距離が半端ではないので、大会中にいろいろハプニングが起こります。
① エイドで休んで、出発すると・・なんかさっきと違う。よくみるとライトをエイドに置き忘れていた・・・・あわてて取りにもどった。
② 青海島(おおみじま)(153km)でのこと・・・夜中疲れ果て、睡魔が襲っていた。竹林の横を歩いていたら、先にビルが見え、その前に人が犬を連れて立っていた。犬は危ないなと思い、少し避けて通り過ぎようとしてフト見ると・・・・・・何もなかった・・・・そこは竹林だけだった・・・・幻覚でした。
③ 笠山(206km)でのこと・・・・真夜中、細い道の横の草むらで用を足していた。足音が聞こえ、だれか来ているかもと思い、少し前へ出た・・・・そこは斜面だった・・・・1回転して落ちた。ライトもなくなり、大慌て。全身真っ黒になった。
④ 初参加のとき・・・・天気予報は雨、いつも着るウインドブレーカで大丈夫とたかをくくっていたら、全身びしょ濡れ。背負っていたバックを開けると、おにぎりがぼろぼろになり、バックの中はおかゆ状態。その中にオーディオ、地図があった。すべて捨てた。
⑤ 初参加のとき・・・・今まで走り過ぎて貧血になっていることを知らなかった。仙崎(163km)で休んで、立とうとしたら、ものすごいめまい。立っておられないので、横になった。30分してもめまいはとれず・・・・・心配になって、ついにリタイヤ宣言・・・・・翌朝まで宗頭で寝ていた。
⑥ 宗頭で寝なかったとき・・・・萩市内(3時ごろ)に入ったが眠たくてたまらない。真っ暗で今自分は寝ているのか、暗い中を歩いているのかの区別がつかなくなった・・・・気が付くと15分同じところに立っていた。
などなど、いろいろあります。日ごろ体験できないようなことが起こるのが、萩往還です。だから止められません。