろ思う。
     *     *     *

たとえば平和運動とか紛争防止とかそういった言葉を
簡単に使う人たちが自分の周りにもいるけれど、今、
どんな実感があるのだろうか。

日本の地方都市について

2009-02-04 22:48:21 | 日本
なんか大ケガして大変なことになっていた先輩から
電話があった。そんな思われているほど病状も悪くなく
来週には退院できるって。よかった。
誰も心配してないし、誰にも迷惑かけてないって。
何もなかったような顔して、また顔出してくれよ。

ラジオを聴いていたら、アメリカ人の映画監督が
東京を遠く離れ、日本の地方都市に長く滞在した、という
話をしていた。そういえば僕は九州を除く、日本の地方都市
というものをよく知らない。ちゃんと泊まって、観光して、
みたいな経験がないのだ。大阪だってこないだ初めて
泊まったし、京都だって3回ぐらい泊まったが、仕事していて
観光なんかしなかった。それ以外は北陸に15年ぐらい前
旅行したぐらいか。ああ、自分は40歳なのに実は日本のこと
何も知らないんだなあ、でも知らないままでどんどん
時間だけ過ぎていくんだなあ、こんなんでいいんだろうかなあ?
なんてぼんやり思った。


日本は広い、というか多様性あふれるものなのかも

2008-12-03 22:14:39 | 日本
仕事の関係で佐賀県に電話した。電話で問い合わせたかった
人間はおらず、70代と見られる、その人のお父さんが代わりに
電話口に出た。それが、見事なまでの、こてこての九州弁。
というか佐賀弁。あまりに訛りが強いので、こっちまで引きづられて
イントネーションがおかしくなってしまった。
「息子はおらんでね、そんで、どげんしよったらよかとですか」
とかそういう感じ。意味が分かる自分も自分だが。

これが欧州だったら、言語が違うとみなされるのでは。
きっと東京弁と九州弁の違いは、スペインの
カスティリヤ語とカタロニア語の違いより大きいんだろうな。
などと想像。そういえばバレンシアに旅行したとき、
地下鉄の表示や観光ガイドがスペイン語とバレンシア語の
二カ国で表記されていたがあれより、絶対違いは大きいはず。

そんなこんなで日本の近代化は地域の独自性や固有性を
中央集権の名の下に抑圧してきた歴史だったのだな、と
歴史に思いをはせる自分だった。

ブルーライト横浜

2008-10-05 22:37:24 | 日本
タイトルは別に本文と関係ありません。

夜7時から、横浜の伊勢佐木町をちょっと入ったところにある
吉田町の路上で行われた演劇パフォーマンス(と呼んでいいのか?)
を見に、横浜まで足を伸ばす。あいにく雨が降っていて注意力が
散漫になってしまう。

帰りに、7年ほど前たまたま通りかかって、あまりのその昭和な
たたずまいに、さすがの僕もぎょっとしてしまった都橋商店街
に偶然また通りかかってしまう。でも今度はぎょっともせず、
逆に昔変わらないそのたたずまいに、ちょっとホッとするのだった。

大阪の内陸

2008-08-22 23:11:40 | 日本
大阪に一日、日帰り出張。
大阪と言っても、京都で降りて近鉄とか、
京阪とかの私鉄に乗っていく、かなり
京都寄りの場所にある、内陸の町だ。
ほんとにつくかどうか不安になって、
見知らぬ地でキョロキョロしながら電車の窓から一枚。

土手の緑。川面を行く風。鉛色の空。

広島2日目

2008-08-15 23:35:37 | 日本
一日目の夜はアニメーションフェスティバルのあと、
広島在住で留学時代からの友人と夜の街に繰り出す。
というか居酒屋で焼酎飲んで酒の肴つまんだだけだけど。
でもその居酒屋のなんの変哲もない小皿料理のおいしかったこと!
あぶり明太子なんて、明太子ただあぶってるだけだったけど、
すごいおいしかった。福岡の明太子よりおいしかった!

翌日は仕事のアポで東広島市へ。
いやあ、東広島って広島って全然関係ないな。山陽線に揺られること
1時間、なんで1時間も? しかも駅の名前は西条。東広島じゃないじゃん。
駅前に酒蔵がたくさん集まっていて、聞くところによると西条は
日本三大酒処の一つだったとか。アポまでの間、炎天下を西条駅前の
酒蔵の集まる町並みを散策する自分だった。

広島1日目(2)

2008-08-12 23:20:28 | 日本
現代美術館はいつの間にか閉館時間に。
まだ午後5時の夏の広島は日差しが照りつける。
美術館のある小高い山を降りてバスを待つ。
午後7時から行われるアニメーションフェスティバルを
見るために、今度は市内中心部のアステールプラザに移動。

といっても行ったこともないし、地図もないし、
とりあえず中心部に向かうバスに乗る。
県庁前行き。終点まで乗ると明らかに、アステールプラザとは
逆の方向に来たことに気がつく。
仕方なく、通りを海のほうに向かってとぼとぼ歩く。何時に着くかよく
分からないが、時間はまだ午後6時前。まだ余裕がある。

汗びっしょになってようやくアステールプラザに到着。バスが着いた
場所と全然関係のない場所だった。
アニメーションフェスティバルの観客が、開園1時間前なのに
ロビーに並んでいる。地元のアニメーション関係のNPOが
スタンドを出している。あとアニメとは全然関係のなさそうな
スナックを売るようなスタンドもある。きょろきょろしていたら
偶然広島の、今夜会うはずだった友達が通った。ちょうどアテンドの
仕事をしていて、通りかかったらしい。

7時ちょっと前、アニメーションフェスが始まる。世界各地から
集められれた19本の短編アニメが一挙に上映される。
あまりにもそれぞれのアニメが内容もトーンも音楽もメッセージも
違っていて、ちっとも厭きなかった。あっという間に2時間が終わってしまった。
でも、北米とか東欧とかロシアとかの作品はたくさんあったのに、
この日はアジア諸国の作品は日本しかなかったのはなぜなんだろう。

「雪に埋もれて」lost in snowというリトアニアかラトビアかの
作品がよかった。すごい地味だったけど。雪の中の凍った海に
つりをしに出かけるおじさんたちの話。凍りつく自然の中で、流氷が
流れてきても、遭難しそうになっても、何が落ちてこようと
なんのお構いもなく、一心につりをしている人間たち。

広島1日目

2008-08-12 00:04:15 | 日本
ほぼ2年ぶり、3回目の広島は猛烈な暑さの中で霞んでいた。
というか自分がフラフラになっていただけかも。
日曜の午後2時半、というもっとも太陽の照り返しが厳しい時間に
広島駅に降り立つ。以前来たときのことを覚えていて、
半ば無意識に八丁堀まで行く路面電車に乗る。というか
広島の路面電車はよっぽどのことがない限り、みんな八丁堀を通るのだ。

八丁堀は福岡で行くと天神のような場所だ。デパートも
乱立している、と言えるぐらいたくさんあるし。
数だけ比較すると、明らかに広島のほうが福岡よりデパートが多い。
福岡なんて天神に大きいのが3つあるぐらいだ。
あと高層ビルも圧倒的に広島のほうが多い。
あと長くて、広いアーケード街も発達している。
福岡って広島にあるようなアーケード街って皆無なんだよね。
そもそもアーケードがない。全然。新天町ぐらい。
いつか大阪に行ったときに、街の中心駅のすぐ近くにアーケードが
あってびっくりしたんだが、ああいうのが福岡って全然ないのだ。

とあんまり福岡と広島を比較してもしょうがないが。
ただよく考えてみると、多分広島は福岡からシーサイドももちと
キャナルシティを取ったぐらいの規模かもしれない。
とはいえ、僕は広島の全容を知らないので、多分、副都心とか
もあるんだろうな。

そそくさとホテルにチェックインし、まず比治山にある
現代美術館に赴く。石内都展が最終日だったからだ。
石内展のあと、その地下のフロアにあるもうひとつの企画展、
the domeも見る。原爆ドームをめぐる内外のアーチストの
作品が展示されている。

大きなスクリーンに原爆ドームの写真をコラージュ風にまとめた
DVD作品が上映されていた。どっかで見覚えがある作品と思って
しばし見てみると、なんとそれ、フランスで知り合いから
「この作品どう思う?」などと一度見せてもらったものだった。
そのときは忙しさにかまけて、よく見ずに返却してしまったのだが、
今この現代美術館で大きなスクリーンで作品としてじっくり見ると、
また違った印象を受ける。

西日本へ

2008-08-10 07:59:16 | 日本
今日から出張で広島へ!お盆初めでほぼ満員の
新幹線は朝10時発。日曜にこの時間はちょっときつい。
そういえば西荻名物のこけしやの朝市も日曜の8時とか
とんでもない時間にやってるんだよな。
ということで2年ぶり、3回目の広島。楽しみだ。