天災は忘れないうちにやって来る・・・そんなことを、この雑記に何度か記したように記憶しています。
日本中がGWを楽しんでいるさいちゅう、ミヤンマーをサイクロン(大型台風)が襲い、行方不明22万人、死者数10万人と言われるような災害が発生しました。
各国の救援や援助を断るなど、すったもんだの話題を提供しているその一週間後の12日、
中国は四川省で大地震が発生しました。
被災者は1千万人以上、死者は5万人以上に達するだろうと言われています。
どちらの災害にしても、現場の映像を見るたびにその悲惨さに胸を打たれます。同時に自然の脅威に対しての人間社会の脆さを痛感するのです。
人類の進歩・・・などと声高にコメントする「宇宙開発」や「種々の科学技術」の発達ですが、自然災害、とりわけ「台風」や「地震」を完全予知し、それを制御する術をいまだ持ち合わせていません。
そこに生きるすべての人々の生命と安寧を保障せねばならぬ「国家」です。
ですが、ともすれば国家間の相互不信による戦争や、防衛と称しての膨大な軍拡予算は、人々の生命と安寧を逆に損ねているのです。
それらの国家間の争いに費やされるものを、「自然災害」や「細菌蔓延の恐怖」対策などに使用されるならば、人々はこんなにも悲惨な目に遭うことは無いだろうに・・・・と誰しもが思うのです。
それにしても、塗炭の苦しみの人々の救援もおざなりに、体制の維持に汲々とする国家、他国の救援の善意を拒んで、独りよがりを推進している間に、被災者が一人また一人と命を落として行くような国家があります。
歴史を紐解くまでもなく、そのような体制の国は、決して長続きはしないことになっているのですが・・・・
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