先月の末、報道をにぎわした話題に「お菓子の意匠問題」がありました。
北海道のお土産銘菓のトップを行く「白い恋人」の製造会社が、お笑いが本業の会社が作り販売する「面白い恋人」の意匠に類似の問題ありと販売停止の提訴をするとのことでした。
併せて損害賠償の請求も辞さないとの見解です。
「白い恋人」に頼りきっていた北の国の人々の多くは「面白い恋人」なんてお菓子があることをまったく知りませんでした。
報道で写しだされたお菓子それ自体の形状は確かにちがうようですが、お菓子箱の意匠は間違いなく「白い恋人」にソックリさんそのものです。
お笑いの本家本元が「軽いノリ」からか「儲けまっせ！」の意図からか・・
なんとも言えませんが、だれが見ても魂胆に卑しさがうかがえます。
幼児が育つ過程で、あるいは芸術などの上昇のためには先人の秀溢な部分を真似て、まねて、それ以上のものを作り出そうとします。
しかし成熟したこの国の経済の世界では、法律が存在しそれ以前に「商道徳（モラル）」がまだ残っています。
今回の話題に対し、浪速の人々のコメントの多くが「・・そんなん目くじら立てんと・・」とか「軽いノリやんか、ユーモア忘れたらアカンっ！！」と言ってますが・・・
舞台やお笑い番組でドついたり、オチャラかすのは結構ですが、真剣勝負の製造・販売の世界ではもう少し真面目に演じて欲しいと、東・北日本の多くの庶民は思っているに違いありません。
以上のこと
『ちっとも面白くない変人』に一言申し上げるところです。
photo by karusan from OCNフォトフレンド
＜越の国の一の宮参道＞