KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2020.06.03 山犬嶽

2020年06月04日 | 四国の山


緊急事態制限が解除され、6月1日からは県を跨ぐ移動も解除された、

朝にはランドセルを背負って通学する子供たちの姿も見られるようになり、

少しづつだが日常が戻りつつある。

WOC登山部も再開後は里山を歩いていたが、今週からは県外の山に!

久しぶりに標高の高い山の稜線歩きでもと思っていたら、今度は例年より早い

梅雨入りとなった。雨の中を歩くのもどうかな・・・と言う事で、雨が似合う山?の

水苔で有名な山犬嶽に出かけることにした。


するとどうだろう。週が明けると天気予報が変わり朝起きると窓の外は晴れ!

まぁ~こればかりは仕方がない。今週も2台の車に乗り合わせ一路、上勝町へ。

山犬嶽の駐車場には既に2台の車が停まっていたが、もう少し上の道幅が

広がった場所に停めさせてもらう。今日も総勢15名の参加。登山部を再開してから

今までになく15名以上の参加が続いている。




車を停めた場所から直ぐに『日本の棚田百選』に選ばれ、徳島県では初めて『国の重要文化的景観』にも

選ばれた樫原の棚田を見下ろせる場所に着く。等高線に沿った不規則な曲線のあぜと

田植えが終わって水の張られた棚田は、一枚一枚が小さく全部で550枚近くあるという。










その棚田を眺めながら樫原の集落の中の道をのんびりと登って行く。

この集落の中に続く道と棚田は200年前に描かれた絵図と全く変わっていないというが、

恐らくこの集落でも高齢化が進み、この棚田を維持するのも難しくなっている事だろう。










くねくねと続く道を登って行くと最終民家に着いた。ここが山犬嶽の登山口で登山道が始まる。

さぁ~それでは!と思っていたら早弁大将の山さんがさっそく腰を降ろしておにぎりを食べている。

その横で今日の隊長の麺法師さんが案内板を見ながら、コースの説明をしてくれている。







鳥居とシカ避けのネットを開けて杉林の中へ入って行くと、道の脇が広場になりベンチと見慣れない

ベルトが二本の木の間に張られていた。最初は進入禁止の目印かな?と思っていたら

どうやら最近テレビなどで目にする、綱渡りをスポーツにしたスラックラインのベルトの様だ。

物珍しさでチャレンジするが木から手を離したら2、3歩進むのがやっと。ゆかりんも直ぐに落ちる。










道は枝打ちされ手入れの行き届いた杉林の中を続いている。急な斜面でも天に向かって真っすぐに伸びる杉の木は

見ていて気持ちがいいが、前を歩くコアラさんが『私の性格のように真っすぐやね!』というので、

『え~~??』と言うと本人は納得していない様子だ。((笑)













しばらく歩くとフタリシズカが道の脇に目につくようになった、

そのうちに道の両側に今まで見たこともないような群生が広がっている。

花は二本だけでなく三、四本のも見える。『これはシズカじゃくくて、賑やかやな!』




フタリシズカの群生地を過ぎると杉林から自然林の森になり、苔のついた岩が目立ち始める。










山犬嶽への道からすこし外れると今日の目的地の苔の庭園がある。

他の山でも苔むした風景は目にするが、これだけの規模で岩と苔が広がっている場所は他にはない。













周りの木々の新緑と苔の緑の中、先ほどまでの蒸し暑さが一変してひんやりとした空気が漂っている。

初めて来るメンバーも何度も来たことのあるメンバーも、しばらくの間この緑の海にどっぷりと浸かって楽しんでいる。







まるで緑の団子を積み上げたような苔の小山。今にももののけがどこからか飛び出してきそうな気がする。










木々の間から差し込む光がスポットライトの様にさらに苔の緑を際立たせている。







苔の広場でリフレッシュした後、登山道を進むと山の神さんと案内板に書かれた大木がある。

あっちゃんがその大木に手を添え、何やらパワーを頂いているようだ。







山の神さんから急登を登ると石鎚山を模した巨石とその上に石鎚神社がある。

男性陣が見守る中、おてんば娘??達が鎖を登って行く。頂部にはこれも苔むした石鎚神社が祀られている。

見る角度によってはこの巨石は石鎚の天狗岳のようにも見える。










石鎚神社からはまた杉林が始まり、このコースで一番の急登の階段が続いている。

自粛期間中に山には出かけていなかったのにやまじいは元気に登って行く。




ふと見ると先週に続いてまたお尻がびっしょりと濡れている。先週の失敗に懲りてハイドレーションの

チューブはしっかりと差し込んできているはずなのに『まさか??やまじい!』





杉林の上に更に大きな杉の木が目に入ると、東光寺に着いた。











ここで昨年登ったメンバーは山頂まで行かずに待っているというので、初めてのメンバーを中心に

ザックを置いて山頂を目指すことにした。

『山頂までは10分くらいで登れるので』と麺法師さんが言うと、去年登ったコアラさんが『判りますよ!』

と道案内をかって出た。『珍しいな~』と山さんと二人で感心していると、さらに麺法師さんが

『山頂から西に行くと景色のいい場所があるから』と言うと、今度はコアラさんが『覚えてないわ~』と。

山さんと二人で『やっぱり~~!』


身軽になって山頂までの急登もグイグイと登っていける。巨岩が目立ち始めると程なく山頂に着いた。

山犬嶽は1660年に7日7夜にわたって大雨が降り続いて山頂が崩れ落ち、

岩と土砂が山麓の集落を埋め尽くした大災害があったと言い伝えられていて、

崩落前の頂上が山犬が口を開いたように岩石が形づくられていたため「山犬嶽」という名前がつけられたという。

また山頂には早雲神社があることから雲早山とも地元では呼ばれている。










先週に続いてここにも以前からあったキティー山岳会のプレートがある。

徳島の山の山頂で時々見かける木彫りのヤッホー地蔵とはまた違う可愛らしいお地蔵さんが置いてある。

下で待っているメンバーもいるがここで取りあえず記念撮影。

鳴門から来たという二人組の男性に写真を撮ってもらう。







山頂から西へ痩せ尾根を進んで行くと南の眺望が広がっている。

足元が崩れていて少し危ういが、先ほどの麓の棚田も見渡せる。

びびって近づけない男性陣を尻目に、あっちゃんが平気で覗き込んでいる。










東光寺まで戻って行くと待っていたメンバーは昼食を済ませ、IRIBITOさんがお湯を沸かせてくれていた。

東屋やベンチやトイレもあるこの場所は休憩するにはもってこい。

登山口からはミニ八十八カ所霊場の石仏が点在しているが、この奥に結願の大窪寺の石仏があった。







全員揃っての記念撮影の後はしばらくは往路を下って行く。







途中の分岐から展望岩と金毘羅のあるコースへと進んで行く。往路の苔の広場とは違う

巨石が点在するまた違った雰囲気のする道だ。手水舎にもびっしりと苔がまとわりついている。

これだけ広く苔の森になっているということは、大雨災害の伝承通り、

普段から雨の多い地域なのだろう。










巨石の脇を抜けたり跨いだり狭い岩穴を通ったりしながら下って行く。

なかなか変化があって楽しい道だ。周りの木々を見ると秋に訪れても見ごたえのありそうな場所だ。
















金毘羅はこのコースで最も大きな岩の下に祭られていた。頭上で大きくオーバーハングした巨岩は圧巻だ。













また集落の中を通り、登山口まで戻ると最終民家の脇には2台の車が停まっていた。

平日にもかかわらず、やはりこの時期みなさん考えることは同じの様だ。

集落を抜け水車小屋の脇の東屋で恒例のコーヒータイム。




お揃い?の帽子を被った、あっちゃん、みやさん、亀仙人!((笑)










今日も手慣れたあっちゃんが美味しいコーヒーを淹れてくれている。

棚田を眺めながらのんびりとした時間を過ごす。











せっかくなので帰りは色々と寄り道をしてみる。まずは月ケ谷温泉にできたいろどり橋へ。

キャンプ場と対岸の温泉の間の勝浦川にかかるつり橋は18年に新しくできた橋。

注意書きには『揺らさないように!』と書いているのに、みんなが渡ってくるとゆらゆらと揺れる。













次に日浦休憩所で買い物そして、先にあるRISE&Brewingで地ビールを購入。







そして最後は雁頂ケ滝へ。落差80mはあるというこんな写真を見て出かけたのだが、




雨があまり降っていないせいか、『あれ?』という感じだ。

落ち口からは流れ落ちずにそのまま空中に飛び出した水は霧状になって落ちている。

それでも不動明王が祀られている滝壺近くまで登ったメンバーは『まぁまぁ』だったとか。










標高自体はさほではないが、途中の水苔や巨石群。そして麓の棚田と見所満載の山犬嶽。

上勝町の名所巡りもできて二カ月ぶりの県外の山を楽しめた一日となった。


今日のトラック



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