経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

1/7の日経

2015年01月07日 | 今日の日経
 コンビニ出店を見れば、法人減税をしても、消費増税で需要のパイを小さくしたら、設備投資は落ちてしまうことが良く分かるのではないか。出店が減れば、賃金の上昇圧力も高まらず、格差は縮まらない。現実は教科書と違い、資本課税や金利を低くすれば、投資が増えるという単純なものではない。

 税収の記事は、54.0兆円から54.5兆円に、事実上、訂正されたね。補正後の2013年度税収51.7兆円に、名目成長率2.3%の1.1倍を乗じ、消費増税平年度化分1.7兆円を加え、法人減税0.2兆円を引くと、ちょうど54.5兆円になる。デスクは、前の54.0兆円の不自然さに気づかないといけない。「54兆円程度」とぼかしておけば良かったわけだ。

 2015年度が名目2.3%成長になるとすると、ベアは2%超でないと、人材は確保できないと思わないとね。成長する経済では、人材を確保し、価値を示して値上げできる企業が勝つ。記事の日通は良い手本ではないか。マクロの方向性は、ミクロの最適な戦略を変え、それがマクロを動かしていく。

(今日の日経)
 原油急落でリスク敬遠、日経平均525円安、長期金利0.288%。コンビニ出店5年ぶり減・15年計画。ロボットは仕事のトモダチ。経済界にベア容認論・2014年度2.28%賃上げもベアは0.4%分。2015年度税収54.5兆円に。日通・営業益7%増、コストは値上げで。経済教室・円安で国内投資・竹森俊平。

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