経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

2/1の日経

2012年02月01日 | 経済
 昨日は、家計調査が発表された。前年度比がプラスだったので、世間的には良い結果だったようだが、昨年の12月は落ち込みが激しかった反動という面がある。水準を示す、前月比指数は、11月に続き低迷しているのが気がかりだ。

 こんな様子では、10-12月期のGDPはマイナス成長になるかもしれない。景気というのは、だいたい半年前の政策の結果が出るから、4-6期に手をこまねいていたツケが出たというところだろう。阪神大震災のときと同じにしていれば、成長は確保できたのだが。

 震災本部の議事録が問題になっているようだが、今回の震災後の経済運営の結果は、これから明らかになる。阪神の際の議事録もなかったようだが、経済運営の手本は残されていた。残してあったのに生かせないのでは意味がない。文書作りだけで事足れりとしては、手間が増えるだけになる。

 他方、阪神の教訓に学んで活躍を見せた自衛隊や、迅速に道路を復旧させた国の出先は、公務員削減でリストラかね。教訓に学ばない財政運営による赤字の埋め合わせになるとは、「走狗烹らる」というところですかな。

 ところが、日経の記事でも、税務署などの財政当局の出先は、リストラの例外扱い。諸外国では、社会保険や地方税の機関との統合が常識なのだがね。すぐに出来ないとゴネるなら、統合されるまで税務署員の給料はカットしてはどうか。まあ、それを成績で取り返そうと、税務調査に熱を入れられても迷惑だがね。

(今日の日経)
 インフラ輸出を被災地から調達。景気再浮揚・収縮の連鎖が新興国に。美浜1号の再稼動ない・原発相。公務員の削減、具体化着手へ。円3か月ぶり高値。経済教室・貧困削減支援・大野泉。喫煙率2割切る。

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