kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習を見させてもらう

2021-07-25 | 陸上競技
木曜日の続き。午後からはymcとhoshoの練習を少し見させてもらうことに。タイミング的にsmshoも一緒にできる部分だけ一緒にということで。smshoは夏休みに入ったので単独で強化練習をするということでした。この時期はどこも色々やります。ymcやhoshoも同じ感じだと思います。こういう機会に色々な選手の動きを見させてもらえることはありがたいなと思います。

当初はhoshoの選手が立てているメニュー通りにやるかなという感じでした。が、この時期な大まかに走ったりするよりも細かく走りの基礎をやる方がいいのではないか。足運びをきちんとやってそれを走りに落とし込む方が効果的ではないか。そういう思いもありました。こういう機会にもう一度基礎基本を徹底しておく。走る練習はどこでもできます。逆に基礎基本はきちんと教えられないとできない部分もあります。この辺りのことも考えながら対応。

最初に軽く軸とバランスをやる。これはお決まりのパターン。走る前にここだけは確認しておきたいなという部分です。そこからその場での膝締め。ほとんど進まない状態での膝締め歩行。これを何度も繰り返しました。できない選手もいます。この部分はすごく重要だと思いますね。意識というか取り組みの部分が出てきます。「動きを変えよう」という意識で取り組むのか、「何となくやる」という感じでやるのかで全く違います。こういう合同練習で指導する時に私が言う話ではないと思っています。これがskyの選手であれば言います。今はskyにはそんな選手はいませんが。

せっかくの機会をどのように生かすか。もちろんいつも書いている部分ですが「行けと言われたから来た」という人も多いと思います。これはほぼ意味がない。合同練習の目的は親睦を深めるという話ではない。速く走るために必要なモノを身につける機会だと思っています。この日に参加されていた顧問の方は一生懸命に指導に参加してくれていました。気づきをきちんと伝えていく。ここはすごく大切だと思っています。なんとなくやっている選手に対して指摘してあげることで変わるチャンスになります。

飽きる可能性はあるなと思いながら基礎的な部分(足運びの基礎)まだで2時間近くやったでしょうか。これは飽きる(笑)。それでも本当に必要だと思えばやります。この時点で捻挫したと言って練習を抜けたり、足が痛いと言って練習を抜ける選手もいました。普段やらないことなのかもしれませんが、何かを成し遂げようと思えばある程度のことはやらないといけないと思います。また、途中で「用事があるから帰る」という選手もチラホラ。まーそう言うことなんだと思います。

練習がある時はそちらを優先的にする。これは我々の中では「当たり前」のことだと思っています。あらかじめその時間帯に練習をするのは分かっているからです。それなのに別の用事を入れる。仕方ない部分はあるかもしれませんが、その日に決まったことではありません。こういう根本的な部分をこういう場で教えるという気にはなりません。冷たいのかもしれませんが。それは別のところでやってもらうしかない。

以前から指導をする機会が色々な場面であります。が、この辺りはずっと課題でした。「やる気がないなら帰っていい」と口にしていた時期もあります。どうしてもそちらが目につくので。ある時からイラっとする部分はありますが、気にしないように心がけています。きちんとやりたいという選手に合わせる。それがこういう場面で大事なことだと思うので。こういうスタンスは批判されるのかもしれないですが。

練習の話に。そこから坂道でスイッチング、スキップなどの進む動きを入れていく。先日セミナーパークでやった練習を復習という感じでしょうか。坂道で進まない部分をその後平地に戻って進み始めるといえ感じですね。膝締めなどは徹底的にやる必要があると思っています。地面に力を加える部分も同様。難しいことをやるのではなく基礎基本を徹底する。それを少しずつ走りに繋げていく。前に進むと簡単に動きが崩れます。1日やったくらいで動きが安定するのであれば苦労はしません。何度も何度もしつこくやっていく。自然にその動きができるようにする。時間がかかります。色々なものの組み合わせの中で走りを作るという感じですね。

smshoは途中からグランドで走っていました。150+60を6セットやったということでした。よく走ります。こういう姿を他の選手たちが見てどう思うのか。力があるチームでもしっかりと走る時には走ります。力がないチームは??となるかどうか。

他の選手たちは坂でやったことを平地でやるという感じでした。マーク5歩、二次加速マーク、前半マーク、40↑30→。最後にタタタ。これも選手が計画したメニューに沿ってです。合同練習であれば特化した方が良いかなという印象。あれこれやるとぼやけます。普段の練習であれば大丈夫だと思います。しかし、初めてやる練習などもあるでしょうから特化してやる方が良いなと。まーこれは私がそこで止めてやっていけば良かったと思うのですが。

普段の練習とこういう場面での練習は違います。その部分を理解しておかなければいけません。これは今後の機会に生かせるかなと。あれこれやってボリュームを増やすと結局、何も身に付かない。変化は生まれやすいのかもしれませんが定着という部分に関しては少ないかもしれません。そういう部分も含めて私自身が勉強になりますね。考えていかなければいけません。

とにかくこういう機会では考えることがあります。自分が指導をするとはいえそこに至るまでどうするかという部分です。今後のことも考えながらやっていけたらと思います。

私がこうやって色々な場面で指導させてもらうことで、地区の強化につながるのではないかなと考えています。自分のところだけではない。競争が生まれなければ強くなることはない。指導させてもらうことで自分自身の力も上がります。最終的に私が選手に還元していけるかどうかの部分です。

色々と感じることが多かった時間となりました。とりあえず記録しておきます。
コメント
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