かるさんのgooブログ <北国たより>

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「ふしぎなくにのアリラン」  

2011-12-21 20:31:00 | インポート
<不思議の国のアリス>という児童文学は、イギリスの児童文学者ルイス・キャロルが
1865年に出版し、世界的に聖書の次に読まれているといわれる作品です。
幼いころ絵本や、児童本などで読まれた方も多いことでしょう。

ピクニックの途中、出合った白いうさぎを追いかけて穴に落ち、そこでかずかずの災難や不思議なできごとにそうぐうします。
最後は木の下で目を覚まし、お姉さんがそばにいることに安堵します。

作者はアリスを介して現実の世をパラドックス的に見、不条理や非現実の世界を表現しているとの説もあります。

さて先19日、隣の「北のアリランの国」のトップが急死したことが発表され、世界を大騒ぎさせています。

自分が今住んで生活している国のありようと比べて、かの国の異常さと思われる現象は枚挙にいとまがありません。

*古代の王朝ではあるまいし、為政者のトップが3代にわたって世襲であることの異常さ

*体制維持のためには、手段を選ばず民を抑圧する異常さ

*民の飢えもなんのその、特権階級だけが肥え太っている異常さ

*国家としての生産性が無く、施しを強要する異常さ

*麻薬や偽札の製造とばらまきを国家的事業として臆面もなく実行する異常さ

*他国の国民を暴力的に拉致し、事件の解決と追及には人間としての恥や反省のかけらも無い異常さ

*なによりもごく一部の国以外をすべて敵視し続ける異常さ
などなど・・・

イデオロギーから来る東西の争いが発端の、この国の誕生いきさつを考えればお気の毒としか言いようがありません。
ですが、同じような境遇を持つ東欧の各国は、苦しみながらも世界の仲間入りを果たしつつあります。

いま、新しく若い3代目が主導する異端の国家が、どんな方向へ向かうのか、識者と言われる人々が連日声を枯らして論じていますが・・・・

この「ふしぎなくにのアリラン」は当分非現実の世界から目覚めることなく、地下の穴の中で蠢き続けることは明らかです。

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<チマチョゴリを着たトンィ人形> 通販WEBからの拝借画像