kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

色々と考える2

2021-07-06 | 陸上競技

前の記事の続きになるでしょうか。ちょっと考えていることがあるのでそれを記しておきます。批判的な意見も出ると思います。人の考え方はいろいろとあります。何かをやれば何かができない。とはいえ、何もしないというのは良くないかなと。

 

4月以降、異動してからタイミングが合えば前任校の指導をさせてもらっていました。さらには親しい指導者のところの選手の指導も。私が異動したことにより短距離の指導が受けられなくなったというのはあります。もちろん、自分たちだけでできるくらいの理解と意欲はあります。何もわからない学校と比べるときちんとした練習になっていたと思います。もちろん、自分たちでやることで動きが崩れたりしてしまう部分に対応できないというのはあります。そこを時々修正できたらいいのかなという感じでした。今の3年生女子や2年生女子は「私がいるから」という部分で学校を選んでくれた部分があります。ここに対して本当に申し訳ないなという気持ちもあります。最大限のサポートができればいいなというのは偽りのない気持ちです。

 

同時に親しい指導者のところの選手。リレーで「準決勝に残りたいという話をいただきました。これまでほとんど専門的な練習ができていない。その中で力がある選手もいたのである程度の結果を出していました。3年背が最後の県総体でリレーをやるということでそこに対して短時間でできることを伝えることになりました。同時にハードルの選手もいたのでそこに対してのアプローチも。専門練習を何度もできるわけではありません。限られた時間の中で「何が必要か」「優先順位はどこにあるか」を考えながらやっていく必要がありました。

 

それぞれの学校で取り組みがあったと思います。別に私が何かしたから結果につながったとは思いません。しかし、「一因」であることは間違いないと思います。skyに求めること、前任校に求めること、他校に求めること。目の前の選手の状況に応じて「やるべきこと」が明らかに違います。普段の練習の内容も違うので一律で同じ内容をやるというのは良くないなと感じて指導させてもらうようにしていました。その中で私自身、多くのヒントをもらいながら自分自身の指導を見直すことができました。指導させてもらうというよりも様々な選手に対して関わることで「勉強させてもらう」という感覚が強くなりました。

 

実はここに「これからの指導のヒント」があるのではないかなと感じました。合同練習、合宿をやることは簡単です。レベルの異なる選手たちを一堂に集めてあれこれやればいいのですから。しかし、これまで見てきてそれが「定着」するレベルにならないのだと感じました。その選手にあった練習ではない場合が多い。言葉は悪いかもしれませんが、「なんとなく競技をやっている」選手と「競技力を高めようとする」選手では必要な要素が異なります。一律で練習をすることで「効果がない」ことをやっている場合も往々にしてあるのではないか。そんな気がしています。

 

そうであれば「状況に応じた指導」を「個別」にやるほうがいいのではないか。地区の競技力向上委員として「地区の活性化」を図る必要がる。繰り返しになりますがそれぞれの「レベル」に応じて必要な要素が大きく変わってきます。学校の取り組みのレベルに応じて提供する内容が変わるほうがいいのではないか。「なんとなくやっている」という選手も多くいると思います。そうであれば「細かい技術」や「スプリント理論」を徹底するのは難しい。継続性が生まれないからです。

 

そうであればそういう選手に対しては「身体づくり」の部分の指導をすればいいのではないか。まずは基礎的な補強を教えていくことで「少しずつ強くなる」ことができます。細かい技術よりも大ざっぱな動きを教えていくことや「練習の組み立て」を教えることで競技力の少しずつのレベルアップにつながっていくのではないか。また、そういう指導をすることで顧問の先生と関わりながら方向性を定めていくことができるのではないか。大人数よりも個別に学校を訪問させてもらって「状況に応じた指導」ができればいいのかなと感じました。

 

同時にある程度の「競技志向」がある選手に対しても「個別」にそのニーズに合った練習の提案などをしてく。ハードルと身体づくりに特化してもいいのかなと思っています。もちろん、skyが最優先になりますが必要に応じて学校を訪問させたもらってその場で必要な指導をするのがいいのではないか。過剰な部分ではなく課題となる部分を顧問の先生と共有しながらやっていくことで「選手の育成」だけではなく「指導者の育成」にもつながるのではないか。競技に対して「面白味」を感じてもらえると選手と指導者の距離も近くなるのかなと。

 

こういう部分で「敷居を下げる」必要があるのではないかと考えています。合同練習や合宿に参加してもらってもそれぞれの顧問と話をする機会はそれほどありません。時間的なものもあるので。そうやって「小さな関わり」を増やしていくことで「顧問」と我々の距離も近づく。少し前に親しい指導者のところに指導に行きました。バトンの話を少しだけする。その時に副顧問の先生も近くにいらっしゃいました。話を聞いていて「面白い」と言われていました。何をやっているのか知らないままグランドにいるよりも「こういうことをやろうとしている」「こういう練習をすればいい」というのが分かってくるとみていて楽しいと思います。そういう「意見」も今の考えの根底にあります。「競技」は楽しい。それを感じてもらえる機会を作れるかどうかは大きな話だと思っています。

 

これからまだ地区委員長と話をしている段階です。競技力向上委員長にも相談しました。今後の指導の展開を考えさせてもらいたいと。できれば学校を離れてそれぞれの学校で何度か指導させてもらう、関わらせてもらうことで「状況に応じた指導」ができるのかなと。今のskyは指導者が複数います。もちろん、私自身貢献させてもらいたいといいう気持ちが強くあります。でも、今なら時々グランドを離れても対応できるのではないか。その分、県内の陸上競技のために役立てるのではないか。そう考えています。一人でやっていたら間違いなく無理。基本的には「自分のところの学校が最優先」です。ここは変えられません。しかし、何かを変えなければ「頭打ち」になってしまう。

 

それぞれの段階に応じて「補強」が必要であればそこを中心にやる。基本的な動きが必要ならそこをやればいい。上を目指す選手がいるのであればそこに合わせればいい。個別対応ができるのであればそこをやっていく。これまでは「顧問との個人的なつながり」のなかでやってきました。が、このパターンだとなかなか「行動に移す」ことができない顧問もいると思います。無理やりでも巻き込んでかないと変わらないのかなと。

 

この辺りは考え方があると思います。今の時点でなんとなく考えているだけです。早い段階で詰めていって行動に通したいと思いまs。地区だけではなく県内であちこちに行っていろいろなことができたらいいのかなと思っています。これは賛否があると思います。分かっています。それぞれプライドもあるでしょうから「別に必要ない」という人もいる。が、学ぶこと意見交換をすることは自分自身のためになります。そこは私にも言えることですが。

 

まとまりません。なんとなく考えています。こんな感じです。結構まじめな話。また書きます。多分。

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色々と考える

2021-07-06 | 陸上競技

思うことを。なかなか書けないのもあってフラストレーションがたまっています(笑)。

 

先日から色々と考えることがあります。前の記事の後半部分にも重なるのですが。選手を育てるという部分を考えると今の状況では厳しいなと思うことが増えています。これまで間違いなく「学校の教員」による「尋常ではない負担」があるから「部活動」が成り立っていました。私たちのように「陸上競技にかかわることが好き」という教員の「無償の負担」があったから成り立っていたと思います。逆に「それほどやりたくない」という教員も「公務分掌」としてやっていく必要があるので強制されている。難しいのです。

 

今回、中国大会の引き受けがありました。前回の時と比べて圧倒的に負担が大きかった。その反動が1週間以上続きました。私が担当している部署はかなり大変なのですが、役員が8人しかいませんでした。全く休憩ができない。専門委員というのもあって6時過ぎから19時くらいまで座る時間もないくらいの仕事量でした。他の部署も忙しいと思いますが、仕事量としてはかなりのものです。ぜひとも他の人にも経験してもらいたい。

 

この時感じたこと。これまでであれば出場選手がいないという状況であっても「地元開催」ということで手伝ってくれる教員もたくさんいました。が、今年度に入り私の部署の役員も半分以上は初めて競技場に来るという方々。こうなると「行きたくないな」と思う部分が増えると思います。「皆さん協力してください」といったとしても「ぜひやります」という人は明らかに減っている。この状況下で今後活動ができるのかどうか。生徒引率がないのに「協力してください」という話で競技場に足を運ぶ人は明らかに減っていると思います。これは私が別の部活動の引率した時のことを考えたら「よくわかる」内容です。できれば避けたいという感覚があります。

 

ここには何があるのか。やはり、陸上競技自体にそれほど興味が持てないというのがあると思います。「顧問をしなさい」と言われたからやっている。半強制的に顧問になってそれで引率をしなさい、指導をしなさいと言われても「何をしたらいいのか?」となると思います。短距離系よりは長距離のほうがまだやりやすいかもしれません。短距離は種目数も多く求められる部分も異なってくる。跳躍も投擲も同様です。より専門性が求められる種目があるのでそこに対して「きちんと指導ができるようになる」というのは困難を極めます。やっていない人にとってはかなりしんどい部分があるのかなと思っています。

 

私もそれなりの年齢になりました。今年で45歳になります。中堅という感じなのでしょうか。私が若い時にはギラギラしていたので少しでも多くの指導ができるようになりたいと勉強させてもらっていました。これは自分が欲しているからだと思います。この部分は多分他の人よりも圧倒的に多いと思います。ある意味「普通ではない」と(笑)。それは私だからなのかもしれません。

 

ずっとずっと「もったいないな」と思っていました。せっかくのチャンスがあるのだったら自分で勉強すればいいのになと。私は県外に行くことも惜しみません。kd先生から教わった部分が大半を占めています。常に「全国で勝負したい」という想いをもってやっていました。「中国大会にいけたらいいな」とか「インターハイにいけたらいい」という感じではなく「絶対にやってやる」という部分が大きかった。だからこそ妥協せずここまでやってこれたのではないかなと思っています。同じ感覚を多くの人に求めるのは不可能だと思います。私みたいな人間があちこちにいると面倒なので大変なことになると思います(笑)。

 

kd先生がずっと言われていた。競技力の向上のためには「指導者を育てるのが一番早い」と。が、現実問題として「興味を持てない」人が圧倒的に増えている気がします。大会運営に関しては「運営が得意な人」「運営に興味がある人」がやればいいとずっと思っていました。私自身は「現場で指導する」ことがメインでいいと。専門委員になって「指導」も「運営」もやる必要が生まれてきました。とはいえ、軸足は常に「競技指導」に置きたい。今は競技力向上委員という微妙な肩書もあります。こうなると何かしらできないのかなと模索するようになります。結構真面目に。

 

これまでも何度も「合同練習」や「合宿」が実施されてきました。が、実際そこの場面で指導者が育成されたのかというのは難しい部分です。昨年度、kd先生がこれまでの集大成として「短距離の指導」に関しての文書を作られました。実際に指導もされました。その場に多くの選手と指導者がいましたが、そこで教わったことを実際に練習で行っている人がどれくらいいるのだろうか。「基礎基本」を身につけていくことである程度までは競技力が上がります。間違いない事実です。しかし、それを継続してできないという問題点がある。もったいないなと思います。ヒントをもらっているのにそれが実行できなければ競技力の向上にはつながらないのですから。

 

この部分の感覚は人それぞれだと思います。私の感覚が正しいとは一切思いません。違う感覚の人のほうが多いでしょうから。それでも自分自身が何をするのか。何を伝えるのか。ここに関しては考えたいと思います。私がkd先生に様々なことを教えてもらったのはkd先生が今の私の年齢の時くらいからだと思います。そうであれば何かしら私も還元していかなければいけないのではないか。そう感じるようになりました。

 

興味が持てない人もいる。そこに対してどのようにアプローチしていくのか。ここも自分の中で見極めていきたいと思っています。考えていることがあります。これはまた別の記事にかけたらいいのかなと思っています。各方面と相談しながらやっていけたらいいなと思います。多少なりとも生きている意味を感じたいと思います。

 

また書きます。

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