心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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恒例の?

2014年11月02日 | ほんのすこし
毎年 実家のご近所さんの車庫にぶら下がる柿です。この光景を見ると秋だなぁと思います♪
柿をいっぱいいただいたので 焼酎につけておいていますが、母が半分はつるしたら?と言うのを 全部つけてしまったほうがいいんじゃないかとごり押しで 焼酎につけてしまったわたしです。後で 干した方がしばらく食べれるのに・・・干したほうが甘くなるのに・・・ということを言われてしまいました。

そんなことなら もっと強硬に干し柿にしてくれ!と言ってくれればいいものを・・・あと悔やみしてももう遅い(笑)今は段ボールの中で焼酎をつけられ 渋が抜けるのを待っている柿たちです。美味しくできるかちょっと疑問でもありますが。

昨日のだまこ鍋は 出汁を親鳥で取りましたが とても良く出汁が出ていて ふたりとも「これだと比内地鶏のガラを使わなくても十分だねぇ」と話しました。ふたりで食べるにはこれで十分すぎるほどでした。4合のご飯をつぶして小さなだまこを作りながら しばし母と昔ばなしに興じました。台所で母は椅子にクッションを敷いて座り、わたしは立って母が押さえるボールの中のご飯をすりこぎでつぶしていきます。ときどき母がボールを回して 一か所に集中しないように気を配ります。母が、つぶし終えたご飯を塩水を手に漬け大きくとり 小さな塊にしてぽんぽんご飯の脇に置いていくと それをひとつずつとり 塩水をつけた手の平にのせわたしがコロコロ。ときどき出来ただまこに塩水を塗り その上に重ねていき・・・そんな感じで可愛いだまこがたくさん出来ました♪

椅子に座りながら母が
「ここにいると○一を思いだすよ。カレーを作ったりすると必ず二人分よそって一緒に食べるんだよ。感想を聞きたいからだと思うけど。あれ 店で出すカレーを自分用にはもっと色々入れて うまいうまいって言って食べてるんだよ。最初から色々混ぜて店で出せばいいのにっていつも思って見ていたよ。」
と笑って言うのでした。確かに 弟は自分が作ったものが美味しいかどうかを聞きたがりました。何か美味しいものがあったり 自分好みの食べ物があったりすると 嬉しそうな顔をしていた弟の顔が浮かんできました。小さい器にちょこっと乗せて 食べてはまた台所に行っておかわりしてくる そういう仕草をもう見ることはできませんが、こうして思いだして語ることが出来るのはふたりにとって過去を共有している気持ちを味わえる嬉しさでもあると思えます。たとえ それが今いない人のことであってもう会えない人のことであっても 語っているときにはそこにその人も一緒にいるような そっと寄り添っているような そんな気持ちになれる気がします。

周りの樹の葉がだんだん落ちていきます。近くの庭のもみじが黄色から赤に綺麗に変化していました。



あと少ししたらたくさんの葉が地面に落ちていることでしょうね。