kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

変化するためには・・・

2015-02-12 | 陸上競技
水曜日、この日は休日。そのため朝からの練習としました。前日にトレーニングをしっかりやってからの朝練習ですからちょっとダメージが残っている気はします。だからといってやらないという話にはなりません。毎日の練習の積み重ねが大事なのですから。

練習を見ていて「変化がない」と感じていいます。卒業生に話をしてもらったり、過去のblogを見せて「競技に対する取り組み」を示しました。が、変わったといえるかと言えば「変化がない」というのが正確なところでしょう。劇的に変わる選手がいても良いのですがそれができません。リーダーがいないというのも大きな要因になっているのだと思いますが、こちらがイメージする練習への取り組みには届きません。ここ最近はこの手の「マイナス評価」が多くなっているというのも自分の中で分かっています。しかし、これだけ話をしても伝わらないというのはさすがにしんどいですね。

本当に「変わったな」と思うときは目に見えて分かります。取り組む姿勢が変わりますし、表情自体が全く違ってきます。これまで「変化」を見てきた分、今の変化のなさは正直辛いモノがあります。月曜日の練習は「やらされている感」が漂っていました。この手の練習をしていても絶対に強くならないだろうなと感じるものでした。私の指導が良くないというのもあるかもしれません。ここまで伝わらないというのは厳しい部分があります。たぶん、それなりのところまでは行くと思います。が、最後の一押しができないので「去年より少し力が付いた」レベルで終わってしまう危険性があります。必死さがないのです。

それでも練習はやります。ダイナマックスを使ってのアップから初めて基本的なドリル。見ていると「基礎の基礎」として位置づけている足運びも怪しくなっていました。練習は積み重ねです。前の段階ができて初めて次の段階に進める。しかし、それがなかなかできません。一歩進んだと思ったら4歩くらい下がってしまう。そのためドリルも十分できない状態となります。感覚作りというかなんとかいうか、根本的な部分ができない。この理由は明確だと思っています。「考えずにやるから」です。「やるように」と言われた動き、特に何かを考えるのではなく「やる」のです。それが「形だけ」となっていても関係ない。感覚作りになるべき練習を「やるだけ」でやっていたら何も身につきません。

強制的に動きを作るという練習も大事だと思います。考える余地を与えずに「とにかくこの形」という枠に当てはめる。それで伸びる選手もいるのです。しかし、それでは他者に説明することはできません。自分自身が何故やっているのか全く理解できていないのですから。こういう練習は「苦痛」だと思います。とりあえず「やれ」といわれたからやる。目的意識もなくやっているのでは効果は出ないのです。それが実際に繰り返されてい上手くいかない。意欲的に取り組むだけでも全く違う結果になると思うのですがそこまで到達できません。

かなりの時間を賭けてさらにフレキへ。これは月曜日よりできるようになっていました。が、女子は・・・変化なし。ここなんですけどね。「何とかしよう」と思えば人の動きを見たり待ち時間に何かをしようと思う。言われてからやるのでは「自分のため」にはなりません。時間を有効に使うためには「工夫」が必要です。

並走をやってからバトンパス。最後に走りました。短短が120m+90m+60m。短長がその練習のつなぎに60mを加えて行う。1時間程度で走りました。この部分の評価は割愛。

最後にシャフトを使ってランジとリズムスキップ。こういう練習に対する取り組みを見ると「意欲」が分かります。苦しい場面で楽をしてしまう。こういう選手はなかなか強くなりません。妥協してしまうからです。見ていて「妥協点が低い」と感じる者が2名。これは繰り返し言っていますが「変化なし」です。ここで何かが変われば大きな成長になるのですがそこまで持って行くことができない。これは指導力不足なのかなと反省しています。かなり話をしていますが「変化」するまで届かない。ここを変えられる指導者にならないといけないんでしょうね。力不足です。深く反省しながらどうすれば伝わるかを考えていきたいと思います。
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トレーニング負荷を増やす

2015-02-12 | 陸上競技
火曜日、前日と比べると少し暖かくなっていました。前日は本当に寒かった。少しずつですが暖かくなってくれることを祈っています。難しい部分ですが。

朝練ではバランスディスクを使ったトレーニング。これも「慣れ」が出てきてちょっと考えないといけないかなと感じています。まずは負荷を増やしておくことにしました。慣れてくるとある程度のことはできるようになります。しかし、これをそのままやっていたら練習の効果は出てきません。明らかに余裕が出ているので重量を増やしていくことに。最近は「マイナス面」が目につきます。コーチングの基本は「ほめる」事だと言われます。もちろんそういう部分で「やる気になる」というのもあるでしょうが、実際は「マイナス面」の改善も必要不可欠です。そこも考え方だと思います。私は一応「全員をなんとかしよう」というスタンスでやっています。一部の者だけが突出して強くなればいいとは思っていません。そうなると「マイナス面」の改善も必要になるのです。ほめてほめての練習では「問題点の改善」から目をそむけてしまう部分になるからです。

午後の練習も同様。シャフト補強では重いものと軽いものを組み合わせています。重い方を2.5~5kg重くするように指示しました。これだけで随分変わってきます。導入当初はかなり重いものでやっていましたがきちんとした突出しができなかったり故障する者が多くなったので「早く動かす」ことを狙いに練習を組み立てていました。しかし、それだけでは不十分だと判断し「重いモノ」と「早く動かすモノ」に分けて行うようにしました。筋肥大を狙いとはしていませんが最大筋力を増やすためにはやはり必要な要素だと思います。見ているとやはり「甘いな」と感じている者はこういう部分で顕著に出ます。本人はいたって本気でやっているつもりなのでしょうが細かい部分が雑になります。ここでどういう取り組みをするかというのが非常に大事な部分です。男子は追い込みきれるようになってきているのですが女子が数名・・・。こういう部分の姿勢と競技力の伸びには相関関係があると思っています。最後まで正確に動ける者と苦しくなってくると動きが雑になる者ではやはり最終的に到達点が違ってきます。そこを自分で理解して取り組んでくれるかどうかの問題。難しい部分だとは思いますがやはりそれくらいはできるようにならないといけないと思います。

シャフト補強終了後は補強サーキット。これは通常通り。負荷を増やそうと思えば自分で間を短くするしかありません。のんびり歩くのかジョグで移動するのかでずいぶん負荷は変わってきます。1時間程度で練習を終了させなければいけないと思えば一つ一つの動きを機敏にする必要性が出てくる。「自覚」の問題だと思っていますがなかなか難しいですね。スナッチは重くするように前回指示をしていました。まずまずかなという感じですが、股関節が開かない者がいます。。そうなると上げる高さが高くなるので瞬発的な動きの速さが出なくなります。一瞬で力を使いたいのですがこの部分が弱くなると、全身を使って動かすという練習が「力」だけで動かすようになってしまう。結果、腰を痛めたりという悪循環を生む。狙いから外れると色々な弊害が出てきます。きちんとしたフォームできちんとした動きをするように心がける必要性があります。

練習後、私は卒業生と食事へ。以前から約束していたのですがなかなかタイミングが合わずに。一人は先日学校に来て在校生向けにミーティングをしてくれた卒業生。もう一人はクラス担任をしていた子でした。一昨年の夏にも3人で食事をしましたがそれ以後の積もる話を聞きました。卒業した後にもこうやって関係が続くというのは本当にありがたいなと思います。それなりに気にかけてくれているのだという部分。色々と「うーん」と思うことが増えてきたのですがこういう部分があるからなんとか仕事を続けていけるのだと思っています。楽しい時間を過ごすことができました。感謝。
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寒さの中で

2015-02-12 | 陸上競技
月曜日、練習は通常練習としました。朝からかなり雪が降っていて「積る」というところまではいきませんでしたが結構な量の雪が降り続いていました。この寒さもあり朝は室内で補強をすることにしました。先日から体調不良者や故障者が多く思うような練習ができない状況があります。故障をして治るまで待っておくというのではいつまでたっても完治はしません。いや、完治するかもしれませんが3か月もかかっていたら高校の部活動は終わってしまいます。このご時世ですから「そこまでしてやらなくていい」といわれる可能性はあります。走であれば仕方ないと思いますね。

話が若干それますが以前、「腰が痛い」といって練習ができないと言われたことがあります。比較的大きな試合の前でしたが痛くて練習できないというので治療へ。治療したため土曜日の練習ができず切り替えて翌日にやろうというと「用事があるからできない」との返答。1週間後に大きな大会があるにもかかわらずでした。結局は「遊びに行く」という水準の用事。保護者と話をしましたが「教育方針として痛いといえば走らせない」と言われ話は終了。これ以上のやり取りは「無意味」だと思います。基本的な考え方が大きく異なるのでどれだけ「必要性」を説いても絶対に平行線のままです。結局、部活を辞めたのですが次の日からは全力で体育をやっていたようです。ひょっとしたら「翌日から奇跡的に腰の痛みが完全にとれた」のかもしれません。確率としては低いと思いますが否定はできません。この頃、あちこちから「ひどい言われ方」をしていました。私の指導が悪かったのでしょう。何とも言えない状況ですが・・・。

とはいえ、いつも無理をさせているわけではありません。やらなければいけない「時期」があると思っています。書いていて思い出しましたがチームの状況が悪い時にポイント練習をさせて後で「足が痛いのに走らされた」と言われたこともありました。ウエイトオーバーが主たる原因の足の痛みでしたからある程度運動量を確保しないといけません。それでも「足が痛いのに走らされた」という評価を受ける。コミュニケーションがきちんと取れていなかった証拠だと思います。他校の選手からはあれこれ質問され慕われる傾向がありましたが、自分のところの選手は「指示を聞かない」というのがありました。不思議な現象です。私の指導が内部と外部で大きく異なるとは思いません。学内では「痛いところを突かれる」ということが多々あります。嫌なことを指摘されるからそうならないように距離を置く。こういう関係があったのかもしれません。いい状況になるはずがありませんよね・・・。今だったらもう少し上手く対応できたかなと思います。分かりませんが。

話が大きく異なってきました(笑)。何の話か分かりませんね。寒くなるとどうしても血液循環が悪くなり疲労が抜けきらなくなります。ここへの対処が必要です。「自分のためにやる」という感覚があればそれなりにやることが見えてきます。これは口うるさく言い続けないといけないのかもしれませんね・・・。少し前に比べると多少なりと変化はみられる気がします。多少なりと・・・ですが。

この日の練習は人数が微妙だったこともあり少し違った形で練習をすることにしました。動きの切り替えに課題を置いていつもやっているのですが、この部分に少しリズムというか交互に切り替えをするようにしました。分かりにくい内容ですかね。いつもは同じ脚で連続でスイッチングをするのですがこの日は交互に切り替えをしました。難しい動きではないと思うのですがなかなかできません。こちらも指示を出しましたがなかなか伝わりません。もも上げのリズムの中でやるだけなのですができない。これを工夫して待っている間に動きを確認するという自主的な行動が上手くできません。できないのは仕方ないと思いますが、「何とかしてやろう」という感覚を持ってもらいたい。自分のための練習という感じを持たせるというのはなかなか難しいものです。

それからチューブとフレキ、マークを使って加速段階の最初の部分の確認。リズムと脚運びを繰り返しました。見ていると最初の一歩が出ても二歩目が出ないというのが多々あります。これを改善しないと上手く加速できないと思っています。フレキを使ったのですが何人かは怖がって上に抜けてしまいます。いや、この部分は問題だと思いますね。フレキはぶつかっても痛くはありません。それなのになぜ逃げるか?真っ直ぐ足を運びたい部分と次から次にリズムよく足を出していく感覚をつかませたいと思って実施しています。上に力が逃げるとそこで走りは終わってしまいます。最初からマークだけでやればいいのかもしれませんが、そこは道具を使っての工夫だと思います。少し高さがあると意識しないと上に抜けてしまいます。だからこそ「意識して抑える」という感覚を持たせたい。あえての「フレキ」です。

かなり本数を重ねてから最後は60mを何本か繰り返しました。何人かは上手く加速できるようにありつつあります。が、油断すると「競争すること」にメインが移っていました。一緒に走るので「勝ちたい」という気持ちが出てくるのは仕方ないと思います。走練習で追い込んでいるときとは少し違うと思います。追い込み練習の時には自分自身に負けないようにする、チームメイトに負けないようにすることで自分自身を追い込むことができます。負けても仕方ないと思いながら走るのは無意味になってしまいます。が、こういうスピード練習や技術練習の時に他の人を意識しすぎると走れません。また元の動きに戻ってしまうからです。ここは考え物。自分の動きに集中することを優先すべきだと思います。

まだまだ求めることが伝わりませんね。難しい部分です。それでも少しずつ改善していくしかないと思っています。ぼちぼちですね。
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