kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

再起動を

2021-07-21 | 陸上競技

火曜日。とにかく熱い。skyは2学期制ということなので終業式はありません。ぎりぎりまで学校。これもなかなか。午前中は体育祭の準備。午後からは大掃除、全校集会、LHR。途中ogw先生から連絡あり。「まだ学校やっているの?」という感じでした(笑)。夏休みが通常よりも1日早く始まるので1日早く1学期が終わったということ。ずるい(笑)。そのことを伝えると、「去年自分たちだけ長い夏休みだったじゃないか」という指摘。確かに(笑)。過去のことはすでに忘れかけています。

 

前日にタブレットにフィルムを張ったりカーバーをつけたり。色々な「雑務」がありました。一斉に時間を取ってやれればいいのですが五月雨式にやる。これはかなりダメージ。さらにその日に高校野球の補助員で不在の生徒たちもいるので最後の日に残して実施。かなりの時間を要しました。これは・・・。もう少しシステマチックに実施できるといいのですが。恐ろしほどの負担。やるしかないとは思いますが・・・。

 

そのため練習には微妙に遅れていくことに。行った時にある程度練習が進んでいました。先日から1年生女子に「雰囲気をよくする」ことを求めています。声を出す。先日、3年生の投擲の選手が練習の手伝いに来てくれたのですがその時は一人で声を出してくれていました。「声を出したら強くなるのか」という人もいると思います。しかし、雰囲気は大事。与えられて作るのではなく自分たちで作っていかなければいけない。これまでのように「圧倒的な力がある選手」は少ない。そうなるとかなりの苦戦が予想されます。そうであれば「雰囲気」を作ることからスタート。まだまだ足りない部分はありますが意図的に大きな声を出していました。変わるチャンスだと思っています。

 

練習に関してはMさんに特化しての指導。リレーはkbt先生、跳躍投擲はkd先生が付いて指導されています。ありがたいことにハードル指導に専念できます。事前にインターハイまでの練習の大まかな流れを作成しました。これをkbt先生に見てもらって修正を加える。とにかくやれることは最大限にやりたい。中国大会の前も数日間全く練習ができないときがありました。今回も色々とあって最大スピードで走れない日が続きました。この日も危うい感じでしたがなんとか事なきを得る。不安もありますがやるしかないかなと。

 

最初に1足詰めで5歩ハードル。これは単純にハードリングの確認というレベルの動きです。以前と比べるとかなり抜き足が改善されています。シャープになってきました。どうしても女子のハードルでは抜き足が開きます。接地局面での開きが目立つのですがこの日は目標としている動きに近づいていました。これができると走りが安定します。数か月間かけてやってきた部分です。中国総体以降はよりシャープさとコンパクトさを求めてやってきました。体幹のこともありますがやっとやりたい動きができるようになってきたのかなという感じがします。

 

そこから1台目まで。スタンディングからとスタブロから。腰の位置の確認と最初のリズム。反応が良くなっていますがリズムの部分が微妙。その部分も含めて調整を。途中短距離と一緒にスタートさせてもらいある程度の感じがつかめてきました。こういう部分でのセンスはかなりあります。同じ練習を繰り返しやっていって作らなくてもある程度やれば改善できる。羨ましいセンスです。

 

そこからこの日の課題としていて5歩ハードルを。前回の記録会で中間以降走れない部分がありました。感覚的に「届かない」と感じていたようです。前半で上手く乗れていないというのもあったと思います。そこに対して対応策を練りたいなと思っていました。スピードが上がってからどう処理するかという部分もあります。この日は意図的にそこを考えて5歩ハードルと3歩ハードルの組み合わせを。5歩ハードルでスピードが上がってきてその段階で3歩に戻す。3歩ではsぴーどが上がり切らない部分もありますがここに5歩ハードルを組み合わせることで高いスピードでの練習になります。2本を1セットにして4本。5歩ハードル4台分、3歩ハードル2台分です。

 

再起動。そんな感じです。これまでのことをいったんリセットしてからもう一度作り直す。これをこの1週間でできればいいのかなと思っています。すべてが0になるわけではありません。だからこそこういう部分をしっかりとやりたい。これまでの積み重ねの中でやってきたことと今やりたいことをきちんと組み合わせる。かなり感じが変わってきました。

 

ショートハードルの男子は前回に引き続きユースハードルで。記録会のハードルは硬かったので2台目で抜き足をぶつけて流れが終わり。途中から5歩になりました。スプリントも不足している。この中でどうするか。これまで浮きまくっていたハードリングを攻める感じにしています。そのためにはユースハードルが一番いい。インターバルを走るために1.5足詰める。本当は入学当初からこのレベルの練習でよかったのではないかなと思います。いきなりハイハードルを跳ぶメリットは全くない。どうしても結果を求めたくなります。身体もできていない、スプリントもない。その状況で結果は出ないと思います。一回の練習で速くなるのであればそれでいいですが、大半の選手はそんなことはありません。合宿で指導して結果が出たから自分のおかげだという人は本当にすごいなと思います。「感覚」がという意味です。私にはとても思えませんから。

 

やりたいなと思うことがいくつかあります。目の前の選手の状況を見ながらやっていけたらいいなと思っています。技術的なことも、姿勢の部分も。気づくことはしっかりとやりたい。

 

思うことは常にあります。こういう性格ですから。自分自身も再起動をかけながらやっていきたいなと思います。

コメント
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