かるさんのgooブログ <北国たより>

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「まほろばの里・・明日香」を訪ねて  その3

2009-12-01 21:24:00 | インポート
※その1、その2は11月の雑記ページにあります

12月24日(火)は旅の中日で、このツアーの目玉的場所の見学となります。

《談山神社(たんざんじんじゃ)》

ホテルを出たバスは一路「多武峯(とうのみね)」を目指します。
村を外れて、渓流に沿って曲がりくねった細い道を登ります。

「御破裂山(約600m)」を背景にした「談山神社」神域は、大和の国でも有数な紅葉の名所として知られています。

往古、この神社の本殿裏山で「中大兄皇子(後の天智天皇)」と「中臣鎌足(後の藤原の鎌足)」が、横暴を極めた「蘇我入鹿」の誅滅を画策(談合?)した・・・のだそうです。

このあと、「飛鳥板葺宮」で入鹿は討たれ「大化の改新」が成り、この国は「中央集権国家」にすすんで行くことになります(学校の歴史授業で、いの一番で教わるぶぶんです)

「藤原鎌足」没後、遺骨の一部を多武峯山頂に改葬し(678 年)、十三重の塔と講堂を建て「妙楽寺」と称したとのこと。

その後(701年)神殿を建て、鎌足の神像を安置したのが「談山神社」の始まりなんだそうです。(談峰・談い山、などと伝えられたところからこの名がついた・・・)
(※明治以前までは神仏混交がふつう)

案内の先生の説明によれば、檀家を持たない「妙楽寺」は、金貸しとして寺の繁栄を保ったのだそうです。

中世の大寺はたいがい「金貸し」を業とし、それにより特に「遊郭の裏のオーナー的存在」だった・・・と明かしてくれました。(こんな話しが面白い!!)

あいにくの曇り空で、紅葉の映えが今ひとつでしたが、それにしても「息を呑むほどみごとな紅葉」を堪能することができました。なるほど観光客が多いのも頷けた次第です。

一時間ほどの拝観・見物で、次への目的地「石舞台古墳」へと向かいました。(つづく)

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<紅葉に囲まれた談山神社、遠望>

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<十三重の塔ともみじ>

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<本殿と背景の御破裂山>

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<西宝庫から見た十三重の塔>

photo by karusan from OCNフォトフレンド
<藤原鎌足公の坐像・御簾で覆われています>
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