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今を精一杯生きたい

橘湾岸320km~茂木の関門なぜ早い?

2019年09月12日 15時28分22秒 | 日記

 「橘湾岸スーパーマラニック320km」まで、2か月を切りました。前代未聞のワンステージ320kmマラニック。萩往還の250kmとはレベルが違います。何が違う。

まずは、当たり前ですが・・・

①距離:250kmより70kmも長い!

大体、ワンステージでやるウルトラは270kmあたりが限度です。270km以上のマラニックはステージ走でやることが多く、1日の走行距離を指定してあります。ろころが、橘湾岸は指定がなく、寝らずに走ろうが、ちょいちょい寝て走ろうが自由です。当然、寝らずに320km走ることは不可能と思いますが、ひょっとしたら一人ぐらいいるかも。

②時間:萩往還250kmは48時間でした。今度の320kmは午前7時スタートなので制限時間は58時間!

萩往還の時間から計算すると、320kmなら62時間になりますが、なんと58時間です。相当速い。

これまで九州縦断300kmを数回しましたが、途中で仮眠したりホテル休憩して、64時間が最高タイムです。58時間で行くのは大変です。ゆっくり休憩している暇はありません。

③睡眠:萩往還250kmでも、寝らずに行けないことはないですが、最後は睡魔に襲われ、フラフラ状態です。

250kmを越すようなときは、仮眠を絶対取るべきです。九州縦断の時は数時間の仮眠を2回とるようにしましたが、それでも眠くてたまりませんでした。1回だけ、ホテルに9時間泊まりましたが、この時は翌日はすっきりしました。

理想は320kmでは9時間ぐらい途中で寝るのがいいのですが、58時間という制限時間では4時間も寝れればいいほうでしょう。

しかし、320kmを4時間の仮眠だけで走れるのか!やってみないとわからない。

今回制限時間が変更されたというので、調べてみました。320kmと273kmと217kmの関門時間を並べてみました。

320kmと273kmはほとんど一緒ですが、茂木の制限時間だけ違います。

なんと、320kmの方が1時間も早いのです!?なぜ?逆ならまだ納得するが・・・

320kmの関門時間をみると、川原→茂木の差は2時間しかありません。昨年私はこの区間は3時間20分かかりました。2時間では絶対無理です。

この関門時間ですと、川原を7時半ギリギリで通過したとすると、茂木着は10時半ごろとなり、完全に失格。

273kmは3時間あるのに、なぜ2時間なんでしょう?

さらに、茂木→日見間は3時間半もあります。昨年ここは2時間で通過しました。3時間半も要りません。

ひょっとして、茂木での休憩時間を計算してあるのか?

しかし、茂木の関門を10時半か11時にしたほうが、バランスがよくなり、一定速度で走れるので、ランナーは助かるのでは、ちょっと気になりました。

*追伸:320kmの茂木の関門時間、10時半に変更されました・・・ホッ

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伊都国100kmマラニック~ギリギリタイム

2019年08月23日 09時06分00秒 | 日記

「伊都国100kmマラニック」まで3週間となりました。今回は雷神社(いかずちじjんじゃ)コースですから。かなりハード。制限時間内にゴールできる方は10名ぐらいと思われます。

このコースは2016年から採用されていますが、昨年までの3回、いずれも台風の影響で短縮されました。今回も何も起こらなければ、雷神社コース初走行になります。

雷神社コースは累積高度が、以前のコースに比べて300mほど増えます。その分時間がかかります。およそ15分ほど遅くなりますが、脚の疲労度が違います。

 

参加のみなさん、毎回常連さんばかりで、みなさん歳をとってきました。私も第1回のときは58歳でしたが、今年は67歳。第12回の時は70歳になります。これまですべて完踏してきましたが、今回はしんどい・・・

<コースガイド>

●ヘッ電: 7kmまでは夜明け前で真っ暗です。半数の人はライトを持たずに、ライトを持っている人について行ってるみたいです。

しかし、ライトなしで一人走行は転倒の危険があります。注意してください。

● ゆらりんこ橋(19km): 橋は道路左に入ったところにあります。橋は500m手前から見えるが、100m手前で見えなくなり、曲がるのに気づかず、まっすぐ行く人がいます・・・・要注意です!

●二丈岳登山道(19km~21km): 遊歩道ではありません。険しい登山道です。わかりづらい道で、コースアウトに注意!途中三叉路がありますが「右」です。川に沿っていれば大丈夫!・・・・・・川から離れて山の方へ行かない、山へ登ってしまった人がいます!!

●真名子木の香ランドエイド(21km): ここで食事ができます。休憩できます。3時間(ギリギリタイム=8時)でここまで来ないと、後がきつくなります。

●9kmの上り坂(21km~30km): 3回アップダウンを繰り返します。3回目の上りの頂点が最高峰。ここに「はろ展望台いとしま」があります。とてもながめがいいです。ぜひ寄って下さい。

手前28kmに樋ノ口ハイランドエイドがあります。展望台が30km地点。

●白糸の滝(32km): 展望台(30km)から下り坂になり、その途中にあります。ギリギリタイムは午前9時半。これ以降になったら、要注意!

ここから、昨年と違う道(水車の横を通る)を行きます。

●雷神社(41km):白糸の滝から9km先。ここまで下って上って下る。ここの十字路は直進。ギリギリタイムは10時半。

●ファームパーク伊都国(51km): 食事休憩・トイレあり。ギリギリタイムは11時45分。

●54.5kmの右折: 踏切を渡って1.5kmの地点。右に池(水面は緑色で畑のように見えるので要注意)が見えたら右折。池に気づかずまっすぐ行かない!まっすぐ行った人がいる!

●杉能舎(すぎのや)(59.5km): 杉能舎は13時までにはスタートしましょう。13時までには出発できそうにないときは、正規ゴールはあきらめましょう。そのまま行ってもいいですが、第一関門87kmでおそらくアウトになり、ワープを強制されます。

早く着けば、ゆっくりビール・おつまみを堪能できます。

金賞受賞の「アンバーエール」、ホップの香りがいい「ベールエール」、ほろ苦味の「スタウト」もいつものようにあります。各1杯500円です。お金を持参するように!ソーセージ、ピザ、カレーもあります。時間に余裕のある方はゆっくりどうぞ。

最初から杉能舎でやめるという方は、それまでの関門は一切関係ありませんので、ゆっくり杉能舎まで走ってください。ただし、18時半までには旅館へもどらないといけませんので、酔った足も考慮して、15時には杉能舎を出発してください。杉能舎からゴールまで12kmもあります。結構遠いです。帰りは徒歩で戻るように・・・・・・タクシーは厳禁ですよ!!歩けなくなるまで飲まないこと!!

●今津運動公園エイド(64km) : 13:30までには通過しましょう。

●志摩シーサイドゴルフ場横(78km): ここからゴールまで3時間ちょっとかかる。15:15までには通過しましょう。ここから3.5kmすごい上り、きつい。

●芥屋(けや)ゴルフ場横(88.5km): ゴルフ場入口より1km先の所。ここから海岸線の道に曲がります。

ここが第1関門。関門時間は17時ですが、16時45分には通過しましょう。ここから堤防を走ります。芥屋の大門を目の前に気持ちいいコース。

●立石山入口(91.5km): 第2関門。関門時間は17:40ですが、17:15には通過しないと制限時間内ゴールがやばい。ここから立石山越えに30分かかるからです。ギリギリタイム17:15!!

●福浦(95km): 第3関門。ここで関門にひっかかっても、ゴールまで近道はありません。正規ルートを行くのみですが?

残り5km。普通に走って40分かかります。ギリギリタイムは17:45。

★エイド: 杉能舎以降にもエイドはあり、我々を待っておられます。昨年は最終エイドには20名ほどしか来ないので、さびしいと言われてました。参加のみなさん、ゴールをめざしましょう。

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南九州ぐるっと周回マラニック322km

2019年08月20日 11時47分37秒 | 日記

 11月の「橘湾岸スーパーマラニック320km」に参加することになったが、完踏できるのか不安なので、練習を兼ねて、382kmの超ウルトラマラニックをやってみた。

コースは熊本市内スタート→阿蘇高森町→高森トンネル→高千穂町→日向市→宮崎市→えびの→加久藤トンネル→人吉市→球磨川→八代市→熊本市ゴールの382km。南九州を一周する壮大なコースである。400km近くもあると宿泊なしでは不可能。宿泊は日向とえびの2回ビジネスホテルに泊まり、残りは寝ずに走るという2泊5日のランニングにした。今年はお盆が5連休となったので、8月10日(土)~14日(木)に実行することに。

もう一つの不安は天気。毎年8月のお盆には「九州縦断マラニック」をやっているが、近年は猛暑が多く途中で中止することが多かった。これまでの成果は7戦4勝3敗。今回は5日間と長いので、途中で猛暑中止という可能性が高い。脚の事よりこっちの方が心配である。

今回も夜間一人走は危険なので、ラン友に声を掛けたら6名が同行してくれることになった。なんと!そのうち3名は女性。年齢は67歳の私を筆頭に一番若いのが38歳、平均年齢50歳ぐらい。11月の橘湾岸320kmにエントリー者が3名、276kmエントリー者が2名そろい、残りの2人もウルトラのベテラン。何の心配もなく平穏に最後までいけるだろうと思っていたが・・・そうはいかなかった。

<第1ステージ>(熊本市→南阿蘇村→高森峠→高千穂町→日向市・130km)

8月10日(土)仕事を終えて午後6時20分、JR光の森駅前7名でスタート。気温29度、曇り。曇りだったので涼しいかと思ったが、夜間でも25度以上あり、多量の汗が出た。しかし、これ以上の暑さがこの先に待っていた。

●コンビニ:コース途中には24時間営業のコンビニが結構あるので、10数kmおきぐらいに立ち寄っては休憩する。ところが、20km(阿蘇長陽村・21時)のコンビニで休憩しようとしたら、なんと!店が閉まっていた。張り紙を読むと「21時で営業終了することにしました」と書いてある。最近話題のコンビニの24時間営業問題がここにも影響していた。驚きはこれだけではなかった。300m先にある、いつも19時には閉まっているYショップがなんと!開いていた。ひょっとして大手コンビニに対抗して深夜営業を始めたのだろうか?これから、コンビニは24時間開いているという考えは通用しないかもしれない。夜間ランをする方、要注意です。

●コースアウト:阿蘇・高森町(36km)に深夜0時半に到着。ここから高森峠(高森トンネル)までは山道を1時間上っていくのだが、ここで大失敗をした。途中2ヶ所分かれ道があるのだが、そこを違う方向に行ってしまった。どんどん上っていき、山の尾根の登山道の標識を見て間違いに気づいた。あわてて戻ったが30分のタイムロス。みんなに申し訳なかった。何回も通っている道なのに、慣れた道でも要注意です、特に夜間の山道は。

●別れ:長い下り道を終え、宮崎県・五ヶ瀬川沿いに出た所(約100km)で女性の一人が脚の調子が悪いということで中止。「この先、みなさんに迷惑をかけたらいけないので」ということで離脱された。さらに、遅れていた2名から車でワープするとの連絡。結局、第1ステージは完踏したのは4名のみになった。

●到着:11日18時半に日向のホテルに到着。予定より3時間も遅くなってしまった。明日のスタート時間は午前0時。休憩時間が5時間ほどしかないので、早々に食事・入浴・コインランドリーでの洗濯をして寝た。

<第2ステージ>(日向市→宮崎市・マイサンドイッチ店→えびの市・130km)

12日午前0時25分、ホテルを6名で再スタート。結局、睡眠時間は3時間ぐらいしか取れなかった。前日も一睡もせずに走っているので、明らかに睡眠不足。私は足裏にマメができてしまい、痛みが結構あり、筋肉のこわばりも取れていなかったので、皆と別れて1人で早歩きで進むことにした。皆とどんどん離れ1人走行になった。

●宮崎の海岸:宮崎の10号線を走るので、さぞかし太平洋・海岸線が見えてきれいだろうなと思っていたのだが、ほとんど海岸線は見ることができなかった。海岸線が見えるのは日向あたりのみで、他の10号線は内陸を走っているので海岸線は見えないとのこと。日向にいたのは夜明け前だったので海はまったく見えなかった(台風で荒れた波の音が聞こえていたのだが、海とは気づかなかった)。

●炎天下:問題の天気だが、天気予報では熊本は曇り、宮崎は晴れ、人吉も晴れ、八代は曇りとなっていた。熊本・宮崎間は曇り時々小雨で気持ちよく走れたが、予報どおり宮崎では夜明けとともに気温はグングン上がり、午前8時には30度を越えた。あまりの暑さに連続して走ることができない。コンビニごとに冷水で頭や体を冷やして休憩。宮崎のラン友達が我々のことを聞いてサポートに来てくれ、5kmごとに給水所をつくってくれた。とても助かったのだが、それでも暑さには勝てない。1人、2人、3人と走るのを止めた。残った3名でなんとか宮崎市内の森川さんのお店「マイサンドイッチ」まで走り通したが、時間が予定より3時間もオーバーしてしまった。

●コンビニ:何回もコンビニに入って冷水を買ったが、コンビニに入ると涼しいというより、冷蔵庫に入ったように強烈に寒く感じる。体の表面温度とクーラーの温度の差がかなりあるようで3分も店内におれない。すぐに外に出て日陰で休憩・食事をした。冬も逆なことが言えます。コンビニは暑すぎて気分が悪くなります。ランナーの休憩場所は日陰が一番。

●ワープ:21時までにえびののホテルに着く予定だったのだが、このペースで行くとホテル着が深夜0時を過ぎる可能性がでてきた。翌日の最終ステージに影響が出てはいけないとの判断で、第2ステージは宮崎市で中断して、えびのまでは車でワープした。これで第2ステージは70kmに短縮になったが、全走行距離は322kmでなんとか300kmは維持できた。やはり脚より天気が大敵でした。

<第3ステージ>(えびの市→人吉市→球磨川→八代市→熊本市・125km)

13日朝7時半、6名でえびののホテルをスタート。このコースは加久藤峠(加久藤トンネル)越え、球磨川下りの難コース。

●加久藤峠越え:上り坂を7km行くと加久藤トンネルがあり、トンネル中央で県境。そこから15km下りが続き人吉市に入る。トンネルの前後にはループ橋があり、そこからは霧島連山を一望でき、眺めは最高。また、ループ橋には近道の階段があり、歩行者だけが通ることのできる特別ルート。上り坂で走れなかったうっぷんを、下りで晴らすかのようにみんなスピード上げて走った。上りに1時間半、下りに2時間かかり12時に人吉市に到着。昼飯を食べようとお店に入ったが、どこも連休のお昼時とあって超満員。1時間待ちとか言われ、あちこちの店を見て回り、結局パチンコ屋の隣にあった小さなお店がすいていたのでそこで昼食。スタートしてここまでちゃんとした食事を摂ってなかったので、1時間ゆっくり定食+力水をいただいた。エネルギー充填。

球磨川下り:人吉市からは球磨川沿いに八代まで49km下る。走るのは一般車道ではなく、反対岸のJRの下の細い道。普段、車が通ることはほとんどないので安全に走れる。ただし、コンビニ等は一切ないし、自販機も途中20kmない。駅が八代駅まで約5kmごとに12あり、そこにベンチ、トイレがあるので休憩できる。15時に球磨川下りランスタート。道は木々に覆われている所が多いため暑さをしのげ、走りやすかった。驚いたのはラフティング人気のすごさ。大きなゴムボートを運搬する車が頻繁に往復していた。数カ所でラフティングをしている人たちを見た。逆に、船での急流下りは一艘も見なかった。船はもう人気がないのだろうか。

●サプライズ: 我々が走る球磨川沿いにお店などはほとんどないので、ただ走るのみと思っていたが、いろいろとサプライズがあった。ラフティングに福岡のラン仲間が来ていたようで、我々のことを知って途中で差し入れをくれた。思わぬ給水所でうれしかった。さらに、瀬戸石駅を通過していたら、公民館の方から声をかけられ、お茶でも飲んで行きなさいと勧められ、15分ほど家に入って談話して、冷たい麦茶とお菓子をいただいた。田舎を走って休憩していると、話しかけてきて、漬け物とか果物をいただくことがある。知らない町を走っていると思いがけない地元の方とのふれあいがあります。

●国道3号線:八代の国道3号線に着いたのが午前1時。あとは3号線を熊本まで36km行くのみ。普通なら5時間ぐらいで到着できるが、眠いのと疲労と脚の痛みで歩くことが多くなり、途中、道の駅「竜北」で仮眠。夜が明け、残り20kmほどの所で、遅れていた後方の2人から電車で移動するとの連絡がきた。残った我々4人(男性3名・女性1名)でゴールをめざした。最後の1kmはゴールを確信して、ゆっくり歩いてゴールをめざした。

●ゴール:午前9時、ゴールの「湯ラックス」(熊本駅近く)に到着。4名で記念撮影。322km、86時間。きつかったがゴールするときつかったことは思い出せない、楽しかったときのことしか思い浮かばない。予定では12時ゴールだったので3時間も早くゴールできた。最後のステージは絶対ゴールするという気力が脚を速く動かしたのだろう。

 足にマメができたときは「またか、最後までもたないな」と思ったが、手当がよかったのか、気力があったのか、なんとか最後まで耐えることができた。コースは322kmに短縮してしまったが、自己ベストの距離を走ることができたし、タイムも以前より早いペースで進むことができ、大満足のランニングでした。これで11月の320kmの大会に自信がつきました。一緒に走ったみなさん、お疲れ様でした。サポートしていただいた森川さん、宮崎のランナーの方々ありがとうございました。

http://ultramaranic.sakura.ne.jp/xa19minamikyusyu.html

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橘湾岸~フルマラニック

2019年07月02日 08時42分12秒 | 日記

春の「橘湾岸スーパーマラニック217km」の完走証が送られてきた。「完踏証」ではなくて「完走証」、いいですね。

●完走証: ここ最近の橘湾岸マラニックの完走証を見てみると、下写真のように「273km」「217km」「100km」すべて形が違う。違うのは ①用紙の大きさ ②方向 ③字体 ④構成 ⑤ラミネート加工 ⑥記載形式

要するに、毎回、完走証を新しく構成しているようです。普通、毎年、同じものを使うところが多いですが、さすが橘湾岸。マンネリ化せず、コース・システムも毎年変わっているように、今でも大会自体が変化進化していることが、完走証にも表れているのでしょうか。

<大会総括に書かれていたこと>

●217kmの関門: きびしい関門はそのまま継続するとのこと・・・・関門時間がきびしすぎるという声が多いので、次回からは緩和されるだろうと思っていましたが、変えないとのこと。今回は常連さんが多くリタイアしました、それほど今までのようなペースでは完走できません。これから217kmは橘湾岸の名物難コースになりそう。こういうのもあった方がいい。

●超ベテランランナー: 全コース、70歳以上が26名エントリー。完走率は66%。最高年齢完走者は83歳。熊本の鈴木さんも完走。てれっとの岩本さんも78歳で完走。みなさんすばらしい。自分もそうなりたい。

●217km完走者: 94名出走で24名完走となっている。33名ではなかったか?24となると、完走率は25%です。70歳以上が1名、65歳以上が3名、60歳以上が2名完走。

私は上から2番目の年齢。1番になりたいが、70歳まで脚がもつかわからない。文面に「60歳以上の完走者は一昔からウルトラ界では名の知れたランナーばかり」と書いてあった。確かに、みなさん長年ウルトラしている人ばかりです。60歳台まではまだまだ、若いモンには負けません。

●ウルトラマラソンとウルトラマラニックの違い: 

区別が難しい。はっきり線を引くことはできないようです。どっちとも言えるような、グレイのものが多いのでは。

・「ウルトラマラソン」: ①長い距離(42km以上)を走ったり歩いたりする ②制限時間が短い(13~14時間) ③エイドは質素 ④常に走っていないと間に合わない ⑤きつい

・「ウルトラマラニック」: ①長い距離を走ったり歩いたりする ②制限時間が長い ③エイドが凝っている ④歩くことが多い ⑤ゆっくり楽しめる

ということで、二つの違いは、「関門時間の長さ」と「エイドの内容」でしょうか。

しかし、エイドの内容の評価も・関門時間の長さの評価も、簡単には線を引けません。エイドが良くても、関門時間が早ければ、エイドにゆっくりおれません。もしカルデラ100kmで豪華なエイドがあっても、関門時間13時間半ですから、ゆっくりそこに滞在することはできません。これはやはり、エイドが良くても、ウルトラマラソンです。

●橘湾岸(217km)はマラニック、マラソン?:

エイドはマラニックですが、時間はマラソンに近い。しかし、カルデラほどの時間制限ではありませんので、マラニックとマラソンの中間では・・・・・フルマラニック??

●橘湾岸のほかのコースはどうか?

レースの種類が「55km」「80km」「103km」「173km」「217km」「273km」「320km」と7種類もあります。さらに各レースのスタート時間がいくつかに分かれていますので、選手の条件が数10種類あります。これらを一括して評価はできません。

・103kmまでのレース: 遅スタートでも関門時間がとても長いので、これは充分「マラニック」です。

・173km: アーリースタートはマラニック。レイトスタートは「フルマラニック」でしょう。

・217km: 今回完走率が25%というのは天候もありますが、関門時間が早いということも原因です。とくに、9時以降にスタートされた方は、前半はフル並のスピードで走らないと間に合いません。こうなると、ゆっくり楽しいマラニックというわけにはいきません。しかし、カルデラのようなきびしい関門ではありませんので、「フルマラニック」

・273km: これも、アーリースタートは「マラニック」、18時以降のスタートは「フルマラニック」

・320km: 最速の7時スタートでも関門時間が58時間とかなりきびしいです。これは「フルマラニック」でしょう。

橘湾岸は多種のコース、スタート時間があるから、2種類のウルトラマラニックがあってもおかしくはない。むしろ、老若男女が参加しているので、2種類があった方がいい。そして、選手がその2種を選べばいい。もしくは大会側がどっちが適当か決めればいい。

全員完走を目的とした「ウルトラマラニック」と、スピードランナー用の関門時間のきびしい「ウルトラフルマラニック」との二つがあってもいいのでは。

「ゆっくりランナー」と「スピードランナー」を一緒に走らせるとゴールに大きな時間差ができます。まして100km200kmともなると12時間以上の差ができます。こうなると、もう2つに分けてやった方がいいような気がします。そういう意味で、今回のような217kmは、スピードランナー用にしておくのは、賛成です。

●長い関門時間: 橘湾岸の魅力はエイドだけではありません。高齢者を受け入れているところです。普通のウルトラマラニックは制限時間が短く、高齢者の方は参加できません。ところが、橘湾岸は年齢に合わせて関門時間を長くしています。体力の劣れを理由に、ウルトラマラニックから足を洗われた方にとっては、救いのレースです。

参加された方は喜んでおられますし、来年も出てみようという、新たな目標がもて、ウルトラの練習を再開された方もおられます。

ウルトラランナーにとって、とても助かる大会です。橘湾岸スーパーマラニックの今後の発展を期待します。

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出水ツルマラソン~1万円

2019年06月07日 11時32分48秒 | 日記

「出水ツルマラソンの参加料が今年から1万円になる!」という、とんでもない情報が入ってきた。

6月4日の南日本新聞に掲載されたらしい。新聞の内容は・・・

「出水市で開催される出水ツルマラソン大会が、今年から南九州西回り自動車道・出水阿久根道路(14.9キロ)を走るコースに変わる。 ランナーの安全確保などが理由。 フルマラソンは市陸上競技場をスタートし、市街地などを通って、出水インターチェンジ(IC)-阿久根ICの全線を往復する。 大会中、車両は通行止め」

●要するに・・・南九州西回り高速道の一部である、出水~阿久根間が昨年開通したので、そこを走らせる計画のようです。しかし、今はいいとしても、数年たてば全線開通するでしょうから、走れるのは数年の間でしょう。恒久的なものではなさそう。

★安全面と書いてあるが、確かに・・・・ 

交差点で赤信号で止められる。 運の悪い選手は、数回、交差点で1分近い信号待ちをさせられる。 その時、必ず一人待ちきれず、停止を無視して飛び出す選手がいます。とても危険です。

★新コースについて 

①陸上競技場の北にある、出水阿久根道路を走ります。この道は高速道路です。当然、歩道はありません。

②競技場を出て、周辺を一周して、8kmから出水阿久根道路を走行。出水IC~阿久根IC間15kmを折り返し。下りて競技場までの42km。

つまり、30km間は自動車専用道路を走るわけです。当然、沿道の声援はゼロでしょうし、景色も防音壁で見えないのでは。

★売りの「ツル」は?

①つるの飛来地の横を走って、鶴を見るのが、売りでしたが、自動車道路からも見えるのでしょうか?地上は見えないでしょうね。

★参加料の推移 と 九州管内のフルマラソン大会の参加費一覧

これが一番の問題です。これまでの参加料金の変動は上表左側のごとく。

6年前は3500円、5年前に4000円に、2年前に4500円、と確実に上がっていますが、それでも上の表の右側のごとく、九州管内のフルマラソン大会では一番安いのです。それが今度は一気にベスト3に入ります。

一気に5500円上がる理由は何でしょうか?高速道路を閉鎖して使用するので経費がかかるとも言われていますが、それだけでそんなに上がるものなのか?

★まとめ

これまで、出水ツルマラソンの魅力は「ツルが見れる」「参加費が安い」でしたが・・・高速道路を走る大会は他にありません(単発ではありました)、それが、新しい魅力になるでしょうか?

変更されて良いところは・・・

①信号待ちがなくなり、事故の危険が減る。   

②アップダウンが減って記録が出る。  

③高速道路を走れる。

欠点は

①4500円で九州で一番安いというのが魅力だったが、1万円はきつい。  

②30kmも高速道路を走る、風景、沿道の声援などがなくなるのでは。  

③売りのツルが見れない

★これまでツルマラソンには9回参加してきました。地方の安いマラソン大会で、質素で楽しい大会でした。今回、1万円で高速道路走になるようですが・・・・・

★受付は7月1日から

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マラソンデータ~シルバーパワー

2019年05月28日 08時56分54秒 | 日記

全日本マラソンランキングの資料を見ていると、驚くことがいっぱいある。対象大会はランナーズが公認した80の大会(国内)。2018年4月~2019年3月の記録。下記は男性の記録のみ参考にしています。

●100位のタイムが 「サブ3」というのは・・・・・53歳まで、3時間1分では100位に入れない

●100位のタイムが 「3時間30分以内」の年齢は・・・・64歳!まで

●100位のタイムが 「4時間超す」のは・・・・・・70歳以上。

●サブ3の最高年齢は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64歳!2時間59分!

●サブ3.5(別大に出れる)の最高年齢は・・・・74歳!3時間24分!

●サブ4の最高年齢は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82歳!3時間58分!

●4時間6分の記録を出した最高年齢・・・・・・・85歳!鉄人!

●完踏者が100名以上いる年齢は・・・・・・・・・78歳まで。79歳以降は制限時間内に完走すれば、100位に入る。

●フルマラソンを制限時間内で完走できた最高年齢は・・・・93歳!6時間50分!

 

★フルマラソンについて

●参加者の平均タイムがいい大会、ベスト3

 ①びわ湖マラソン(2時間26分)、②大阪国際女子マラソン(3時間5分)、③別府大分マラソン(3時間8分)

    ちなみに、熊本城マラソン(4時間56分)

●逆に、参加者の平均タイムが遅い、ベスト3

 ①いぶすき菜の花マラソン(5時間48分)、②NAHAマラソン(5時間28分)、③おきなわマラソン(5時間22分)

●参加者が多い大会、ベスト3

 ①東京マラソン3万5千、②大阪まらそん2万9千、③横浜マラソン2万4千。 

   ちなみに九州の大会は、福岡11200、熊本城11500、鹿児島9300、北九州9800、さが桜8400、別大2800、出水ツル1600、筑後川1400、富くじ800、岡の里500、延岡西日本400、福岡国際200 

●制限時間がきびしい大会、ベスト3

 ①福岡国際(2時間35分)、②びわ湖、③大阪国際女子(3時間10分)

  一般向きの大会では、 ①別大(3時間半)、 ②延岡(3時間42分ぐらい)、③防府(4時間)

●制限時間がゆるい大会

 ①いぶすき菜の花(8時間)、7時間はいっぱいある・九州のみあげると、筑後、出水、福岡、熊本城、鹿児島

   ちなみに、ホノルルマラソンは無制限、最終ランナーは15時間とか。

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ウルトラマラニック~後半の走り

2019年05月26日 19時04分12秒 | 日記

ウルトラマラニックの後半は、ゴールまであと何キロで、関門時間まで何時間あるかをいつも計算しています。ゴールまでどんな走り方をすればいいかを知るためです。

最近、走力が落ちてきたので、いろいろな進み方をしてどのくらいの速さで進んでいるのか調べてみました。「ゆっくり歩いた時」「早歩きの時」「ゆっくり走った時」のスピードを計測してみました。

①ゆっくり歩いた時・・・キロ12分かかりました。ということは、10kmすべて歩くと2時間かかります。100kmなら20時間かかるということです

②早歩きの時(ウルトラマラニックで皆さんがしている早歩き、私は遅い方ですが)・・・・キロ10分でした。ということは、10kmすべて早歩きで行くと100分(1時間40分)かかるということです。100kmだと1000分(16時間40分)かかるということになります。

③ゆっくりジョグの時(脚をあまりあげないマラニック走り、私は遅い方ですが)・・・キロ7分半でした。ということは、10kmすべてマラニック走りすると、75分(1時間15分)かかるということです。

ということで、わかりやすく30kmの距離が残っている場合だと・・・

・残り時間が6時間の時は、走らなくても、ゆっくり歩いて関門に間に合います。

・残り時間が5時間の時は、走らなくても、早歩きで関門に間に合います。ただし、ゆっくり歩いては間に合いません。

・残り時間が4時間の時は、走らないと間に合いません。できるだけ歩かず、ゆっくりジョグでも充分間に合います。

・残り時間が4時間半の時は、半分走ったり、半分歩いたりで間に合います。

・残り時間が3時間の時は、キロ6分で走らないと間に合いません。これは相当スピードあげないと無理です。100km走った後ではこれは無理です。

残りAkmで残り時間がB時間の時、

①走らなくても、ゆっくり歩いてゴールできるのは、B>(A÷5)の時

②走らなくとも、早歩きでゴールできるのは、B>(A÷6)の時

③走ったり、歩いたりでゴールできるのは、B>(A÷7)の時

④マラニック走りでゴールできるのはB>(A÷8)の時

となります。

私は②ぐらいになったら、完踏を確信します。

萩往還250kmでは制限時間が48時間ですが、第1CPの豊田湖(59km)には8時間で到着しますので、その時点で残り距離191kmで残り時間は40時間。これは上の①に該当します。ですから、59kmの時点で、残りはすべて歩いてもゴールできるということになります。

毎回、そう思って走っているので、萩往還ではあせったことがありません。

今回の橘湾岸217kmでも、茂木(159km)を午前6時半に出発しました。残り距離A=58km、残り時間B=10時間半。上の計算では②になります。ということで、走らなくても早歩きでゴールできるとわかり、これから先は気が楽になりました。

あくまで、私の走力での計算です。速い方は分母の値が大きくなります。

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橘湾岸320kmのすごさ

2019年05月24日 14時21分33秒 | 日記

「橘湾岸320km」のエントリーが終了した。57名、ほぼ予想通りだったが、内容が違っていた。

217kmを完踏した人は、第1回目と今回の2回目を合わせて75名。両方完踏された方が3名おられるので、217kmを完踏された方は72名ということになる。

私はこの72名の内、7割ぐらいが320kmにエントリーするだろうと考えていたが、なんと22名のみだった。30%にすぎない。今回320kmのエントリーは57名だが、そのうち25名が特別枠での参加ということで、正規の選手は22名。

確かに、217kmと320kmは全く違う。217km完踏できたから、320km完踏できるとはいえない。173kmと273kmも同じことが言える。

後半の100kmがいかにきついか。私も今回217kmを完踏したあと、「これからもう100kmは無理だ、脚がもたない」と思った。とくに、今回は完踏率が30%と低く、217kmに出場した多くの人がそう感じたのではないかと思う。

それが、今回217kmを完踏した人達の参加率が少なかった理由の一つになっているのかも?

★「320kmマラニック」のすごさ

●長い距離: 320kmという距離は「鹿児島中央駅→博多駅」の距離に相当します。数回この区間をマラニックしましたが、成功率は50%。猛暑、豪雨、極寒で何度も中止させられました。

また、長い距離になると体のあちこちが痛んできます。217kmでもかなり脚の痛みがありました。さらに100km走るとなると、吐き気、頭痛、めまい、筋肉痛、まめ、ズレ・・・が起こってくることは間違いありません。それがランにどこまで影響するか。

●短い関門時間: 320kmの関門時間は一番早いスタートの5時でも60時間である。これは273kmに換算すると「51時間10分」。273kmを完踏された方は、これまでに140名おられるが、その中で51時間10分以内でゴールされた方は55名、39%しかいない。いかに、320kmが距離が長いだけではなく、制限時間がきびしいかがわかる。

●累積高度がすごい: 320kmは累積高度が6600mもある。これは「OSJおんたけ100マイル」の6400mに匹敵する。阿蘇外輪山完全一周というのを以前やったが、それが6000m。それよりもすごいということ。

ただ、高低差は750mが最大。小さい高低差の坂が多いということになる。

●ワンステージで320km: 

320kmを仮眠なしで走破するのは、まず不可能です。予定としては小浜で2時間仮眠をとる計画にしていますが、320kmを2時間の仮眠1回で大丈夫なのか?

ただ、橘湾岸273kmの時は、小浜2時間仮眠で後半100kmは眠気もなく、大丈夫でした。320kmもそれで行く予定ですが、どうなることか。

九州縦断320kmの時は、 2回温泉場の休憩室で4時間ほど仮眠したり、ホテルに1泊(滞在9時間)したりしました。2時間の仮眠1回だけでは、九州縦断は絶対無理です。レースと個人のマラニックでは気合いが違いますが・・・

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全国マラソンランキング

2019年05月22日 19時42分12秒 | 日記

月刊誌「ランナーズ」の「全日本マラソンランキング」が発表されました。

2018年4月から2019年3月までの全国のフルマラソン大会(ランナーズ公認の大会)の記録を集めたもので、対象ランナーは38万人弱。

20歳以上を年齢別に順位を出して、100位以内の選手が別冊に掲載される。

私は60歳の時に初めて100位以内に入り、以来、昨年まで7年連続で100位以内にランクインしてきました。

今回の記録は・・・67歳 3時間38分 46位!

8年連続ランクインを達成できました。しかも、46位は最高の順位。各年度のフルの記録と順位をグラフにしてみました(右グラフ)。これをみて思ったこと。

●60歳から66歳までの記録

記録は60歳から66歳まで、毎年落ちてきました。フルの記録は年とともに毎年落ちていくものだと思っていました。よくても同タイム、前年よりよくなることは絶対ないと思っていたのですが、なんと!今年は前年より4分もいい記録がでました。

年取っても、その時の体調次第(前日酒飲まない)で前年よりいい記録は出る、ということがわかりました。

●63歳から66歳までの記録

グラフをみると記録(青線の方)は毎年悪くなっていますが、順位(赤線)は上がっています・・・ということは、同年代の人たちは私以上に記録が落ちている、ということになります。

私の記録の落ち込みは、平均より少ないということがわかりました。

●タイムの未来予想

いつも80位前後の記録でしたので、それを元に、これから先のフルの記録を推測すると、70歳で4時間が切れなくなるという結果がでました。しかし、それはこれまでの落ち込みでいけばの話。

今回のように前年よりいい記録がでれば、72歳ぐらいまでサブ4は可能です。また、72歳で今回のような3時間38分を出すと、ベスト10に入ります・・・これはおそらく無理でしょう

●もう、ベスト記録は絶対出せません。今は、同年代の選手との競争を楽しんでいます。この年齢別順位で100位以内に入ることが、フルの目標です。

サブ4を何歳まで続けられるか、挑戦していきましょう。

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橘湾岸217km~上り坂

2019年05月16日 09時27分22秒 | 日記

 橘湾岸217km終わって12日。記憶に残っているのは、楽しかったことだけ。きついことはあまり思い出せません。しかし、きついことも記録に残していると、次回の役にたちます。今回は上り坂に注目してみました。

●橘湾岸、萩往還の累積高度を比べると、

橘湾岸320km=6600m

橘湾岸273km=5600m

橘湾岸217km=4800m

橘湾岸173km=3700m

  萩往還250km=3700m

なんと、萩往還250kmと橘湾岸173kmは同程度の累積高度です。いかに、橘湾岸のアップダウンがひどいかということがわかります。今回217kmに初参加しましたが、ものすごい坂がいくつもありました。

・・・ということで、きつかった上り坂を思い出して調べてみました。14ヶ所ありました。右表参照(上り坂の開始の地点の距離、坂の最初と最後の高低差、坂の長さを調べてみました

●「高低差順」

まず、高低差が大きい順に並べると、上の表のようになります。一番は高低差315mの「稲佐山の坂」。

しかし、実際走ってみると、稲佐山はスタートしてすぐで、まだ脚の疲れもなく、気合いが入ってますので、さほどきついとは思いません。それより中盤以降の高低差が少ない坂の方が、きつく感じます。

2番目は畝刈町からあぐりの丘までの坂。4.2kmもあり、かなりきついですが、これも序盤ですので、きついですが1番とは思いません。この坂が終盤にあったら、第1位でしょう。

3番目は「サザンパーク植物園の坂」。これは中盤で4kmにもわたる坂で、頭にくるほどきつかった。

●「勾配率順」

次に、「高低差」÷「長さ」を計算してみました。要するに上りの角度の大きさ(勾配率)を算出して、大きい順に並べると、次の表のようになりました。

一番は、意外にも、「時津クリーンセンター手前の坂」。確かにきつい勾配でしたが、まだ序盤でしたし、距離が1.6kmしかありませんので、さほどきついとは感じませんでした。

2番目の権現山。これは納得です。

3番目の福田霊園までの坂、これも納得。ただ、これも序盤でしたので、さほどきついとは思わなかった。

4番目の蚊焼漁港からの坂。伊王島終わって299号線に出る手前の坂です。ここは確かにきついですが、距離が1kmしかありませんでしたので、さほどきついとは思いません。

5番目に稲佐山がありますが、距離が長いので、勾配率は下がります。ここは、結構きついです。

こうしてみると、「数値でみるきつさ」と「実際走ってきついと感じる坂」は、違うような気がします。

●「走ってみてきついと感じた坂順」

・・ということで、最後に、実際走ってみて、きついと感じる順に並び替えてみました。あくまで私見ですが。

1番は「権現山」

中盤で勾配率が大きい。ここはきつかった。何回も途中で立ち止まって膝の屈伸をしました。まだかまだかと続く急こう配にはため息がでました。

2番目は「サザンパークの所の坂」

樺島灯台を終えて川原に急いでいるときに、この坂。4kmもあります。急がないといけないが急げないもどかしさ。いい加減頭にくる坂です。

3番目は「椛島灯台」

目の前に灯台が見え、もうすぐと思うと、下って灯台裏手に行くような道。権現山のあとで、かなり疲れました。脚の筋肉がおかしくなったのはここからです。

4番目が「あぐりの丘までの坂」

ここも4kmもありますが、まだ序盤なので、かなりきついとまではなかった。ベスト3には入らず。

5番目の「稲佐山」が数値的には最高にきついですが、スタートして直後ですから、さほどきつくはありません。5番目です。

じゃがいも農道は3.7kmの上り坂ですが、さほど急な坂ではないので、11番目。

意外に忘れられているのが、伊王島終わって299号線に出るまでの、2ヶ所の坂。9番目と10番目。これ結構きつかったです。距離が1.1kmしかないので忘れられがちですが・・・

これらの情報を知っていると、坂に対する気構え、ペース配分がわかり、疲労感が幾分か軽減するかと思います。320kmの場合はさらにこれに、「眉山ロード(512m、6.6km)」と「雲仙温泉ロード(600m、11km)」が加わります・・・・

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