kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中四合宿2日目2

2015-12-29 | 陸上競技
続き。

身体ほぐしも含めてハードルドリルまで。そこからは「踏切局面」の練習へ。これも良くやる練習だと思います。実際選手は「ハードリング」を考えます。どのように空中姿勢をきれいにするか。ここの部分を考える。当然ですね。が、実際に大切なのはこの前の局面にあると考えてます。きちんとした「踏切」ができなければ空中でどのように動いても効果はなくなります。方向づける部分はどこなのかを考える必要があります。そのために「踏切局面」の練習を最初に入れました。

その場からのハードル踏切を行って少し歩きながらのドリル。教科書に書いてあるようなドリルはやりません。本当であればもう少し丁寧にやってみる必要があるのかもしれませんが「実際の動きにつながる」ことが重要だと思っています。その場での踏切の練習を繰り返す。踏み切るだけではなく「リード足をどのように持ってくるか」という話もしました。特に女子は「膝が開くのが早い」という傾向があります。そのため、この練習の中で「我慢する」感覚を持ってもらうことにしました。これだけでもずいぶん違いますね。その中でコーチに実技を見せてもらいました。いい動きをみることでほかの選手も刺激を受けます。大切なことだと思いますね。

そこから「リズムハードル」を実施。これも勝手に私が名前を付けているだけなので分かりにくいと思います。この動きは日曜日に国体候補選手と一緒にやりました。お手本としてやらせようと思って(笑)。こういう部分はぬかりありません。この動きは「抜き足のイメージ」につながってくると思っています。特に女子は「抜き足が抜けない」というところに課題があります前まで持ってこれないのです。さらにタイミングが遅れる。「タタ」と着きたいのですが「タ・タ」になります。擬音では分かりにくいですね。「抜き足が遅れる」のです。それも前まで持ってきて初めて走りにつながるのですが「途中で落ちる」選手が多くいます。筋力的なこともありますが、感覚的な部分もあります。

その部分をかなりやってから一歩ハードルへ。一歩ハードルは大切な練習だと思っています。この日も選手に「投げかけ」をしながらやっていきました。前の動きの時に意識させて部分からの流れ。「一歩ハードルでは抜き足はどうなるのか?」という質問をしました。当然のことですが「踏切足」になります。抜いてきてしっかりと前まで持ってこれないと一歩ハードルの後半でしっかりとした「踏切」ができなくなります。だからこそこの一歩ハードルを重視しています。強く踏み切れないと身体が浮かないから届かなくなります。実際にやる中で覚えていくしかないと思っています。

そこからはスパイクを履いての練習へ。それぞれの「歩数」に合わせて「3歩ハードル」をやりました。何の話か分かりにくいと思います。質問にも数多くあった「100mHと400mHの違い」です。100mHでは基本的にハードルインターバルを「3歩」で走ります。当然の話だと思います。だから「3歩ハードル」は8.5mのインターバルでやればよいということになるのか?これは違うと思っています。400mHであれば35mのインターバルを15歩で走る選手もいれば19歩で走る選手もいる。この両方が「同じストライド」ではないはずです。8.5mを3歩で走れば言いというのではなく、「400mHのための3歩ハードル」だと思っています。そのためにそれぞれの「目標とする歩数」に合わせてハードルインターバルを調整して「3歩ハードル」を行う必要があります。そのリズムを自分自身で覚えるのです。「同じ距離でやればいい」というものではないと思います。何のための「3歩ハードル」なのか。位置づけだと思っています。

この練習に入る前にインターハイ優勝選手に質問をしました。選手からの質問の中に「400mHを速く走るためにはどうすればいいか」というものがあったので。この選手は58秒台で400mHを走ります。今年のインターハイ優勝選手は57秒台でした。400mのフラットタイムは55秒と53秒。答えは明確です。ヨンパを速く走るためにはまず「400mを速く走る」ことが重要になるのです。この走力の差が単純にヨンパタイムの差になることが多い。速く走るための練習が必要になるのです。そのためにも「強制的に動き続ける」ことになるハードルは良い走練習になるのです。

そこから逆足を使うことも含めて「4歩ハードル」を行い、5歩、6歩と増やしていきました。全ての歩数にあったハードルインターバルと設定しています。小学生用のハードルということもあり「滞空時間の確保」が難しくなります。ヨンパの課題となるのは「ハードル上で距離を稼ぐ」ことだと思っています。そのためにこのハードル練習で「ハードル上で移動する」感覚をつかんでもらおうと考えていました。最初はなかなか届きませんが後半はできるようになってきました。本数を重ねることが重要だと思っています。実際どれだけの本数をこなしたかは覚えていません。強い踏切と空中での移動。これだけである程度のことは対応できるようになってくると思っています。

3時間の練習となりました。雰囲気的にかなり良い。これまで指導してきた合宿の中で一番だと思いますね。「強くなりたい」という気持ちが前面に出てきていました。こういう中で指導をするというのは本当に楽しい。

その分、blogが長くなるのかなという感じですが。お付き合いください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中四国合宿2日目

2015-12-28 | 陸上競技
合宿2日目。本格的に練習開始となります。前の記事にも書きましたが担当するヨンパは人数が23人。ハードルを使うことになるのである程度のレーンが必要になります。もちろん私達だけが競技場を使うわけではありませんから練習が難しくなります。とくにこの日はハードル練習メインで考えていました。そのために色々と考えました。他のパートの様子を見ながら練習を進めないといけません。今回与えられていたレーンは2レーン分を一周。ホームストレートとバックストレートに分かれてハードル練習をすることは可能かもしれませんが、それでは指導はできません。周りのコーチに相談して室内練習場を使わせてもらうことにしました。ここであれば5レーンあります。他のパートに迷惑をかけることなく練習が出来ます。ワガママと捉えられるかもしれませんが、せっかく山口に来てくれたので「最大限の練習」をしてもらいたいと考えていました。

一日室内練習場を確保できました。天候が良かったというのもあったと思います。これが雨や雪であれば室内練習場をみんなで分けて使わないけなくなります。天候にも感謝ですね。アップから全て室内でやることにしました。アップはダイナマックスを使ったものに。アップは筋肉の温度を上げることが目標。練習ができる準備をする。テンションを上げるためにあれこれやる必要があると思っています。前の記事にも書いていますが「雰囲気作り」がきちんと出来なければ良い練習はできないと思います。ありがたいことに本当に良い選手に恵まれました。明るく笑顔で練習をやってくれました。まー私もかなり楽しんでいましたが(笑)。

計画としては2日目はひたすらハードルを跳ぼうと思っていました。3日目になると疲労感もありきちんとした練習が出来なくなる。走りながら跳ぶという種目です。どちらもやりたい。走り込みをした翌日にハードル練習をするというのは難しいなとこれまでの経験から考えていました。トータルで6回しか練習が出来ないのです。半日休んだとしても身体は回復しないと思います。そのため練習の組み立ての中で先にハードル、次の日に走るというように割り切りました。

前日にアンケートを配布していました。これは3日目にやるリレーのための情報収集という意味もありました。リレーを始める直前にチームを決めておいたほうがスムーズに進めることが出来ます。さらには選手がどのような課題を抱えているのかを把握しておきたい。細かい部分全てに答えるのは難しいかもしれませんが、共通する部分に関しては答えることが出来ます。ショートハードルとロングハードルの違いを理解させる必要なあると思っていました。何度も書いていますが一応専門はハードルです(笑)。実際に多くの選手が持っている疑問や課題はヨンパの特色である部分です。そのためにはしっかりと繰り返し話をしていく必要があると思います。飛び飛びで話をするより一日その話をしていくほうが効果が高いのではないかと思っていました。

最初は前日の流れの確認。もう一度ハードルを使った練習から始めました。リズムスキップをやって更にはハードルドリル。この動きをやる中に実際のハードルに活かせる要素がたくさん含まれています。特に女子選手の抜き足。筋力的に弱い部分がありますから前方向まで抜くことが出来ません。股関節周辺を鍛えるという意味合いもあります。この時に話をしましたが「やりたい動きがあったとしても筋力がなければ出来ない」のです。良い動きをしようと思えばそれに見合うだけの筋力が必要になるのです。

抜き足を立てる動きを意識させています。内転筋が弱いというのが大きな要因だと思います。抜き足を倒してしまうので実際に跳んだ時に直ぐに落ちてしまいます。無駄に大きく回る抜き足のタイプもいます。そういう動きを修正していくためにはワンステップハードルが効果的だと考えています。色々な要素を含みながらやっていきたいなと思っています。

うーん。実際の練習に入るまでの話が長くなっていますね。想うことがたくさんありすぎて(笑)。記事を替えます。多分明日になると思います。長くなるのでもう何日間かかかるかもしれません。お付き合いください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中四国合宿初日2

2015-12-28 | 陸上競技
続き。


中国地区と四国地区ですから初めて会う選手も多い。自己紹介をしてから始めると良かったのかもしれませんが「時間の確保」を優先しました。私とコーチが簡単に自己紹介してすぐに練習に入りました。その代わり、「ゲーム」をしながらやっていくことにしました。先日、就業体験で行ったゲームをやりました。勝手に「コミュニケーションタッチ」と名前をつけました(笑)約束事としては自己紹介をしてからゲームに入ること。これを少しずつグループの人数を増やしながらやっていきました。それなりに打ち解ける。それが狙いでしたから。タッチをしながら声を出します。そうやって関わっていくことで随分表情が明るくなります。

さらにドッチボール。これも学校でやっている練習です。初めて集まった選手たちでもこうやってゲームをすることで仲良くなります。こちらが関わっていくよりも自分たちで勝手に仲良くなるのだと思います。ドッチボールで当たったら補強。遊ぶだけではなくきちんと練習の要素も取り入れています。最初はボール2個から始めます。油断できない。さらには1分経過したらもう一つボール追加。キャーキャー言いながらやっていました。テンションが上がるだけで気持ちが違ってきます。

そこからはバランスディスクを使った練習。バランスディスクの上に乗って落とします。これは盛り上がる。自己紹介をして上に乗って落とす。落ちた方が補強。そうやってやることで勝手に名前も覚えてくれる。必ず他県の選手とやるようにというルールを決めました。県内の選手と一緒にやるだけでは意味がなくなります。少しでも多くの選手と関わることで慣れてきます。それにより練習効率は間違いなく高くなる。こっそり補強も入れる(笑)。

ある程度やってから自然に打ち解ける。やっと基礎練習へ。普段から私がやっている練習。色々な練習をやっても仕方ないので「テーマ」を決めて取り組みました。走るために必要な動きとハードルのために必要な動き。大学生や国体選手の指導をする中で「股関節周辺の動き」が弱いなと感じていました。実は持ち記録が良い選手であってもここに課題があるのではないかと。まー私風情がどうこういう話ではないですが。そこを上手く使えるようにする練習を徹底的にやっていく。それが間違いなくハードルにつながります。

ここに関しては特別書く部分ではありません(笑)。本当に基礎的なことをやったので。重心移動がない練習から少し移動する。その場でのハードル股関節補強。そこから少しの重心移動をいれる。股関節を上手く使う。そこに軸作りの感覚やスイッチングの要素を。特別な練習ではなく「学校でもできる練習」というテーマの中でやっています。もちろん、各校の顧問の先生がいらっしゃるのでその指導に従ってやっていくことが大切だと思います。しかし、要素として少しでも取り入れることができるのであれば「絶対にプラスになる」と思います。

モノを持って軸作りも意識しました。腕が使えると誤魔化してしまう部分があるのですがモノを持って軸作りをしてから脚だけを動かすというのは実は難しい。その中で「軸の移動」をつかむ。これも経験的に感じてやっていることです。

股関節を使ってから更に横への重心移動。少しずつ移動距離を伸ばしていきます。練習の流れとして「段階を追う」という部分を大切にしています。リズムスキップを入れました。そこからは横への重心移動、ワンステップハードル。連続抜きまでやりました。本当に「普段の練習」をやりました。走るために必要な力を身につけるという根本的な要素を重視しました。言葉だけでは説明が難しいですね(笑)

事前にそうなるだろうなと思っていましたから「その日の練習内容」を文書化しました。終わってから資料を配布。何人もが「すごく助かる」と言ってくれていました。時間をかけて準備した甲斐があります。こういう一言があるかどうかで全く変わってきます。

緊張感はかなりありますが、私が楽しみながら指導しないとやっぱり選手も楽しくないだろうなと思っていました。私が元気を出すことで選手達もやりやすい雰囲気になれば良いなと思っていました。コーチも選手と一緒になって身体動かしてくれていました。それだけでも全く違います。色々な工夫をしながら良い練習をしていきたい。それにコーチが力を貸してくれています。ありがたいことです。

18時までの短時間でしたが初日にやりたかったことはきちんとできたと思います。選手の反応を見ながらしっかりと練習をしていけたらと。

どのような合宿だったかを私の主観かもしれませんが記しておきます。「自慢」という捉え方をされる方もいるのかもしれません。そんなつもりはありません。それでも捉え方によって思われる可能性はあります。でも記しておきます。お付き合いください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中四合宿初日

2015-12-28 | 陸上競技
更新滞っていました。25日から28日まで中国四国地区の冬季合宿でした。今年は山口県引き受け。これまで何度か県外の合宿に参加させてもらっていますが引き受けは初めて。前回山口で開催された時には私はまだ野球部顧問でした。当然合宿に関わることはない。

合宿での指導は何度もやっていますが今回のように大規模の合宿はほとんどありません。一度だけ中国合宿で指導をしたことがあります。すでにこの時の記憶が曖昧になっています(笑)。blog内検索をすれば出てくるでしょうが、記憶としては「試練」だったと思います。少し前に書いたように練習以外のところにかなり心痛しましたから。

今回は合宿に向けて準備を進めてきました。このこともblogには書いてきたのでそこは省略。今回はアシスタントコーチをつけて頂き、2人体制で指導することになりました。日本選手権入賞している選手が合宿に参加することで合宿自体に「箔がつく」と思っています(笑)。私のような「無名指導者」がチマチマやるよりも周りの指導者の方も「実績ある選手」が参加するということで納得してもらえるかなという気持ちもありました(笑)

さらに今回は1・2年生以外の選手の参加もありました。2年生の時にインターハイチャンピオンになり、3年次にも全ての大会で入賞している選手です。強化育成選手ということで私が指導するパートに参加してくれました。これはこれでかなりのプレッシャー(笑)。それにより走力差が大きくなります。ハードルの歩数も大きく異なります。ヨンパのタイムも10秒異なる。これはこれてま大変なことです。こういう選手を指導する機会を与えてもらえたことは私的には貴重な経験です。なかなか経験できるものではありませんから。

当初、朝から行かないといけないのかな?と思っていたら午後からの参加で問題ないとのこと。数日間練習が見れませんからこちらとしてもありがたい。午前中は学校の練習を2時間半程度見てから合宿に向かうことにしました。外で指導するという部分もありますが、まずは自分のところの選手の指導をする。ここは自分の中で譲れない部分です。今は「私の指導を受けたくて陸上部に入った」という選手はいません。たまたま私が赴任したから指導を受けるという形。だからといって指導に手を抜くなんてことはできません。周りの人からすれば「合宿なんだからその前に練習行かなくてもいいじゃないか」と思われる。これは私のスタンスですからなんと評価を受けてもここの部分は譲れないと思っています。

ある程度の時間になったので後は選手に任せて合宿へ。今回の合宿では担当する選手は23人と大所帯。できるだけ細かく指導していきたいなと思ってはいますがこれだけ多くなるとなかなか難しくなります。スプリント種目ではなく道具を必要とするハードルです。場所が必要になる部分も出てきます。私としては「選手のため」に練習を組み立てないといけないと思っています。練習ができるように工夫しておかないといけなくなります。ここも私なりに考えていました。

開校式があってそこから栄養学の講習。よく分かりませんが日本陸連指定の合宿ですからこういう講習をやらないといけないという決まりがあるのだと思います。初日は移動時間も含めて早い時間に集まるのは難しくなります。6時間かけて移動してくる選手もいます。本当に大変です。そういうのも含めて練習時間の確保ができません。15時半くらいからなんとか集まってこれるという感じでした。そこから出来ること限られます。

微妙に長くなってきたので記事を替えます。書きたいことが山のようにあるので1日1日が長くなる可能性があります。記録として残しておきたいなと思っています。しばらくお付き合いください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現在

2015-12-25 | 陸上競技
本日から中四国合宿のコーチとしてあれこれやっています。

時間的に厳しいので更新が滞る可能性があります。それでもなんとかやっていきたいと思います。

今回は400mHの指導です。こういう経験は勉強になります。意欲の高い選手達が多いですからこちらとしてはやりがいもあります。

まだ細かく関われていないのでどこまで指導できるか分かりませんが、やれることは最大限にやっていきたいと思います。

ひとまず、頑張ってみます。更新は期待しないでください(笑)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感謝の心

2015-12-25 | 陸上競技
昨日のblogアスセス数が半端なく多くなっていました。525人(笑)。アイドルのパワーはすごいわ(笑)。だからと言ってそこだけに合わせてblogを書くつもりはありません。一応「陸上日記」というスタンスでやっています。一時的な閲覧数の増加などを気にしません。が、驚いた(笑)。

他の人に何かを伝える。その方法は人それぞれだと思う。なんとなくやっている人には何も伝えることは出来ないと思う。それは私の視点からだけなのかもしれない。教室の中だけで何かをやって伝えられることなんて限られていると思う。私は「陸上競技」を通じて大切なことを伝える。教え子は「ダンス」を通じて大切なことを伝える。それが大切なんじゃないか。そこで伝えられたものを選手やアイドルたちは「何らかの形で示す」のだと思う。その行動が「第三者の心を動かす」可能性がある。物事に一生懸命になれる人の姿は見ている者に感動を与える。言い訳をしていたり逃げ道を作っていたらやっぱり人の心は動かせない。

昔授業で生徒をめちゃめちゃ怒ったことがある。ずっと寝ている。グループ活動の時もやらない。大切な時には休む。本気で怒った。ふざけた態度を取っていたら大人は本気で怒る。社会に出てそれでは対応できないから。その時別の人に「大人なんだからそんなに怒らなくても」と止められた。いや、そんなことを言っていたらずっとこのままじゃないか?!そんな気持ちが強くあった。卒業する時に後輩に対してのメッセージで「嫌いな教員に会っても我慢しろ」と書かれていた。私に対する当てつけね(笑)。それはそれで良いんだと思う。全ての人に好かれるのは不可能だから。

ツリー祭りで卒業生に何人か会った。一人は5月に出産してお母さんになっていた。今回ライブに誘ってくれた子と同じ歳。当時の話を懐かしそうにしていた。「携帯触ってるの見つかって先生に追いかけ回された」「怖かったー」と。旦那さんの前で悪口言うのやめてーと思ったけど色々と覚えてくれているらしい。そんな話はきっと数え切れないくらいあるんだと思う。

話を本題に戻すが、またアイドルの話。一番最後に全員が並んで話をしてた。それぞれのことを全く知らない私が聞いてどうなのか?!という感じですかね?それでも興味深く聞きました。それぞれの口から出てくるのは「ありがとう」の言葉。その舞台に立つまでに自分一人の力ではない。多くのファンがいてくれるから。そして言葉にはしなかったが、プロデューサーやRico先生、影で支えてくれる裏方の方、そして一番近くで支えてくれる家族。その人達への感謝の気持ちを言葉にしていた。苦しくて逃げ出したい時もあったはず。それでも今の場所に居られるのは多くの人の支えがあるから。そのことに素直を感謝の気持ちを示せるというのは大きなことだと思う。

「塩対応」という言葉があるらしい。しょっぱい対応?多分、そっけない態度を取ることなんじゃないかと思う。有名アイドルグループ?の人から出てきた言葉なのかな。それが良いという人も少なからずいるのだろう。が、普通に考えたらそんな対応が許される訳がない。それを擁護している人がいるから「大丈夫なんだ」と思ってエスカレートする。誰かが「違うんじゃないの?」って言わないといけないはず。それが上手く出来ていない。良いことではない気がする。

部活で指導する。これは全くもって当たり前ではない。これまでは何となくそこの部分が言わなくても伝わっていた。話の中でそういう話をすふから。多くの人に支えられている。自分一人でやっているわけではない。周りの人に感謝の気持ちを持ってやる。一番の恩返しは一生懸命にやる姿をお世話になっている人達に見せることだと。事あるごとに言い続けてきた。私個人としては「感謝されるため」にやっているわけではない。しかし、「指導するのは当たり前ではない」とここ数年は言い続けている。そこの感覚、本来であれば大切にしないといけない。根本的な部分。表面的な事を求める気はない。全てはつながっている。物事に対する姿勢は全てにおいて同じことなのだと思っている。

アイドルグループ、全員私より年下。教え子の教え子なんだから当然(笑)。が、こういう姿勢から学ぶことはある。年齢なんて関係ないんだと思う。年上でも学ぶことがないと思う人もいる。「感謝の心」を忘れてはいけない。初心に帰る。挨拶をきちんとする。ありがとうと言葉にする。大切なことなんだと思う。そこを自分の中で忘れてしまったら何も前に進めない。

このblogにも感謝の気持ちは書き続けている。前も書いたが「10人の法則」という本の中で心から感謝する人に直接会って感謝の気持ちを述べることの大切さについて触れてあった。実際に両親やお世話になってた先生方に挨拶をして回った。もちろん、私なんてまだまだ何もできないに等しい。それでも色々な人に出会ってきたから今がある。そこだけは大切にしたい。プラスであれマイナスであれ、出会ってくれた事により成長できている。その気持ちだけは持ち続けたい。

考える。自分が正しいとは思わない。が、全て間違っているとも思わない。感謝の心を忘れずにやっていこうと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイドルに想う

2015-12-23 | 陸上競技
少し日付が飛びます。それでも記憶に強く残っている間に書いておきたいと思ったので書いておきます。練習のことに関しても書いておきたいのですが、その前に。

23日、夕方からライブに行きました。この歳になって今更ライブか?!と言われるかもしれませんが。先日、教え子から「ライブをやるから見に来て」と言われたので行くことに。珍しく少し余裕があったので。ご当地アイドルである「山口活性学園」のライブです。

詳しくはこちらをご覧ください。単純にアイドル好きというわけではありません。教え子がこのグループに深く関わっています。振付をしていて「Rico先生」とメンバーから言われてかなり厳しく指導しているようです(笑)。

夢に向かって

山口活性学園

修学旅行2

実際は昨年の6月に前任校に来てもらって生徒に色々と話をしてもらっています。残念ながらこの時はすぐに人生がかかっていた中国大会に向かったので記事として残っていませんでした。「先生」としての立場から話をしてくれました。上述の山口活性学園の記事にもあるように、指導する立場として様々なことを考えながら指導しているのだと思います。

講演をしてもらった時、私が生徒にかなり厳しく指導をしていました。「お客さんが来るのになぜ時間を守れないのか?」という話。激怒していました。そのことを下の階で聞いていたRico先生は「来る前にいつもの声がきこえたー。普通なら私がやり易いように場を温めておいてくれるのに(笑)」と言っていました。まさに(笑)。が、その時に、「高校の時は怒られてるわーと思っていたけど今ならわかる。怒るってめちゃめちゃエネルギーが必要になる。相手のことをどうでもいいと思っていたら本気で怒ることはない。私も今ではメンバーに厳しく怒る」というような話をしてくれました。こちらの「想い」を代わりに伝えてくれた気がしました。

その子が育てたメンバーの頑張りを一目見てみたい。アイドルが好きとかではなくて「教え子の教え子」の姿を見てみたいという気持ちでした。

見ていて正直感動しました。この場に立つまでに死ぬほど努力してきたというのが伝わったからです。タレントが話をするだけでお金をもらう。ひな壇芸人と言われる人達を否定するつもりはありません。が、目の前で見た「ご当地アイドル」半端ないこの場に立つために様々なモノを犠牲にしてここに向けてやっているのです。ダンスの激しさが半端ない。最初に映像が流れたのですがRico先生が「全然ダメ」とダンス練習のところを否定している部分がありました。この舞台に立つために本当に見えない努力を積み重ねているのだと思います。

そしてダンス質の高さ。運動量の多さ。これをやるためにどれだけ練習を重ねてきたでしょうか。見ている人達を惹きつけるために本当に多くの時間を費やし練習に練習を重ねてここまで来たのだと思います。遊ぶ時間や何処かに行く時間などはないと思います。厳しい事を言われたとしても「絶対に目標を達成したい」という気持ちがあるからこそ涙を流しながらでもやっていけるのだと思います。あれこれ言っても最終的に本人達が本気になれるかどうかなのだと思います。前の記事にも書いていますが、練習以外の礼儀も必要になります。それをきちんと教えられているから「応援されるグループ」となるのかもしれません。

全てはつながっている。この子達がやっていることは「アイドル活動」だけで終わるとは思いません。ひいきするわけではなく、純粋に応援したいと思います。「教え子の教え子」というのもあります。が、それだけではない。一つのことに対して必死になるという姿は本当に素晴らしいと思う。

あれだけの時間動き続け、様々な振付を覚えてそれが出来るようにする。そこに対してどれだけの時間が必要になるか。「振付の意味を理解して表現する事で初めて相手に伝えられる」という言葉があった。正にその通りだと思う。何のためにやっているのか?そこが自分の中で理解できて初めて「目的意識が高まる」のだと思います。やらされるのではない。怒られるからやるのでもない。「自分の目標に対して必要だからやる」のだと思う。そういう気持ちになれば人は変われる。

本当に心打たれました。このblogで何かを紹介するということはほとんどありません。が、今回はあえて書いておきます。人は本気になれば輝けるのです。それだけは間違いありません。その行動が心を動かす。メッセージ性の強い曲が多いということでした。普通のアイドルのように「単純にお客さんに受け入れられる」ことを狙っているのではないと思います。私のやっていることも同じなのかなという気はします。ここは上手く説明できませんが。

全く別の分野でした。が、心動かされる部分がありました。他の教え子もその場を手伝っていました。二人ともめちゃくちゃ輝いていました。もう一人の教え子が2月にダンススクールの発表会をやるから見に来て欲しいと。この二人は今でも仲良く色々とやっているようです。教え子の教え子。この子たちの活躍は見守りたいと思います。

夢は叶うとは言い切れない。実際は努力をしたとしても叶う方が少ないかもしれない。それでも一生懸命になれない者は夢に近づく可能性さえもないのです。それをまざまざと見せつけられた気がします。周りが何と言おうと「やってやる」と強い気持ちで最大限の努力をした者にだけチャンスが生まれる。それだけは間違いないのだと感じました。

これまで言い続けてきたことは間違っていないと改めて感じました。迷うこともありますが、私は私の信じた道を進む。実際にこうやって卒業生が慕ってくれるというのは何よりも宝物だと思います。優しく接しているだけではありませんでしたが何かあったら連絡をくれる。そこに今まで私がやってきたことが現れていると思います。

山口活性学園。応援してください。様々な場所でイベントをしているようです。一生懸命にやっている姿を一度見てもらえたらと思います。

様々なことを感じることができました。教え子から学ぶ事が本当に多い。こういう機会を与えてもらえたことに本当に感謝したいと思います。ありがとう、Rico先生。しっかりと教え子を伸ばしてください!応援します!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体練習会

2015-12-22 | 陸上競技
日曜日、先月から始まった来年度の岩手国体に向けた練習会でした。少年選手中心に少し時間をかけながら強化していこうというスタンスです。これまでもやっておかなければいけなかったのかとしれません。が、過去のことを言っても仕方ありません。これからできることをやっていこうというスタンスです。私は「義理」と「人情」を重んじます。お世話になった人のために尽くす、恩返しをするというのは当然だと思っています。師匠がやると決めたのであればどんなことがあっても協力します。私からすれば「普通」のことです。私の感覚がおかしいと言われるのかもしれませんが。

次年度に向けて指導スタッフが追加されました。他県と比べると本当に少ない人数でやっていますからありがたいことだと思います。ハードルも1人入ってもらえました。私はヨンパに専念できます。同じハードル種目であってもショートハードルとヨンパでは種目特性が全く違います。今回からは県内で唯一ショートハードルを専門にしている先生が参加してくれているので本当に助かります。これにより私は短距離のサポートとヨンパに専念できます。

短距離指導にも関心はありますが「適材適所」ということで私はサポート(笑)。それでもかなり関わりました。課題は細かく声かけ。この辺りは結構シビアに見ています。気になる選手の動きがイマイチのときにはやはり指摘します。前半は全員一緒にやりました。知っている選手も何人かいますから役割を果たさないといけません。1時間程度は全体での基本的な動きでした。ある程度やってからパートに分かれて練習。

ここから専門練習にしました。今度の中四国合宿に参加してくれる選手とマンツーマンでの指導でした。そのため合宿のリハーサル。必要な動きを徹底してやっていきました。この時親しい指導者が練習の見学に来ていたので手伝ってもらうことに。ありがたいことに動画を撮って選手に示してくれたので本人もわかりやすかったと思いますね。本当に助かりました。

今回はかなり細かく練習計画を立てています。いや、正確にはざっくりですが参加選手にプラスになるように歩数などの組み合わせを考えてメニューを考えています。実際今はヨンパの選手を見ていないのでこういう機会を上手く使いながら計画している内容を確認しないといけません。この文章だけ見たら失礼だと思われるかもしれません。選手を利用して確かめているのか?と。まーそのようなことを言われるなら何もできないと思います。練習というのは「試しながやる」部分の方が圧倒的に多い。距離設定などは選手によって違ってきます。そこは実際にやりながら確認するしかない。

私も実際にお手本を示しながらやっていきました。まーまーの動きだったかなと思っています。我ながら(笑)。やりたい動きができる間はお手本が見せれます。そのうちこういう動きができなくなってきた時にどうやって伝えるかというのが大きな課題ですね。

言葉では上手く書けませんがかなり課題を決めて良い練習が出来ました。リズムハードルから一歩ハードル。これだけでかなり良い動きができるようになると思っています。これは本当に面白い。ワンステップハードルも含めてですが。今私がやっているハードルを使ったドリルは当たり前ですが「ハードル種目に活かせる」ものです。スプリントを意識したハードルドリルをやっています。これができるようになるだけで確実にハードルの動きが変わります。これを徹底してやっていければある程度のところまで対応できると思っています。

3歩ハードルから4歩までやりました。これだけでかなりの本数をやります。途中で課題を確認するためにワンステップハードルを取り入れながらやりました。ちなみに全ての種目は私が勝手に名前をつけただけなので分かりにくいと思います。興味がある方はいつの日か見てください(笑)。隠すつもりはありませんし、見ただけでこの練習の目的が分かることはないでしょうし。こちらが狙いとする部分を理解してもらってそこからスタートになると思っています。短時間で何ができるかは分かりませんが課題となる部分に関しては説明しました。

この場で私に出来ることは全てやりたい思います。もちろん、手の内を全て晒すことは今のところしません(笑)。全てを示しても理解してもらえないでしょうから。時間をかけて伝えていかないといけないことがたくさんあります。ハードルの基本に関してはかなり考えてやっています。普通の選手に対しても対応できるように工夫しています。それはしっかり考えながらやっていきたいと思っています。

今回指導した選手も意欲的。楽しい時間を過ごせました。動きを見ながら、できる事を見極めてやっていきたいと思います。こういう作業はこの上なく楽しい。貴重な時間だったと思います。指導させてもらえることに感謝したいと思います。良い練習ができたと自負しています。自分自身も自信が持てました。

中四国合宿、楽しみです。やれる事を最大限にやっていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合同練習3

2015-12-22 | 陸上競技
わざわざ記事の一つにして書く内容がどうかは分かりませんが、思い出したので書いておきます。

合同練習をする中で大学生が「先生見てもらって良いですか?」と自ら申し出てきました。走りを見て欲しいと。基本的に全体を見て指摘は続けていますが、「見て欲しい」と言われるとやはり意識して見ます。本人達に返すこともやりやすくなります。「少しでも動きを良くしたい」という気持ちがあるからなのだと思います。

これは高校の時の指導なのかもしれません。以前宮崎に行った時に選手が走り始める前に遠くにいる先生に合図をするために「T先生、お願いします!」という大声で叫んでいました。それにより周りも今から走るんだというのに気づきます。ひとりで複数種目を指導される先生であれば、短距離が走る時に他種目の指導をしていることもあります。単に走るだけではなく「走る姿を見てもらってアドバイスをもらう」という部分があるのだと思います。こうやって叫ぶことで他の選手も注目します。少しでも緊張感を持って練習をするための工夫なのかもしれません。

私は残念ながら短距離しか指導ができません。情けない話ですが。跳躍系を少しかじった程度。専門的に指導できるかというとちょっと厳しい。だからいつも短距離に付きっ切りで見ることになります。だから「動きをみてもらいたい」という欲求は選手の中から出にくいのかもしれない。見ることが「当たり前」となるから。指導しないで遠くから見るだけだとすると逆に「指導してもらいたい」と思うのだろうか。この辺りも私自身経験がないので分からない。そういうスタイルで指導をしたことがないので。

Mさんからの報告によるとその時には「見てもらっても良いか?」と言ってきた選手は総じて動きに変化があったとのこと。これが何を意味するか。繰り返しになりますが「私が指導したから」なんておこがましいことは一切思っていません。全ては「動きを変えようとした選手の意識」です。それ以外にはありません。他の選手にも同じように指導はています。それなのにある選手は変わる、ある選手は変わらないという事実。与える方云々ではなく「受け取る側」が自ら積極的に受け取ろうとするからそのような変化が生まれるのだと思っています。

元々の身体能力は高いと思います。大学生のほとんどは全国大会に進んでいた選手達です。各県を代表するような選手達ですから当然ある程度の力はあると思います。それでもまだ「やれることがある」と感じました。私がいつも指導しているわけではありませんからあまり突っ込んだ話をするのもどうかと思いますが、やはり股関節周りの動きがまだまだですね。それでこれくらいの動きをしているのですから持っている力はかなり上のレベルだと思います。

Mさん自身はある程度の動きができていました。が、この子も股関節周辺の動きがイマイチ。股関節の動的柔軟性が低いのでまた使い切れていません。しっかりとここが使えるようになるともうワンランク上の走りができるようになると思っています。スイッチングのタイミングが少し遅れ気味なのが気になりました。ここはハードルを使った練習を継続してくれれば違ってくると思いますね。もう少しそこの部分を強化するための練習を伝えておけば良かったと反省(笑)。ある程度の引き出しはありますからその中から動きにあったものを選択してやっていけたらと思います。私が関わることでこの子にプラスな部分もあればマイナスな部分もあると思います。そこの部分はきちんと見極めていきたいと思いますね。やはりMさんに対してはこちらも感情移入してしまいますから(笑)。

ウエイト中心のトレーニングなのかな?という印象を受けました。もう少し話を聞いてみたいですね。そこに強くなるためのヒントが隠されていると思っています。本人達が今どのようなことをやっているのかをきちんと理解した上でアドバイスなどができると良いのかなーと。いつもの事ですが関わると余計なことまで考えてしまいます。こういう部分を最低限にしていかないといけないと思っているのですが。せっかくなのでもっと強くなれたらなと思ってしまいます。

素直に強くなりたいと思える選手とやりたい。キツイことでも手を抜かず一生懸命に取り組む選手と一緒にやりたい。まだまだうちの選手は「やらされている」部分があります。年齢的にも仕方ない部分だと思います。少しずつきちんとやっていって見えない力を上げていけたらと感じました。大学生と一緒にやれた機会を生かしてもらいたいなと思います。時間は有限です。無駄のないように次に向かってやってもらいたいと思っておます。

まとまりませんね。お許しを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合同練習2

2015-12-22 | 陸上競技
続き。

比較的大人数の中での練習となりました。一応主催は私ですからこちらの思うようにやらせてもらっています。他校と一緒やることで刺激になると思っています。が、ストレスを感じるかもしれません。ここは兼ね合いが難しくなる。自分の殻を破る。そのためには他者の力を借りる。刺激にならないと言われたらそこまでの話なのですが。野球部が監督さんのつながりで春休みに他県と練習試合をすると話していました。今年甲子園出場した学校と対戦するそうです。これは大きなことだと思っています。我々はそうやって環境を与えていくことが必要になる。考え方や価値観の問題だと思います。

練習はとにかく大学生に引っ張ってもらいました。「強くなりたい」という気持ちがある選手達です。そういう部分から学ぶことは大きい。一緒にやっても仕方ないと思う選手がいればそこまでの話だと思います。そこから学ぼうとする姿勢があるかどうか。意欲が高い選手と一緒に練習すると楽しい。こちらも動きに対するイメージが湧いてきます。人数が多くなると一人一人を見るのが難しくなりますが、この日の練習では比較的細かい所まで見れたのではないかと思っています。

前日に思いつきで始めた足運びのための練習をこの日もやることに。普通にやるよりも意識しやすいのではないかと思っています。この手の練習であれば合宿などでやっても短時間で意識しやすいかなという気はしています。膝が開く走りをする選手が多いのでそこの部分を丁寧にやっていくことから。せっかく天気が良いのでしっかりと走りたいという気持ちもありましたが、時間をかけて丁寧にやっていくという部分は大切だと思っています。足運びともも上げ。これをかなりやりました。

そこからはいつも通りハードルを使ったドリル。スイッチングの動きを丁寧にやりたいなという気持ちもあります。全てのことをきちんとやっていったら時間が足りなくなります。どこかで折り合いをつけないといけなくなりますが。良い動きをする選手がいたのでお手本で何回かやってもらいました。速いから出来るのか、出来るから速くなったのか。これは分かりません。普段学内でやっている時にはこういうものを見ることは出来ません。見るだけでも全く変わってきます。やっていく中で大きな動きの変化を感じましたね。

スパイクを履いてからまたももも上げ。さらに強めに引っ張るもも上げ。この辺りも本数的にはかなりやったと思います。チューブ走もしっかりとやっていきました。膝締めとこの辺りの動きを上手く組み合わせていく事で動き自体が変わっていきます。丁寧にやるだけではなくしっかりと本数をこなしていくことでまた変わってくると思います。意識してもできないことはある。だからこそ本数をこなす中で感覚をつかむ必要があると思っています。

チューブ走とマーク走を組み合わせて何本かやりました。慣れない動きというのもありましたがまずまずかなという感じですね。終了後は各自で60mを数本、カーブ直線を数本ありやって終了。最後に補強して終わり。だいたい3時間半程度でした。もう少しできたら良いのですが時間が足りません(笑)

月曜日にMさんから連絡がありました。学校で走ったのだが感覚的に良かったと何人もが話をしてくれていたようです。これは私の指導した内容がどうこうというよりも本人達が意識して練習をしてくれたからだと思います。時間的にそれほど長い間できたわけではありません。それでも重心の移動の感覚をつかめたというのは大きなことだとと思います。こういう報告を受けるとやっていて良かったなと感じます。物質的な見返りではなくこういう精神的な見返りがあるからやっていけると思います。こういう機会を与えてもらえたことに感謝したいと思います。

感じることはたくさんありましたがとりあえずこの辺りでやめておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする